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ブロードウェイのバーンスタイン 1985年 [PH]

以前デボラ・サッソンというタイトルで紹介しましたが、二度目の結婚相手、デボラ・サッソンとの録音。
BERNSTEIN ON BROADWAY
マイケル・ティルソン・トーマス指揮 
ロスアンゼルス・フィルハーモニック 1985年 SONY
WEST SIDE STORY:Prolog/Something's Coming/Maria/Tonight/Cool/One Hand, One Heart/I feel Pretty/Somewhere/
ON THE TOWN:Sobway Ride/Some Other Time
MASS:A Simple Song/Pax:Communion(Secret Songs)

おなじみ女性評論家の論評:


ブロードウェイのキャバレー歌手としては、親しみやすさと演劇性に恵まれている。バーンスタインのウェスト・サイド・ストーリーから抜粋した音楽の録音に接するとき、Bernstein on Broadway(ブロードウェイのバーンスタイン 1985年)におけるホフマンとサッソンの演奏ほど、すばらしい録音は存在しないと言っても過言ではない。オリジナル・キャスト・アルバムと比べてさえそうだ。ホフマンは必要不可欠なジャズのリズムに対する完璧なセンス、欠点のないディクション、息をのむほど美しい最弱音と官能的な色合いを伴う優雅な抒情性を示している。そして、テノールの高音域を楽々と自由に操っている。

マリア(Maria)は、喜びにあふれた調子で歌われ、それが永遠に続くように感じられて、いつまでも耳に残って忘れられないほど、軽やかな高い最弱音で終わる。クール(Cool)は、挑発的で生意気な感じだ。サムウェア(Somewhere)には、本当の対話のような演劇的な強度と、その理想主義を納得させる輝きがある。ミサ(Mass)のシンプル・ソング(Simple Song)で、テノールもソプラノも、この聖歌に要求される純粋な音色を表現している。オペラとバーンスタインの劇作品は、類似性が強いとも言えるし、同時に微妙に異質であるとも言える。だから、この音楽の真価であるユニークさを表現するためには、ホフマンたちのような、こういう微妙さを自由に扱える熟練した歌手たちが必要だ。

  

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ついで...にこれはバーンスタインが自作を自ら指揮しての録音(1985年)
関連記事:こちら

バーンスタイン ウェスト・サイド・ストーリー

キリ・テ・カナワ、ホセ・カレーラス、タチアナ・トロヤノス、カート・オルマン、マリリン・ホーン

その録音風景の映像。バーンスタインの熱気が伝わってきます^^


     

A Simple Song from Selections from Mass

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Selections from West Side Story: Somewhere

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Selections from West Side Story: Maria

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Selections from West Side Story: Tonight

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コメント 4

ヴァラリン

はぁーっ、久しぶりに聴かせて頂きました(^^!
この「まり~あ、まりあ、まりあ、まり~あ」の、「り」が、ちょっと色気があって、いいんですよ~~(^^)
ハイビスカス、鮮やかですね。赤はこのシーズンのアクセントカラーですよね(^^!
by ヴァラリン (2005-12-22 21:30) 

euridice

私もひさしぶり・・・ なんとなく聞きたくなって^^!
このマリアは聖母マリアではないけど、クリスマスの連想ってところかしら。
by euridice (2005-12-22 23:12) 

Cecilia

聴かせていただきました。

>「り」が、ちょっと色気があって

ヴァラリンさんがおっしゃっているとおりですね。
オペラ歌手臭くない感じがいいです。


by Cecilia (2008-04-29 12:14) 

euridice

Ceciliaさん
もう大方3年も前の記事でした・・
聴いてくださってうれしいです^^

by euridice (2008-04-29 23:18) 

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