ワルキューレ 新国立劇場 [劇場通い]
新国立劇場は、3月の「ラインの黄金」に続いて、「ワルキューレ」に行きました。
ワーグナー:ワルキューレ
新国立劇場2009年4月
キース・ウォーナー演出
ダン・エッティンガー指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
ブリュンヒルデ:ユディット・ネーメット(ハンガリー)
ジークリンデ:マルティーナ・セラフィン(オーストリア)
ジークムント:エンドリック・ヴォトリッヒ(ドイツ)
フンディング:クルト・リドル(オーストリア)
ヴォータン:ユッカ・ラジライネン(フィンランド)
フリッカ:エレナ・ツィトコーワ(ロシア)
ワルキューレたち(日本)
2002年3月の新演出後の初再演です。この新演出が「ワルキューレ」の劇場鑑賞初体験でした。再演は特に目当ての歌手もなしで出かけたわけで、ワーグナーだから・・という、いわば惰性でした。午後2時からの上演。終わったとき、開演前から舞台にノートゥングが刺さっていたのがはるか昔のような気がしました。
一番良かったのは3幕。一番おもしろくて、そして、心に響きました。おもしろかったのは新演出の時もそうだったワルキューレたちの場面。ここの演出はほんとうに音楽と合っているし、現代的な意味も感じられるところがすばらしいと思います。感動的だったのは、ジークリンデの深い悲しみと母となることを知ってからの喜びとブリュンヒルデの父ヴォータンと向き合うときの必死さとひたむきさ。ソリストたちの中で、この二人のソプラノが特によかったです。
新演出初演のとき同様、楽しかったのが、2幕でフンディングが森の家の屋根を突き破って登場するところ。舞台の全体像がいかにも劇画的に決まっていて、快感です。奈落からど〜〜んと現れたフンディング、前のマッキンタイヤーと長谷川、両フンディングもよかったですが、今回のリドル・フンディングはさらに気に入りました。
歌手は全体的に今回のほうが良いように感じました。英語圏出身の人がいないのはちょっと珍しいというか、特徴的。
※劇場で鑑賞したワルキューレ
ワーグナー:ワルキューレ
新国立劇場2009年4月
キース・ウォーナー演出
ダン・エッティンガー指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
ブリュンヒルデ:ユディット・ネーメット(ハンガリー)
ジークリンデ:マルティーナ・セラフィン(オーストリア)
ジークムント:エンドリック・ヴォトリッヒ(ドイツ)
フンディング:クルト・リドル(オーストリア)
ヴォータン:ユッカ・ラジライネン(フィンランド)
フリッカ:エレナ・ツィトコーワ(ロシア)
ワルキューレたち(日本)
2002年3月の新演出後の初再演です。この新演出が「ワルキューレ」の劇場鑑賞初体験でした。再演は特に目当ての歌手もなしで出かけたわけで、ワーグナーだから・・という、いわば惰性でした。午後2時からの上演。終わったとき、開演前から舞台にノートゥングが刺さっていたのがはるか昔のような気がしました。
一番良かったのは3幕。一番おもしろくて、そして、心に響きました。おもしろかったのは新演出の時もそうだったワルキューレたちの場面。ここの演出はほんとうに音楽と合っているし、現代的な意味も感じられるところがすばらしいと思います。感動的だったのは、ジークリンデの深い悲しみと母となることを知ってからの喜びとブリュンヒルデの父ヴォータンと向き合うときの必死さとひたむきさ。ソリストたちの中で、この二人のソプラノが特によかったです。
新演出初演のとき同様、楽しかったのが、2幕でフンディングが森の家の屋根を突き破って登場するところ。舞台の全体像がいかにも劇画的に決まっていて、快感です。奈落からど〜〜んと現れたフンディング、前のマッキンタイヤーと長谷川、両フンディングもよかったですが、今回のリドル・フンディングはさらに気に入りました。
歌手は全体的に今回のほうが良いように感じました。英語圏出身の人がいないのはちょっと珍しいというか、特徴的。
※劇場で鑑賞したワルキューレ
突然の思いつきで私も劇場鑑賞してきました。
新国立のオペラハウスとしての素晴らしさに今頃というか今更というか感動して帰ってきました。
載せてくださってる画像の場面への転換時は目を見はりました。
ひとりでしたので休憩時間を持てあましましたが、周りの人々のお話に耳を傾けて楽しんでいました。
ジークリンデの衣装が今日は地味だねとかお金がかかってる舞台だとか・・・
ワルキューレを鑑賞したらどうしてもジークフリート、神々へと関心が向いていきます。
リングはやっぱりサイクルで鑑賞しなくては完結しませんね。
by ななこ (2009-04-17 21:48)
サンフランシスコ歌劇場の「ワルキューレ」に、大勢の有名な歌手陣が登場しているのです。
http://archive.sfopera.com/reports/rptOpera-id1679.pdf
by サンフランシスコ人 (2009-04-18 03:06)
おはようございます。
私も2度目の観劇でしたが、観るほどに前回の舞台はよみがえりました。
でも今回の方がとても楽しめたのです。
自分もいろんな舞台を経験して、進化(?)しているのだな、なんて思ってます。
新国の機能を目一杯に使ったウォーナーに感心したりしてます。
私も3幕が一番よかったです。ジークムントの死もあったからでしょうか・・・。
>英語圏出身の人がいないのはちょっと珍しいというか、特徴的<
たしかにそうですね。新国の最近のトレンドでしょうか・・・・。
by yokochan (2009-04-18 10:17)
ななこさん
場面転換や動きが派手で、それが音楽とぴったり合って決まると
楽しさ倍増です。せっかくの装置ですからせいぜい利用してほしいです。
by euridice (2009-04-18 21:43)
サンフランシスコ人さんは1956年の公演もご覧になったのですか。
by euridice (2009-04-18 21:45)
yokochanさん
>今回の方が
そうですね。
前回は何が出て来るかわからないという点で退屈なしでしたけど・・
今回のを見て思うのは、前回は、なんとなくこじんまりとしていたような・・
来シーズンの後半2作、楽しみですね。
by euridice (2009-04-18 21:50)