ルクレチア・ボルジア ミュンヘン2009年 [オペラ映像]
ドニゼッティ:ルクレチア・ボルジア
ベルトラン・ド・ビリー指揮
クリストフ・ロイ演出
2009年7月1日&6日ミュンヘン
クラシカジャパン2010年10月日本初放送
ルクレツィア・ボルジア:エディタ・グルベローヴァ
アルフォンソ:フランコ・ヴァッサロ
ジェンナーロ:パヴォル・ブレスリク
オルシーニ:アリス・クート
この手のオペラは、あまり好きではないのですけど、歴史物というので、見てみようかと思わせられます。ただしこの映像の演出はいわゆる読み替え。舞台で展開されていることは何なんだか意味不明。オーケストラがピットにいる演奏会形式みたいなものと思えばいいかも。ヒロインは、衣装も美しいし、パンツ姿もいいし、さすがに存在感は抜群で、聴きごたえも見ごたえも十分。ジェンナーロのテノールは、一度来日オペラで出会っています。そのときはほとんど印象なしでしたが、この映像は、非常に魅力的ということはないけど、けっこう良い感じ。確か、「ヘンゼルとグレーテル」のヘンゼル役の映像を見た事があるオルシーニも悪くなかった。
映像は他に二つ見たことがあります。最初は、ジョーン・サザーランドでシドニー・オペラ。お芝居としてのおもしろさ欠如で、見ただけというところ。次は2002年のスカラ座で、マリエッラ・デヴィーア。芝居としてとてもおもしろくて引きつけられました。過去記事
参考:同じ演出家によるドニゼッティの歴史物、「ロベルト・デヴリュー」。ほとんど同じですが、「ロベルト・デヴリュー」のほうが、読み替えた内容がわかりやすかったです。
指揮 レナート・バルンボ
演出 ウーゴ・デ・アナ
ミラノ スカラ座 アルチンボルディ劇場2002 TV(クラシカ・ジャパン04.09.11)
ルクレチア・ボルジア;マリエッラ・デヴィーア
ジェンナーロ:マルセロ・アルバレス
ドン・アルフォンソ:ミケーレ・ペルトゥージ
オルシーニ:ダニエラ・バルチェッローナ
舞台、衣装が豪華で美しいです。とても劇的な演奏で楽しめました。出演者も個性的で説得力があり、お芝居の世界に没入できます。オルシーニ役は女声ですが、これほど男性的な人はいないでしょう。ほんとにかっこいいです。
ボニング指揮 シドニー・オペラ・ハウス LD TV
ルクレチア・ボルジア:ジョーン・サザーランド
舞台は西欧名画風で豪華だが、出演者の個性が乏しいせいか退屈でした。筋は出生の秘密と悲劇的結末
ベルトラン・ド・ビリー指揮
クリストフ・ロイ演出
2009年7月1日&6日ミュンヘン
クラシカジャパン2010年10月日本初放送
ルクレツィア・ボルジア:エディタ・グルベローヴァ
アルフォンソ:フランコ・ヴァッサロ
ジェンナーロ:パヴォル・ブレスリク
オルシーニ:アリス・クート
この手のオペラは、あまり好きではないのですけど、歴史物というので、見てみようかと思わせられます。ただしこの映像の演出はいわゆる読み替え。舞台で展開されていることは何なんだか意味不明。オーケストラがピットにいる演奏会形式みたいなものと思えばいいかも。ヒロインは、衣装も美しいし、パンツ姿もいいし、さすがに存在感は抜群で、聴きごたえも見ごたえも十分。ジェンナーロのテノールは、一度来日オペラで出会っています。そのときはほとんど印象なしでしたが、この映像は、非常に魅力的ということはないけど、けっこう良い感じ。確か、「ヘンゼルとグレーテル」のヘンゼル役の映像を見た事があるオルシーニも悪くなかった。
映像は他に二つ見たことがあります。最初は、ジョーン・サザーランドでシドニー・オペラ。お芝居としてのおもしろさ欠如で、見ただけというところ。次は2002年のスカラ座で、マリエッラ・デヴィーア。芝居としてとてもおもしろくて引きつけられました。過去記事
参考:同じ演出家によるドニゼッティの歴史物、「ロベルト・デヴリュー」。ほとんど同じですが、「ロベルト・デヴリュー」のほうが、読み替えた内容がわかりやすかったです。
ほかの映像
指揮 レナート・バルンボ
演出 ウーゴ・デ・アナ
ミラノ スカラ座 アルチンボルディ劇場2002 TV(クラシカ・ジャパン04.09.11)
ルクレチア・ボルジア;マリエッラ・デヴィーア
ジェンナーロ:マルセロ・アルバレス
ドン・アルフォンソ:ミケーレ・ペルトゥージ
オルシーニ:ダニエラ・バルチェッローナ
舞台、衣装が豪華で美しいです。とても劇的な演奏で楽しめました。出演者も個性的で説得力があり、お芝居の世界に没入できます。オルシーニ役は女声ですが、これほど男性的な人はいないでしょう。ほんとにかっこいいです。
ボニング指揮 シドニー・オペラ・ハウス LD TV
ルクレチア・ボルジア:ジョーン・サザーランド
