カルミナ・ブラーナ [劇場通い]
新国立劇場のバレー公演に初めて行きました。バレエはテレビでしか見たことがないはずなので、生バレエ初体験かもしれません。おもしろかったのは、オペラとは観客層が相当違うこと。平均年齢はぐっと低いでしょう。いかにもダンスをやっていそうな若い男女、特に女性が圧倒的に多かったようです。
オルフ作曲のカルミナ・ブラーナが好きなので、出かけてみたわけです。音楽としては、特に合唱が物足りない感じ・・・
以前、詳細は忘れたのですが、生演奏に行ったことがあります。その時のほうが、感動的だったような気がします。ソリストは舞台後方の高い場所で、ちょっとした身体動作もしていて、おもしろかったです。児童合唱もちゃんとありましたし。やっぱり、あそこは子どもの声で聞きたいような・・・
今回はバレエですから、当たり前でしょうが、歌はオケピット、舞台で強烈なダンスが繰り広げられるせいで、音楽が弱く感じられたのかもしれませんが、ここは、相乗効果を期待したいところです。こちらが慣れないせいもあるかもしれません。めまぐるしくて、目が疲れました^^; でも、ダンスはとてもおもしろかったです。運命の女神が特に魅力的でした。相乗効果が全然なかったわけではなく、ときおり音楽とダンスが完全に一致することもありましたが、これがずっとそうだったらすごいでしょう。
同時上演は、グラズノフ作曲のバレー「ライモンダ」の抜粋でしたが、クラシック・バレエは、美しいけど、時々、ちょっと退屈・・・
振り付け:デヴィッド・ビントレー
マリウス・プティパ(ライモンダ)
新国立劇場バレエ団
舞台装置・衣裳提供:バーミンガム・ロイヤル・バレエ
ソプラノ:佐藤美枝子、バリトン:河野克典
カウンターテノール:ブライアン・アサワ
運命の女神フォルトゥナ:湯川麻美子
神学生:中村誠、八幡顕光、山本隆之
恋する女 :高橋有里
ローストスワン:寺島まゆみ
ライモンダ :酒井はな、冨川祐樹
指揮: バリー・ワーズワース
東京フィルハーモニー交響楽団&新国立劇場合唱団
CD紹介
カール・オルフ作曲 カルミナ・ブラーナ
★ヘルベルト・ケーゲル指揮1960年 BERLIN Classics/ETERNA
ライプチッヒ放送交響楽団、合唱団
二つの録音、どちらもいいと思いますが、ケーゲル指揮のほうがどちらかと言えば、好みです。
★オイゲン・ヨッフム指揮 1967年 ドイツ・グラモフォン
ベルリン・ドイツ・オペラ オーケストラ&合唱団
シェーネベルク少年合唱団
バリトン:ディートリッヒ・フィッシャー・ディスカウ
ソプラノ:グンドラ・ヤノヴィッツ
テノール:ゲルハルト・シュトルツ
カルミナ・ブラーナ/12〜13世紀の世俗歌曲集
フィリップ・ピケット指揮 PolyGram
ニュー・ロンドン・コンソート
これもとてもおもしろいです。
参考:今は喜びの時(抜粋)
ワッ、ハシビロコウ君だ!
カルミナ・ブラーナは、確かにバレーにしたくなりますね。
私も日本人組に行きましたが、運命の女神のダンサー?バレリーナ?さん、すばらしいと思いました。
白鳥を食べちゃう豚顔のデブ紳士のところは笑えました。
私も本格的なバレー公演ははじめてです。バレーは寝ちゃったらおしまいなので、確かに目が疲れます。
クラシックバレーも途中で拍手したりするんですね。美しかったですね。
by keyaki (2005-11-07 09:54)
私が持っているのはヨッフムです。そろそろ音が死んでいるので、
by 佐々木真樹 (2005-11-07 15:01)
・・・ありゃ、ついEnter押しちゃった。
「CDで買い換えたいところです。じゃぁ、ケーゲルの方を探してみることにします。」 以上。 でした。
by 佐々木真樹 (2005-11-07 15:03)
ケーゲルはカルミナだけでなく「三部作」全てが良い演奏です.
あたくしも新国カルミナ,2回見ました.
ライモンダはあたくしにとって「バレエの原典」とも言える作品です.
by Esclarmonde (2005-11-07 18:25)
うわっ!ハシビロコウのムービー、音とマッチしすぎなんですけど~(笑)あんな風に飛ぶんですねぇ!ほぇ~~。
等と感心してばかりいないで、「カルミナ・ブラーナ」のバレエ振り付けは、いかにも似合いそうで見てみたいものです。それにしても、オケピットから合唱するって、そんなに頻繁にあることではないですよね?歌手達に「どうでした?」って感想を聞いてみたいです(笑)
音源は、ヨッフム盤の歌手の充実度は凄いですが、全体的には私はデュトワ盤が気に入ってます。最近のものでは、ソプラノが弱いですがティーレマン盤を良く聞いてます。最初は出だしのスローテンポに違和感ありありでしたけど、何度か聞いたら慣れました(笑)今度ケーゲルのものも聞いてみたいです。
by Sardanapalus (2005-11-07 20:35)
皆様、コメント&nice! うれしいです。
>バレエは.......、まともに見たことがない
同様です。きれいとか、すごいと思うだけ・・^^!
生の激しいダンス、おもしろいですけど、目が疲れました。
>カルミナ・ブラーナ
いつごろからかしら、最初の「運命の女神」をよく耳にするようになりました。とても印象的で一度聞くと忘れられないですね・・・
>音とマッチしすぎ
けっこう合ってるのが、不思議・・^^;
by euridice (2005-11-08 07:26)
「器楽と魔術的映像を伴う独唱者と合唱のための世俗的歌曲」というサブタイトルのついている「カルミナ・ブラーナ」は、本来踊りを伴った舞台形式の作品として書かれたもの。オルフの構想した「カルミナ・ブラーナ」を求めて活動して10年、私たちO.F.C.は年末にオルフの劇的三部作を一挙上演致します。是非、舞台をご覧頂き、「カルミナ・ブラーナ」の世界を堪能してください。
http://homepage2.nifty.com/ofc/
by O.F.C. (2005-11-13 06:35)
O.F.Cさん
ご紹介ありがとうございます。
時間があればぜひ行きたいですが、平日の公演がないのが残念です・・・
by euridice (2005-11-13 07:12)
>いつごろからかしら、最初の「運命の女神」をよく耳にするようになりました。とても印象的で一度聞くと忘れられないですね・・・
車のコマーシャルで使われてから有名になったのかも。
グリゴーロ君の「運命の女神」"O Fortuna"にこの記事をリンクさせていただきましたが、TBもしましたので承認お願いします。
by keyaki (2008-09-26 21:39)