Ｒ.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」メトロポリタン歌劇場1988年 [オペラ映像]
国内版もあります。このオペラの初体験映像。といっても、ちゃんと観なかったような気もします。このオペラ、美しいメロディーが心地よいけど、この映像ならＣＤを聞けばいいと思いました。動かざることガラパゴス島のイグアナの如しのアリアドネの周りを、小さい生き物が五月蝿く飛び回っているという印象・・・ それに、アリアドネの顔、口のと言っていいほどの大写しがやたら多くて・・時に、奥歯が見えてしまうほど！^^! ・・
今回、改めて見てみました。ある意味、アリアドネの顔の映像だったのは間違いないところですが、「動かざること山の如し」と思っていたのは、単なる印象だったみたいです。アリアドネをはじめ、熱心に演技しているのが、いかにもの動作や表情が露骨で、ちょっとしらける感じ・・
私、可愛いでしょ？！のツェルビネッタ、変幻自在の表情豊かな顔が美しいアリアドネ、情熱的な作曲家、貫禄のバッカス・・ なんですけど、いろんな映像を見て、戻ってみると、なんだかちょっと違う曲みたいな感じがしました・・・
Ｒ.シュトラウス：ナクソス島のアリアドネ
レヴァイン指揮 メトロポリタン歌劇場 1988年
プリマドンナ／アリアドネ：ジェシー・ノーマン
ツェルビネッタ：キャスリーン・バトル
テノール歌手／バッカス：ジェイムス・キング
作曲家：タチアナ・トロヤヌス
妖精：バーバラ・ボニー、ドーン・アップショウ
この映像しかなかったころ、たまにながら聞きしていたCD:
ショルティ指揮/LPO
プリマドンナ／アリアドネ：レオタイン・プライス
ツルビネッタ：エディタ・グルベローヴァ
テノール歌手／バッカス：ルネ・コロ
作曲家：タチアナ・トロヤヌス
アリアドネですね！私もこの作品大好きです．
映像で好きなのはユニテルのオペラ映画版ですが，DVD化されないんですよね・・・VHSにもならなかったし，なぜ？？仕方ないので上野の文化会館の映像資料室で見ました．
ルネ・コロがすごいかっこいいという知人のふれこみだったのですが，冒頭の髪型があまりにかっこ悪く（髪かなり少なめで鬘屋に怒鳴っている．自虐的なギャグはいかんよ・・・）それで笑い転げて全部吹っ飛んでしまった感じなきにしもあらずです．アリアドネはヤノヴィッツで，指揮ベーム，ウイーンフィル，グルベローヴァのツェルビネッタが絶品です．
by Mimi (2005-11-06 18:49)
Mimiさん、今晩は。
＞ユニテルのオペラ映画版
DVDになるといいですね。こちらに紹介してあります。
http://blog.so-net.ne.jp/euridiceneeds/2005-10-31
by euridice (2005-11-06 20:30)
この度は、我が家のアリアドネ祭りに協賛して頂いて本当にありがとうございましたm(__)m
＞いろんな映像を見て、戻ってみると、なんだかちょっと違う曲みたいな感じがしました・・・
ふぅーむ。今回紹介して頂いた中では、この映像だけが未見なんですけどね。右下の男女の写真の男性が、もしかしてＪ．キング＠バッカスですか？
by ヴァラリン (2005-11-07 22:26)
＞この映像だけが未見
映画版も、いわゆる伝統的、ごく普通の演出ですけど、
なんというか、繊細さ、緻密さが違う感じ・・ 特に音楽の。
こちら、ずっと大味というか。
＞Ｊ．キング＠バッカス
です。お年（63歳？）にしては、若く見えます。
by euridice (2005-11-08 07:57)
＞繊細さ、緻密さが違う感じ・・ 特に音楽の。
＾＾；なんとなく、納得…
＞お年（63歳？）にしては、若く見えます。
そうですね。この写真を見る限り、噂に聞いていたよりも、随分いいんじゃない？と、ちょっとビックリしたんですよ。
まあ最近は、還暦を迎えて数年経っても、ヘルデンテノールとしてご活躍なさる方も増えてきましたしね（－－；
今ではこれくらい、「ごく普通」なのかもーー；
by ヴァラリン (2005-11-08 08:39)