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バイロイト音楽祭2008年 ニュルンベルグのマイスタージンガー [オペラ映像]

映像を見ました。映像のほうが、音声だけより、歌手の声がよく聞こえます。ネットラジオ録音とは印象がかなり違います。特にワルター・フォン・シュトルツィング(フォークト)はずっといい感じです。見ながら効果もあるのかもしれません。でも、全体的には、設定がどうなってるのかよくわかりませんし、総じて騒々しいというかうるさいです。そうそう、フォークトって、フォーマルスーツ姿がとても似合って、かっこいいです。鮮明映像で見る顔、容貌魁偉の部類かも・・ですが、舞台ではこれぐらいでいいかと・・ 声に迫力があればねぇ・・



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ワルキューレ バイロイト2010 [オペラ映像]

2010.8.30 BS2での再放送、幕間は全面カット、通常の3分間風景映像でした。もう生放送じゃないからってことでしょうか。幕間のおしゃべりはいらないという視聴者もいますが、あっても邪魔にはならないでしょう。早送りできるのだから。知らぬが仏の視聴者はともかく、知っててBS2だけ視聴とか、BS2しか視聴できないという視聴者に対して、皆様のNHKは不誠実だと思います。

 アナログ放送録画でざっと鑑賞後の感想。一言で言えば、管弦楽はともかく聴けますが、歌つまり声がつまらない。

 声と歌は置いておいて、視覚的に役に合っているとは思えない人、一にジークムント。もう開き直っているとしか思えない肥満。超ドタ足に目が釘付け。大根度も凄い。わざとじゃないかと思っちゃうほど、肝心の場面でダラダラ動く。二にブリュンヒルデ。こちらも肥満こそオペラ歌手のタイトルと思ってるんじゃないか。一段も二段も肥満度が上がった。新国新演出のときのほうがはるかによかった・・今回は扮装もよくない。

 演出氏が「正しく語れば語れば自ずと・・」と言っているにしては、奇妙きてれつなものがけっこう目に入る。2幕、悩めるヴォータンの分身だかなんかが槍を折って、死にかけたゴキブリみたいにひっくりかえって手足をばたばたさせているとか。死んだジークムントやフンディングから略奪でもするのかと思ったけど、何もとらずに走り去った三人組とか・・ 1幕冒頭の現代人たちにも説得力感じなかったし、窓の外でのぞいているヴォータンも余計な説明・・。

 以前音楽関連本で「慣習化した古い演技しか出来ぬ歌手を前にして、手の施しようがなかった」のだろうみたいなのを読みました。つまり、見つつ聴いて自然に物語に感情移入するという状態になりえないのは、歌手のせいかもしれません。でも、演出氏の解説を聞くに、「正しく語れば」ということですが、正しく語っているようには思えず、演出家の説明はなんだか逃げのように聞こえました。要するに演出自体にも歌手を動かす力などないのではないでしょうか。

 こういう舞台が、初の生中継となったのは残念な巡り合わせです。

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グノー「ファウスト」ウィーン1985年 [オペラ映像]

2010.8.29
ずっと以前にベルカント・ソサエティのビデオで見て、字幕なし、ぼんやり画質でも、感動しました。隔週刊DVDオペラコレクション(デアゴスティーニ)第26号 2010-08-17発売。

faust.jpg作曲:シャルル・グノー
指揮:エーリヒ・ビンダー
演出:ケン・ラッセル
演奏:ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
出演:ファウスト:フランシスコ・アライサ(テノール)
メフィストフェレ:ルッジェーロ・ライモンディ(バス)
マルグリート:ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)
ヴァランタン:ウォルトン・グレンロース(バリトン)
シーベル:ガブリエレ・シーマ(ソプラノ)
収録場所:ウィーン国立歌劇場 《1985年収録》
収録時間:約2時間56分(2枚組)

日本語字幕付きの初発売。もちろん画質も格段によくなっていて、前には見えなかったものも見えます。日本語字幕と画質向上のお陰で、感動のレベルが間違いなくあがりました。

↓はじめて注目の台詞のひとつ

*赤ん坊を抱くマルグリートのそばを通り過ぎるかつての仲間たち
「行ってしまった
以前なら私も一緒に笑っていた
でも 今は・・」

「外国の色男は消えたんですって あははは」

「隠れていたのね ひどい
昔は他人の罪をこんなにひどくは言わなかった
でもいつか私たちの罪が無慈悲に裁かれるようになり
今は私が恥をさらしている・・」

以下、旧記事

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ニーベルングの指環 バレンシア2007年 [オペラ映像]

