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リゴレット ロンドン2012年 [オペラ映像]

こちらで教えてもらって、ユーチューブにあった全曲+解説付き映像を見ました。
もうずいぶん以前に新演出時の映像を見ました。同じ演出の映像を二種類鑑賞したのは初めてのような気がします。最初の観た時の印象が非常に強かったせいか、やはり感慨が弱いみたいです。関連記事です。この演出は何度も再演されていますが、今回の再演は映画館上映されたのだそうです。目玉は公爵役のイタリア人テノール、ヴィットリオ・グリゴーロでしょう。新演出時映像の公爵同様、単なる能天気な女たらしではない、時にぞっとするほど怖い、そして美しい公爵でした。リゴレットはちょっと物足りない。お歌は巧いんでしょうけどっていう感じがします。ジルダもちょっと雰囲気がずれている印象。マッダレーナは美人でよかった。


ヴェルディ作曲 リゴレット
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
デーヴィッド・マクヴィカー演出
2012年 コヴェントガーデン

リゴレット:ディミトリ・プラタニアス
ジルダ:エカテリーナ・シウリーナ
公爵 :ヴィットリオ・グリゴーロ
スパラフチーレ:マシュー・ローズ
マッダレーナ :クリスティーネ・ライス




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コメント 2

keyaki

このマクヴィカー演出のリゴレットは、1幕が、饗宴ではなく、まさに乱交パーティーで、NHKが修正というか別場面と差し替えて放送しましたが、その後コヴェントガーデンでは、何回も再演されていていわば定番なんですね。

今回のと初演を比べると、マルセロ・アルバレスの公爵の方が、変質ぶりが強調されているような気もしましたが、見比べて見ると、同じことをやってるんですよ...多分、グリゴーロだとなんというかどんなにひどいことをしても憎めない....みたいなかんじになっちゃうってことかな....でも、モンテローネ伯爵の娘もジルダもひどい男と分かっていて惹かれるわけだから、それでもいいってことだと思います。
乱交パーティーの場面は、映画館上映のせいか初演時より薄められているような...(NHK放送のではなく無修正のDVDと比べて)...あれ、こんなもんだった....

マッダレーナは、初演時は本当のおばさんでしたので、今回のメゾさんがいいです。映画鑑賞のレポートで、いい足をしてた....なんてのもありました。

モンテローネの娘が、あんまり可愛くなかった....けど、2幕でみすぼらしいみなりで公爵に擦り寄って行くところが、初演より可哀想だったので、あんまり美人じゃない方がいいみたい。

リゴレットは、各レビュー好評でしたが、劇場デビューのご祝儀レビューかもしれませんが....なんかもの足りない....公爵が絡む場面は、わくわくどきどき熱いんですが、ジルダとリゴレットだとなんかさめちゃいます.....
公爵がリゴレットより目立っちゃいかんぜよ....という見方をする人もいるのかもしれませんけど。

TBしましたので承認お願いします。
by keyaki (2012-05-13 12:24) 

euridice

>どんなにひどいことをしても憎めない....
やっぱり憎らしいというか恐ろしい男だって感じましたよ・・

感動の弱さの原因は主にリゴレットとジルダにあるのかもしれません。

モンテローネの娘はひどくおびえてて恥ずかしがっている様子が強烈でほんとかわいそうでした。前の映像の娘はもう完璧普通でないというかもうほとんど何も感じない心神喪失状態に見えたような記憶です。



by euridice (2012-05-14 08:57) 

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