久しぶりの新情報 [オペラ歌手]
クラウス・フロリアン・フォークトの東京でのリサイタルにいらした方によると、彼の奥様がかつてハンブルクの「オペラ座の怪人」でホフマンの共演者だったとプログラムにあったとのこと。検索してみたところ、フォークトの妻はソプラノのシルヴィア・クルーガー。ドイツ人初のクリスティーヌ役だったそうです。フォークトがホルン奏者から歌手に転向したのは、彼女の両親が彼の声に注目して勧めたからなのだということ。ホフマンの声を認めたのが、妻の両親だったということですから、似てますね。そういえば、ホフマンのオペラ座の怪人の舞台写真で、相手役はアンナマリア・カウフマンではないような~と思ったのがあります。シルヴィア・クルーガーなのかもしれません。
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クラウス・フロリアン・フォークト
ドイツの新白鳥の騎士
アンナ・マリア・カウフマン
オペラ座の怪人
新国立劇場ローエングリン/新国立劇場ローエングリン
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カウフマンは道を誤らない!? [オペラ歌手]
ネット世界を眺めるに、ワーグナーも歌う新鮮テノールと言えば、クラウス・フロリーアン・フォークトとヨナス・カウフマンということですが、現時点で断然目立つのは、カウフマンの方。以前にアップした記事「ドイツの新白鳥の騎士」の通りです。「ヴィットリオ・グリゴーロの資料室」によれば、グリゴーロ検索で、一緒にヒットすることも多く、比較する記事もあるそうです。
2010年11月15日付けの「Why Jonas Kaufmann can do no wrong カウフマンに間違いがあり得ない訳」と題するタイムズの記事、「ヴィットリオ・グリゴーロの資料室」にも一部引用されていますが、なかなかおもしろいです。
このインタビューでも語られていますけど、かのアンジェラ・ゲオルギュウが、あるインタビューで、彼女がカウフマンを見つけて引き立てたのだという発言をしています。なんでも、ゲオルギュウは、メトロポリタン・オペラで「ラ・トラヴィアータ/椿姫」に出演するに当たって、新しいテノールを探していた。そのころ、マネージャーだったかが持ってきた、チューリッヒ歌劇場、チェチリア・バルトリの「ニーナ」のビデオを視聴。それに出演しているチューリッヒのアンサンブルメンバーのカウフマンを知ったのだそうです。良いと思ったので、まずコヴェントガーデンに話してプッチーニの「つばめ」で初共演。その後、ニューヨーク、スカラ座で共演。彼女はカウフマンを鼓舞し、チューリッヒから出て、もっと大きなキャリアを追求するべきだと彼を説得したのだとか。その後、「蝶々夫人」のスタジオ録音も。EMIのようなレコード会社に無名のテノールをピンカートンのような主要キャストに使うように要請するのは、そんなに簡単なことではない。私を信用してくれたことはうれしかった。私には特別な声を見つける才能があるのよ〜という話です。(チェックしてみたところ、ゲオルギュウがメトの椿姫の相手役テノールを探していて、「親しいお友達の」バルトリの「ニーナ」のビデオでカウフマンに目を留め、メトのゲルプに彼を強力に推薦したこと、まず「つばめ」で共演したことは、カウフマンの伝記にも、その他、彼女がカウフマンを称賛する言葉とともに、彼女自身が語る形で掲載されています)
タイムズの記事、何が言いたいのかよくわからない部分もありますが、一応全文載せておきます。
2010年11月15日付けの「Why Jonas Kaufmann can do no wrong カウフマンに間違いがあり得ない訳」と題するタイムズの記事、「ヴィットリオ・グリゴーロの資料室」にも一部引用されていますが、なかなかおもしろいです。
このインタビューでも語られていますけど、かのアンジェラ・ゲオルギュウが、あるインタビューで、彼女がカウフマンを見つけて引き立てたのだという発言をしています。なんでも、ゲオルギュウは、メトロポリタン・オペラで「ラ・トラヴィアータ/椿姫」に出演するに当たって、新しいテノールを探していた。そのころ、マネージャーだったかが持ってきた、チューリッヒ歌劇場、チェチリア・バルトリの「ニーナ」のビデオを視聴。それに出演しているチューリッヒのアンサンブルメンバーのカウフマンを知ったのだそうです。良いと思ったので、まずコヴェントガーデンに話してプッチーニの「つばめ」で初共演。その後、ニューヨーク、スカラ座で共演。彼女はカウフマンを鼓舞し、チューリッヒから出て、もっと大きなキャリアを追求するべきだと彼を説得したのだとか。その後、「蝶々夫人」のスタジオ録音も。EMIのようなレコード会社に無名のテノールをピンカートンのような主要キャストに使うように要請するのは、そんなに簡単なことではない。私を信用してくれたことはうれしかった。私には特別な声を見つける才能があるのよ〜という話です。(チェックしてみたところ、ゲオルギュウがメトの椿姫の相手役テノールを探していて、「親しいお友達の」バルトリの「ニーナ」のビデオでカウフマンに目を留め、メトのゲルプに彼を強力に推薦したこと、まず「つばめ」で共演したことは、カウフマンの伝記にも、その他、彼女がカウフマンを称賛する言葉とともに、彼女自身が語る形で掲載されています)
