ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」ハンブルク1971年 [オペラ映像]
OGASHIさんのブログで取り上げられていたので、ちょっと見てしまい込んでいたのを思い出しました。Orfeoさんのところにも興味深い記事+コメントがあります。
かのマイナー映像を出してくれるのはありがたいけど、画質と字幕がねぇ・・のドリームライフから、ロルフ・リーバーマン・シリーズとして、この高名な劇場監督のハンブルク歌劇場時代の映像のひとつです。
テレビ用に撮られた映像なのと、1970年代の古さ故、当時沢山撮られたらしいテレビ用オペレッタ映像と共通する一種独特の雰囲気です。色彩は派手というか相当原色に近いけばけばしさ、登場人物のアップがほとんどで、化粧は濃く、髪型かっちりで、なにげに微笑んでいるような表情が時に気になります。演奏は歌も含めて心地よく聴けます。ワルターは多少うるさく感じるところがあります。
このワルター役のテノール氏は、メトロポリタン歌劇場の映像でタンホイザーでした。けっこう可愛い(可愛くないという意見も少なくないですが^^;)エヴァ・マルトン・エリーザベトと、妖艶な美女タチアナ・トロヤヌス・ヴェーヌスのお相手としては、納得し難い鬼瓦でした。ワルターとしては10年一昔の若さで多少ましです。
Orfeoさん宅のいつもとってもおもしろくて有用なコメント情報によれば、このテノール氏、代役が多く、一時はP.ホフマンやコロの代役(あるいはダブル?)専門みたいで、ワーグナーの主役テノール役は全部一度は出演しているそうです。リチャード・キャシリー(T)アメリカ(1927.12.14-1998.1.30)晩年はボストン大学で教えていたようです。
ご紹介とリンク、ありがとうございました。相互TBさせていただきます(そちらのTB、強制反映させましたw)。
それと、私あてに、メールをくださいますか。こちらを参照してください。
http://orfeo.cocolog-nifty.com/orfeoblog/2007/03/post_7708.html
by Orfeo (2007-03-09 10:30)
知らない映像が登場するとあちこちのブログにとんで楽しませていただいています。
オペラに対するみなさんの熱い思いに圧倒されっぱなしです~
こちらで拝見出来るオペラについての情報は古今東西ありとあらゆる分野に及んでいて素晴らしいですね。
ちょっと見ただけ、或いは買ったけれど見てない映像をもう一度見直す気持ちになりつつあります。
リチャードキャシリーは記憶なかったけれど、メットのタンホイザーと言うことで思い出しました。
(まさしく鬼瓦ですね)
1970年代のテレビ用映像というのは、コロ、アンナモッフォのチャールダッシュの女王などの映像のことですか?
by ななこ (2007-03-09 13:11)
いや~、毎度の事ながら 「Orfeoさん」「euriduceさん」のブログは内容の濃い(充実した)文章で、見習わなければならない事ばかりです。
私なんて、希薄な内容でつまらないし。勉強勉強です!!
これからもよろしくお願い致します。
by OGASHI (2007-03-09 23:25)
ななこさん
>キャシリー
タンホイザーの映像といえば、当分はメトとバイロイトのしかなかったですね。そりゃ、バイロイトのヴェンコフに軍配です^^!
>1970年代のテレビ用映像というのは、コロ、アンナモッフォのチャールダッシュの女王などの映像のことですか?
そうです。他にもいろいろ放送されたと思います。オペレッタが多いですが、オペラでも、ベーム指揮の各種とか、リゲンツァのさまよえるオランダ人とか・・
by euridice (2007-03-10 07:43)
OGASHIさん
「Orfeoさん」のところはほんとに楽しいです^^!
こちらこそよろしくお願いします。
by euridice (2007-03-10 07:45)