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ユーチューブ-4 [PH]

ユーチューブに弟フリッツ・ホフマン氏から新たなビデオが投稿されていました。ペーター・ホフマンのホームページにも2007年8月22日、63歳の誕生日に、「ケムナス市立図書館にペーター・ホフマン・コーナー開設」という記事が載りました。そのコーナーの紹介ビデオです。BGMは、ペーター・ホフマンの歌う、 "オンリー・ユー" です。左の画像クリック→ユーチューブです。
(他の画像クリック→拡大)

ホフマンのホームページの記事には、
『ケムナス市立図書館にペーター・ホフマン・コーナーが開設された。展示物は、偉大なワーグナー・テノールの業績と芸術家としての多才さの証である写真、ビデオ、そして、ゴールド・レコードなど。ケムナス市はこの常設展示を長年にわたってこの地に居を定めてきたペーター・ホフマンに対するオマージュ、すなわち敬意と賛辞を示すものと考えている』とあります。

右の画像の真ん中に見えるのは、ペーター・ホフマンの頭部のブロンズ像です。この像は1983年に、多くの有名人の彫像を手がけている著名な彫刻家クルト・アレンツ氏が制作したものだということです。以下、これに関する別のサイトに書かれていたことを簡単にまとめました。

ヘルデンテノール、ペーター・ホフマンのブロンズ像を展示中
クルト・アレンツは世界的に有名なオペラ歌手の彫像を制作した。この像は1983年に彫刻家、クルト・アレンツが制作し、ホフマン家にあった。現在、バイエルン州ケムナス市で開催中のこの著名な歌手の生き方と活動の展示の中心に置かれている。すなわち、ケムナス市立図書館で2007年8月に開設された歌手に関する展示の中心である。

この展示によって、市はケムナスにおおかた20年住んでいるかつてのワーグナー歌手であるスター歌手を正当に評価した。ティルシェンロイト郡オーバープファルツにあるこの市は、これによってホフマンのファンと観光客にとってさらに魅力的な場所になっている。ホフマンはかつて長年シェーンロイトの城館に住んでいた。今63歳の歌手は1983年にここの戸籍役場で世界的に知られた歌手デボラ・サッソンと再婚し、人生で二度目の結婚式を挙げた。

ズデーデンドイツ人であるペーター・ホフマンは1944年8月22日にマリエンバート(現在のチェコ共和国)で生まれた。追放(第二次世界大戦でのドイツ敗戦後、ズデーデン地方のドイツ人およそ300万人が追放された)によって両親と共にバイエルンに来た。

バイロイトでのジークムントで輝くように美しかったペーター・ホフマンは、その後14年バイロイト音楽祭で歌った。ニューヨークのメトロポリタンオペラやパリでローエングリン、ハンブルグではオペラ座の怪人だった。かつてのスポーツマンは、バードゼーゲベルグのカールマイ・フェスティバルの野外劇でオールド・ファイアハンドまでもやってのけた。非凡な才能によってロックとクラシックの両方で何百万もの観衆を熱狂させた最初のドイツ人でもあった。

1994年、ペーター・ホフマンはパーキンソン病の最初の兆候に気づいた。1999年、病気のことを公表した。2000年の最後のクリスマスツアーが、その成功をおさめたキャリアの終わりだった。2003年伝記が出版された。

2度目の離婚後、1999年から理学〈物理〉療法士のザビーネ・ツィムラーと暮らしていたが、2007年3月、二人はひっそりと結婚した。二人の間にはすでに娘がいた。発病以来、ホフマンはパーキンソン病研究のために尽力してきた。この活動はマールブルクのフィリップ大学実験神経医学研究グループにおかれたペーター・ホフマン・パーキンソン研究プロジェクトとして恒常的に活動しており、ギュンター・ヘグリンガー博士が指揮をとっている。

ケムナスの展示は名誉市民マックス・ポンナスとフリッツ・ダインライン博士がイニシアティブをとって実現した。実際的なことは歌手の弟のフリッツ・ホフマンに委ねられた。『思い出の部屋になるだろう』と58歳の弟は語った。

彫刻家のクルト・アレンツは『傑出した歌手であり人間であるペーター・ホフマンのためにその存命中に記念する場所を作ることは市と全地域の責任者にとって名誉なことだ。そして、私が制作した若き日のホフマンの胸像がその場所にあって正当な価値を認められることは、うれしいことだ』と話した。

アレンツ氏はベルリンのヨーロッパ文化基金の芸術家スポークスマンという名誉職にもある。現代ヨーロッパにおける、伝統的な彫像制作者として卓越した人物とみなされている。アメリカ大統領、ドイツ連邦首相、カラヤンやバーンスタイン、エルンスト・フックスといった芸術家、ケルンの枢機卿や教皇ベネディクト16世のような宗教家、財界人や産業人のなどの彫像に不朽の名を残している。