タイムズの記事、何が言いたいのかよくわからない部分もありますが、一応全文載せておきます。
「世界が注目する男性歌手」 [オペラ歌手]
毎度ですが、keyakiさんのこちらの記事に便乗です。
往時のNHKからはなんとなく意外感の漂う大見出し「世界が注目する男性歌手」でなんと4人連続での大盤振る舞いがBSハイビジョンで。ヴィラゾン、フローレス、カウフマン、ジャルスキーです。私もなんだか全員既知。まずは私の注目度から。
ヴィラゾン:湖上のボエームのロドルフォでした。別に注目しなかったら、いつの間にかネトレプコのお相手で、スターになってました。関連記事:ボエーム
フローレス:ロッシーニが特に好きというわけでもないので評判先行。R.ライモンディの共演者としてはじめて見たのがセビリアの理髪師。コヴェントガーデンの「連隊の娘」はけっこう好き。最近マントヴァ公爵@リゴレットをちらっと見ましたけど、似合わないわ。それも一因で途中で挫折中。関連記事:連隊の娘
ジャルスキー:カウンターテノールですから、守備範囲外。でも、ヘンデルのアグリッピーナのネロが印象的で、ちゃんと名前まで覚えました。関連リンクHP:アグリッピーナ
往時のNHKからはなんとなく意外感の漂う大見出し「世界が注目する男性歌手」でなんと4人連続での大盤振る舞いがBSハイビジョンで。ヴィラゾン、フローレス、カウフマン、ジャルスキーです。私もなんだか全員既知。まずは私の注目度から。
ヴィラゾン:湖上のボエームのロドルフォでした。別に注目しなかったら、いつの間にかネトレプコのお相手で、スターになってました。関連記事:ボエーム
フローレス:ロッシーニが特に好きというわけでもないので評判先行。R.ライモンディの共演者としてはじめて見たのがセビリアの理髪師。コヴェントガーデンの「連隊の娘」はけっこう好き。最近マントヴァ公爵@リゴレットをちらっと見ましたけど、似合わないわ。それも一因で途中で挫折中。関連記事:連隊の娘
ジャルスキー:カウンターテノールですから、守備範囲外。でも、ヘンデルのアグリッピーナのネロが印象的で、ちゃんと名前まで覚えました。関連リンクHP:アグリッピーナ
ジャンニ・スキッキ + トーマス・アレン [オペラ歌手]
ロサンゼルスで上演中らしいプッチーニ作曲の短い喜劇オペラ「ジャンニ・スキッキ」音だけですが、おもしろかったです。
プッチーニ:ジャンニ・スキッキ
ジェームズ・コンロン指揮、ウッディ・アレン演出、ロサンゼルスオペラ2008年
ジャンニ・スキッキ:トーマス・アレン
ラウレッタ:ラウラ・タトゥレスク
リヌッチオ:サイミール・ピルグ
プッチーニ:ジャンニ・スキッキ
ジェームズ・コンロン指揮、ウッディ・アレン演出、ロサンゼルスオペラ2008年
ジャンニ・スキッキ:トーマス・アレン
ラウレッタ:ラウラ・タトゥレスク
リヌッチオ:サイミール・ピルグ
ロバート・ディーン・スミス [オペラ歌手]
パヴァロッティの跡継ぎ [オペラ歌手]
アンドレア・ボチェッリ [オペラ歌手]
最近はいわゆるクラシック的歌唱、人気があるようです。本邦では「千の風になって」がヒットした秋川雅史とかでしょうか。クロスオーバーは、ひとつのジャンルになっているらしい。1990年代の後半だったと思いますが、あちらでアンドレ・ボチェッリが大人気になりました。インターネットで知りました。デビューアルバム、魅力的でした。オペラのアリア集もほぼ同時に出ました。これはまあそこそこにしか感じなかったです。まさか、後にオペラ舞台にオペラ歌手として登場しちゃうなんて思いもしませんでした・・
関連記事:ボエーム 1998年 イタリア、パレストリーナ歌劇場
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ローマン・トレケル [オペラ歌手]
アンジェラ・ゲオルギウ + 「ラ・ボエーム」メトロポリタン歌劇場2008年 [オペラ歌手]
昨年はメトロポリタン歌劇場ライブビューイングをNHKがせっせと放送したのに、今年は期待を裏切って全くなし。「ラ・ボエーム」もライブビューイングだったらしいです。ラジオ放送をインターネット経由で聴きました。映像が出ているのと同じフランコ・ゼッフィレッリの演出です。メトロポリタン歌劇場のデータベースに舞台写真があります。
アルフォンス・エーベルツ [オペラ歌手]
「魔弾の射手」のマックス役で新国立劇場初登場のテノール、アルフォンス・エーベルツについてネット検索で得た情報です。全然いいとは思えないテノールでした。全オペラ鑑賞体験の中でダントツのマイナス気分。声量だけは十二分。申し分のない大声でした。たしかに大声はオペラ歌手としての必要条件なのは間違いないところですが、事ワーグナーテノールに関しては、昨今あたかもこれが十分条件になってしまっているような感じさえします。