舞台は西欧名画風で豪華だが、出演者の個性が乏しいせいか退屈でした。筋は出生の秘密と悲劇的結末
これ、グリゴーロがブレスリクの代役で一公演だけ出たことあります。
クリストフ・ロイの一連の演出と同じようなもんですね。グルベローヴァが社長で、最後にカツラをとってはげっぽいザンバラ髪になる...えっとイギリスの女王の。。。なんだっけ
グリゴーロがインタビューで、最後に後ろ向きに椅子に座って死ぬ演出だったけど、そんなの納得できないから、僕は、お母さんの腕に抱かれて死なせて頂きました.....なんて言っとりましたね。
また、モダンな演出は好きじゃないから、ドイツではコンサートだけになるでしょう.....とか。
スカラ座のはよかったですね。
by keyaki (2010-10-26 01:07)
>グルベローヴァが社長
「ロベルト・デヴリュー」ですね。過去記事をリンクしました。
いい加減視聴のせいか、「ルクレチア」のほうは、どう読み替えているのかわかりませんでした。ジェンナーロたちは学生運動が世界的に盛り上がった時代の反権力の学生たち? 要するにどうでもいい感じ・・
ルクレチアの一人芝居、あるいはグルベローヴァを見てくださいということだと思います。
by euridice (2010-10-26 06:53)
銀髪のストレートロングのカツラが不思議でした。
苦悩のあまり一気に白髪になったのかと思ったら違ってました。
後ろ向きに腰掛けたのは死んだと言う意味なんですね・・・
意味不明な舞台でしたが歌はそれぞれ悪くなかったと思います。
by ななこ (2010-10-26 19:50)
>銀髪のストレートロングのカツラ
またカツラの下は・・かと思ったら、違ってて、がっかり・・
あれは単なるファッションだったのか、変装?
>後ろ向きに腰掛けた
ルクレチアにとっては無意味ってことらしいです。
だから、
>お母さんの腕に抱かれて死なせて
いただいちゃったら、演出意図台無しで
演出家氏、内心、怒り心頭だったかも^^+++
>意味不明な舞台でしたが歌はそれぞれ悪くなかったと思います。
ですね。
by euridice (2010-10-26 20:49)
昨年の夏、ミュンヘンで見てきました。
TBさせていただきましたので、よろしくお願いします。
>意味不明な舞台でしたが歌はそれぞれ悪くなかったと思います
実際観ても意味不明でした^^;
しかし何もない舞台というのは観ている方も必然的に歌に集中しますから、歌手の出来不出来が重要ですが、私が観た日はグルベローヴァはもちろん、ブレスリクもクートも良かったです。
その日も収録してましたが、何日か収録したそうです。
Y-tubeで部分的には見たのですが、行った日は最後カツラが落ちてしまって、グルベローヴァが拾ったので、違う日の収録が使われたようです。
でも部分的に私が観た日の収録も使っているかもしれません。
by kametaro07 (2010-10-27 14:34)
kametaroさん
ミュンヘンの鑑賞記、おじゃましました。
オペラはやっぱり何と言っても歌手の力が
感動を左右すると思います。
>カツラ
銀髪の長い髪のカツラ・・
ジェンナーロとの会話の途中、自分でとって、ずっと手に持っていて、
ジェンナーロの死を知って取り落とし、
最後のアリアの終わりごろ、拾って
「私の心も死にました」でつける
歌い終わると、カツラをまた外して手に持って去る
幕
こちらからもTBしました。
そちらからのTB、入っていないようです。
by euridice (2010-10-27 17:21)
>「私の心も死にました」でつける
歌い終わると、カツラをまた外して手に持って去る
そうなんですが、私が観た日は「私の心も死にました」を歌っている途中でスルッと頭からカツラが落ちてしまったのでした。
TBもう一度やってみました。
by kametaro07 (2010-10-27 19:40)
kametaroさん
だめみたいですね。ソネットの不具合かもしれませんが、
念のため、TBのやり方です。
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これでだめなら、変ですね??
by euridice (2010-10-27 20:33)
スミマセン^^;;;;
TBのURLとブログのURLと間違えて入力してました。
お騒がせしましたm(_ _)m
by kametaro07 (2010-10-27 23:32)
kametaroさん
どういたしまして。
TB、ありがとうございます!
TBがあるとすぐ行けるので、やはり便利でいいです。
by euridice (2010-10-28 08:30)