クラシカ・ジャパンで放送中。とりあえず観てみました・・ 。

ズービン・メータ指揮
バレンシア州立管弦楽団、バレンシア自治州合唱団
ラ・フラ・デルス・バウス演出

ヴォータン:ユハ・ウーシタロ
フリッカ:アンナ・ラーション
アルベリヒ:フランツ・ヨーゼフ・カペルマン
ミーメ:ゲルハルト・ジーゲル
ファーゾルト/フンディング/ハーゲン:マッティ・サルミネン
ジークムント:ペーター・ザイフェルト
ジークリンデ:ペトラ・マリア・シュニッツァー
ブリュンヒルデ:ジェニファー・ウィルソン
ジークフリート:ランス・ライアン

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ヴェルディ「椿姫」コヴェントガーデン1994年&..... [オペラ映像]

2010.8.3
隔週刊DVDオペラコレクション(デアゴスティーニ)第2号だそうです。懐かしいので、上げました。以下、元記事です。

テレビ放送されたときに見ました。1995年5月2日だったようです。テレビ番組案内雑誌の惹句、カラスの再来(歌も容姿も)でしたが、職場の同僚(年配男性)が「ソプラノ、凄い美人だね!」と言ったものです。

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カルメン ウィーン1978年 [オペラ映像]

デアゴスティーニという名前は認識していませんでしたが、何かの組み立てキット付き週刊廉価雑誌のテレビのコマーシャルで目にしたことがあります。記憶にあるのは「安土城をつくる」とか「野鳥の世界」とか・・ 隔週刊DVDオペラコレクションがあるのは知りませんでした。

小学館や世界文化社からオペラのDVDシリーズが出版されているのは知っていて、ニ、三買いました。でも、これらよりずっと安いし、タイトル数も多そうです。ほとんどレーザーディスク、テレビ放送録画で視聴済みですけど。小学館のシリーズにあるバイロイト1982年の「ローエングリン」も入っています。この8月にはケン・ラッセル演出、ウィーン国立歌劇場の「ファウスト」が出るそうです。こちら、リマスターDVD化されましたが、日本語字幕はなし。

随分前に相当画質の悪いビデオ、字幕無しで見ました。関連記事:グノー「ファウスト」ウィーン1985年

創刊号は、カルロス・クライバー指揮の「カルメン」だったとのことで、久しぶりにテレビ録画を再生、視聴。2004.11.6 以来です。

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ローエングリン 2006年 バルセロナ [オペラ映像]

Lohengrin (2pc) [DVD] [Import]ペーター・コンヴィチュニー演出のパロディ演出コント「教室のローエングリン」、1998年ハンブルクでの新演出だそうですが、まず2000年のテレビ放送録画、オペラシェアにあった画質が相当悪い映像を視聴。そして、2006年の公演が正規DVDに。

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プッチーニ「三部作」スカラ座2008年 [オペラ映像]

ミラノ・スカラ座「三部作」は、まだオペラ見始めの頃、1983年の映像をレーザーディスク鑑賞しました。2008年の映像は「ジャンニ・スキッキ」にヴィットリオ・グリゴーロが出ているというので、ネットですでに見ましたが、やっぱり日本語字幕付きがいいと、久しぶりのクラシカ・ジャパンです。ついでと言ってはなんですけど、「外套」と「修道女アンジェリカ」も。最近のDVD映像などに比べると、画質悪いです・・ムカシのレーザーディスク並み。アナログ放送のせいでしょうか。でも、内容はとても良いと思います。

プッチーニ:三部作
ルカ・ロンコーニ演出
リッカルド・シャイー指揮
2008年3月ミラノ・スカラ座

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マイスタージンガー ウィーン2008年 [オペラ映像]

クラシカジャパンで放送中

ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー
クリスティアン・ティーレマン指揮
ウィーン国立歌劇場2008年1月
オットー・シェンク演出

ザックス:ファルク・シュトゥルックマン
エヴァ:リカルダ・メルべート
ワルター:ヨハン・ボータ
ベックメッサー:アドリアン・エロード
ポーグナー:アイン・アンガー
ダーヴィット:ミヒャエル・シャーデ
マグダレーナ:ミカエラ・ゼリンガー
フォーゲルゲザング:アレクサンダー・カイムバッヒャー
コートナー:ヴォルフガング・コッホ

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トリスタンとイゾルデ スカラ座2007年 [オペラ映像]

追記:2009.9.16
クラシカ・ジャパンで放送されます。日本初放送。
初回放送:9月20日(日)12:00
[収録]2007年12月7日、スカラ座(ミラノ)
クラシカ・ジャパンのサイト
関連記事:劇場鑑賞記
* * *

パトリス・シェロー演出の「ニーベルングの指環」がワーグナーのオペラがおもしろいと思うようになった一因であることは間違いないですから、そのシェローが「トリスタンとイゾルデ」を演出するとなれば興味をもたずにはいられません。それが、ついに先日、ミラノ、スカラ座のシーズン開幕公演として実現しました。

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