* * *

兄のマネージャーで、今も音楽マネージメントの仕事をしている弟フリッツ・ホフマン氏のホームページにもこの記事があります。P.ホフマン本人はいませんが、ページの一番下の写真には、図書館関係者とフリッツ・ホフマン氏とお母さんが写っています。お母さんは83歳ぐらいだと思いますが、お若いです。リンク先を訪問なさる場合、フリッツ・ホフマン氏の演奏と思われるドラムが鳴りますので、音量調節をしてからクリックしたほうが良いでしょう^^;;

関連記事:
☆☆ ユーチューブ-1
☆☆ ユーチューブ-2
☆☆ ユーチューブ-3


タグ:P.ホフマン
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コメント 8

keyaki

見てきました。図書館に常設というのは、素晴しいことですね。
Youtubeにアップするのは、とてもいい方法だと思います。

スキンも素敵ですね。雑草もなかなか絵になりますね。


by keyaki (2008-05-06 00:14) 

euridice

>Youtubeにアップするのは、とてもいい方法だと思います。
ですね・・ 弟さんには次々アップしてもらいたいものです。
テレビ放送録画など手元にないのかしらねぇ・・;;

>雑草もなかなか絵になりますね
意外にいいかな・・と・・
ぼぅ〜〜〜と立ち上がってるのは、昔懐かしいイタドリ(=スイバ)
ではないかと思います。思い出の中のより、なんだかひょろひょろ
ですけど・・ 小さい頃のはもっと太くてがっしりしていたような
気がします。
by euridice (2008-05-06 07:08) 

ななこ

ユーチューブ紹介していただきありがとうございます。
明るくシンプルで落ち着いた感じのコーナーですね。
彫像の隣の肖像画やデッサンが素敵ですね。
絵になる男~と惚れ惚れ見ました。
BGMで流れる曲はかなり後年の声でしょうか?

>イタドリ
・・・ではなくスイバかギシギシだと思います。
イタドリは同じタデ科ではありますが、全く違います。
スイバとギシギシの違いは葉の形にあるそうです。
タンポポの綿毛もかわいいですね。


by ななこ (2008-05-06 14:37) 

YUKI

You Tubeの映像を見せて頂きました!(^o^)
弟さんからの動画って凄く貴重な動画ですよね?!

「Only You」の歌に合わせて展示されている品々が写されているのを見て改めて彼の偉大さを実感しましたね。(*^o^*)

日本でこんな感じの展覧会が開催されたら面白そうですねぇ!(*^o^*)
by YUKI (2008-05-06 16:59) 

ペーターのファンです。

落ち着いて素敵な展示です。ケムナス市立図書館に感謝!
そして、いつも貴重な情報をありがとうございます。

デッサンもブロンズ像もかっこいいのは、本人が本当にいい男だからですね。
「ジークムントで輝くように美しかった」とありますが、声も姿も傑出していたと
あらためて思います。

不世出のテノールとは彼のためにある言葉です。

by ペーターのファンです。 (2008-05-06 17:40) 

euridice

ななこさん
図書館にコーナーが・・はやはりうれしいです。
伝記でアンナマリア・カウフマンがドイツでの扱いは酷いと批判していますが、
やっと冷静で正当な評価がされるようになってきたのかもしれません。

>BGMで流れる曲はかなり後年の声でしょうか?
CDに入っているのを使っているとすれば、
1996年発売のアルバムです。症状が出て、診断がついた後ですね。
↓に記事があります。
http://euridiceneeds.blog.so-net.ne.jp/2005-09-14

>>イタドリ
写真に写っているのは、やはりスイバなんですね。
子ども時代の思い出の草は、イタドリと呼んでいて、
なんというかもっと立派な感じの草でした。
小学校入学前のことです。その後、引っ越した場所にあった
似たような雑草は、スイバと呼ばれていて、それ以前の
イタドリとは違うような気もしていました。いずれにしても
ほんとに小さいころのあいまいな記憶です。

タデ科ですか。タデくう虫も好き好きのタデ科ですね^^;;
by euridice (2008-05-06 22:52) 

euridice

YUKIさん
これからも、期待したいです。
弟氏の趣味は、写真ということでしたから、
ビデオ撮影もお上手なんでしょうね^^+
by euridice (2008-05-06 23:09) 

euridice

ペーターのファンです。さん
どういたしまして。

>ケムナス市立図書館に感謝!
ほんとうに。うれしいことです。

>声も姿も傑出していたとあらためて思います。
そうですね^^+
by euridice (2008-05-06 23:14) 

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