若い!ローエングリン登場 [オペラ]
雑誌「グランドオペラ」最新号で、某評論家氏に「期待のヘルデンテノール?!」と期待されたクラウス・フローリアン・フォークトのローエングリンです。
氏によれば、フォークトともう一人同年代のヨナス・カウフマンの登場によって、『ルネ・コロとペーター・ホフマンが活躍した1980年代が再現される可能性』が出てきたのだとか。氏としては、この二人に、ワーグナー・テノール一筋のキャリアを歩むことを大いに期待しているということです。ホフマンに裏切られた恨みは深い....というところでしょうか。
『ヨナス・カウフマンは、声を聴いた時に「これこそワーグナーの声だ」と思った』し、『クラウス・フロリアン・フォークトは、新国立劇場の「ホフマン物語」でのフランス語を聴いただけで、白鳥の騎士、すなわちローエングリンが浮かんできた』のだそうです。さすが凄い想像力です。私も新国立劇場の「ホフマン物語」を見ましたが、そこまでは.....
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カウフマンはこちらへ、パイジェッロ作曲 ニーナまたは恋に狂った娘 これは、今月(11月)クラシカジャパンで再放送、それに、ベートーベン作曲「フィデリオ」のフロレスタン役です。
それはともかく、二人とも三十代後半に入ったばかりというところ。たしかに、とっても久しぶりの若いワーグナー・テノールの登場なのかもしれません。
ヨナス・カウフマン,たしかに素敵です。朝日新聞のCD評で見て,ウェーバーのオベロンを買ってみましたが,悪くない。
もう一人出てきたのですね。今後が楽しみです。
ほんとうに,じっくりと育てて(&育って)ほしいものです。
by Jem (2006-11-03 18:30)