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新国立劇場「タンホイザー」再演 [劇場通い]

ワーグナー:タンホイザー
新国立劇場2013.2.5 2:00PM 1階右前方で鑑賞。皇太子様がいらっしゃいました。

コンスタンティン・トリンクス指揮、東京交響楽団
ハンス=ペーター・レーマン演出

タンホイザー;スティー・アナセン
ヴェーヌス:エレナ・ツィトコーワ
エリーザベト:ミーガン・ミラー
ヴォルフラム:ヨッヘン・クプファー
領主ヘルマン;クリスティン・ジグムンドソン
ヴァルター:望月哲也
ビーテロルフ:小森輝彦
ハインリヒ:鈴木 准
ラインマル:斉木健詞

とても良かったです。ヴォルフラムの夕星の歌、すばらしかった。ヴェーヌスは予想通り、美しかった。ヴォルフラムとヴェーヌスは見てよし、聴いてよし。タンホイザー、1幕は少々がっかりでしたが、2幕からなかなか良くなりました。説得力のある歌が聴けました。エリーザベト、新演出のメルベートがなんと言っても見ても聴いてもすばらしかったですが、今回のエリーザベトもだんだん良くなりました。2幕フィナーレは前に見たとき同様感動的でした。そして「タンホイザー」って聴きやすい、心地良い音楽だと改めて思いました。ごく普通の演出ですが、舞台は美しいし、純粋に音楽と物語に引き込まれるだけでなく、いろいろと考えさせられること大でした。

関連記事:新演出時の感想

関連記事を読むと、もう忘れていましたが、演出が変更されている部分があったことがわかります。
今回について書き足しておきました。


付け足し〜ま、いいけど、の疑問と不満のメモ:
★1幕、ヴェーヌスベルクからチューリンゲンの森に変わるところ。王冠をつけ、いばらの冠?を手にしたヴェーヌスが牧童を導いてきました。えっ?何? ヴェーヌス=聖母マリアって言いたいの?! 意味不明・・ 忘れることに・・したので、今まで思い出しませんでした^^;; 
今回は気がつきませんでした・・ ヴェーヌスは登場しなかったと思います。

★森の中、マリア像があるほうが物語に合っていると思いますが、今回は、キリスト像無しの十字架だけ。視覚的にすっきりと象徴的にしたということだろうとしぶしぶ納得。観客にも十字架のほうがわかりやすいと思ったのかも。これは同じでした。

★これもオペラでは日常茶飯事なので、気にしないことにしました。祈っているタンホイザーを見つけた昔の仲間たちが「身につけているものからして、騎士のようだ」と判断しますが、ほんとにそうだ!とは思えませんでしたけど、「騎士の格好」の権威でもないし・・これも同じでした。

★3幕、ただてくてく歩いてのヴェーヌスの出現と消滅もがっかり。もうちょっと劇的にやってほしかった・・ 巨大な柱がせり上がって来たときの、ああいうわくわく感が再び味わえるような、ダイナミックなやり方だったらよかった。ダイナミックに変更されていました。とてもよかったです。

★3幕、人々が運んできた杖が、見えにくかったので、筋を知らないと、彼らが何故に大挙して走り出たのか、すぐにはわからなかったかも。それに、2階からだと若葉を確認するのはさらに難しかった。どこからでも、だれでも自然に目が行くような形にしてほしかったです。花が咲いてたという人もいますけど、私には二度とも花は見えませんでした。芽吹いた杖、とても目立っていました。花が咲いていたかどうかはわかりませんでした。オペラグラスを忘れたので細かいところは見えなかったかも・・


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