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カントリー・ミュージック [ムービー付き音声ファイル]

カントリーはテレビなどで、ちらっと視聴したことはあるのですが、よくわからないという感じだけでした。だから、このCDを手に入れても、最初のTake Me Home, Country Roadsしか聞かないままでした。いつごろだったか思い立って聞きました。その結果、今は、ホフマンの歌うカントリー、とても好きです。
2009.10.27 追記
スライドショーひとつ追加しました。8月に撮ったカワセミとカモです。

公園で、スズメが出たり入ったりしている木の幹のウロを見つけました。スライドショーにしました。BGMは、このアルバムからの2曲です。
ユーチューブへ

収録曲:
Take Me Home, Country Roads 
Goodbye Marie
The Most Beautiful Girl
Whatever Way The Wind blows
Oh, Darlin'(Why Don't You Care For Me No More) YT
One For The Ages
The Wind beneath My Wings
Please Come To Boston
You're Taken
New Way (To Light Up An Old Flame)
Your Love Stays With Me
The Gambler
Tulsa Time YT
Once Upon A Lifetime
Country roads

Country roads

  • アーティスト: Peter Hofmann
  • 出版社/メーカー: Import
  • 発売日: 2000/01/01
  • メディア: CD

TARO's CAFEで、カントリー・ミュージックに関する連載記事があります。そこで、私はカントリーというのは全然わからないままですけど・・・ ペーター・ホフマンが、この音楽にも強い関心と興味を持っており、ナッシュビルで録音し、1994年8月、50歳の誕生日に、カントリー・ミュージックのアルバムCD「カントリー・ロード」を発売したことを紹介します。最初の曲、Take Me Home, Country Roadsは好きで、ドライブの助手席に座るときの定番曲のひとつです。この曲は宮崎駿の映画「耳をすませば」でも効果的に使われています。

1983年に発行されたペーター・ホフマンの伝記の著者は、およそ三年にわたる歌手とのインタビューから、その話し振りとその特質をこう分析しています。

「ペーター・ホフマンの語り振りは、楽しく活発で、全く気取ったところがないが、彼のくせのある強い個性を明らかにしている。性質や能力を記述する一種の心理学的曲線(サイコグラム)は、独自の道を行くことが、彼の典型的な特徴であることを明らかにする。

その話し方は、しばしばロック世代の語彙から引用される言葉選び、頻繁に使われる電報風の報告、話し手の焦りを証明する崩れた文章、無意識に引用されるワーグナーの言葉、迫力ある強調された形式を作り出す繰り返しのメカニズム、ちらちらのぞくアメリカかぶれ、決定的には、擬音的な言葉遊びが基礎になっている、普通ではない文の部分構成やことばの組み合わせなどがその特徴である」

この中に「ちらちらのぞくアメリカかぶれ」とありますが、確かにそういう面が読み取れます。これは、私もそうですが、アメリカ軍の占領時代に子ども時代を過ごした世代には、意識するしないにかかわらずアメリカ寄りの心情があるのではないかと思います。ベトナム戦争のころから、色褪せてきたとはいえ、ある意味、アメリカはやはり理想の国、夢の国だったということは否定できないでしょう。

ちなみに、個人的体験ですが、成人後渡米したにもかかわらず、ドイツ語を忘れたという女性に出会って驚いたこともあります。まあ、ドイツかぶれのアメリカ人もいましたけど・・・

ホフマンは、西ドイツのアメリカ占領地区で育っています。そして、およそ七年の軍隊生活、アメリカ人歌手ジェス・トーマスとの親交、二度目の結婚相手デボラ・サッソンも、オペラ座の怪人で共演して、その後も一緒にコンサートをしたアンナ・マリア・カウフマンもアメリカ人等々、アメリカとの関わりは深いです。

また、幼いころからの馬好きが、ついに始めた趣味の乗馬も、ウェスタンライディング。1988年に、ミュンヘンでウェスタンライディングの準ヨーロッパ・チャンピオンになったし、アメリカ西部の牧場に短期間滞在してはウェスタンライディングを楽しんだそうです。アメリカン・インディアンとも親交を結んでいたとか。

そんなことで、実際にカントリー・ミュージックは身近な存在で、カントリー・ミュージックになじんでいる土地で、アルバム「カントリー・ロード」を録音できたのはうれしいことだったということです。

そして、CD発売の翌年、1995年3月から5月に、「すでに相当前から健康を害しているように感じていたにもかかわらず」この録音に基づくツアー(ドイツ語圏内)を行います。

「スポーツマンとして、自分の身体はちゃんとコントロールできるのだから、弱さは克服するものだ。おかしな感じなどは、さっさと頭から追い払って、気にしないことにした。時々、めまいがしてふらつくような感じがしたり、あくびをした時に手がふるえるのに気がついたりしていたのは、すでに何かの前兆だった。しかし、私はそういうことを深刻に考えず、気にすることはない。無視し続ければ、そのうちにおさまるさ」と思っていたのです。

そして、「ツアー終了後、何が何でもしなければならないことは唯一、この苦しみの原因を明らかにすることだけ」というところに追い込まれます。


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コメント 11

うわー。
また良いものを聞かせていただいてありがとうございます!ダウンロードさせていただいちゃいました。
これは癖になりそうですーー。
by (2005-09-02 20:34) 

euridice

りょーさん
>これは癖になりそうですーー。
なってくださいな^^!
私、車に乗ると聞かずにはいられないって感じです^^;
by euridice (2005-09-02 22:13) 

ヴァラリン

…今度、地元のアメリカンに聞かせてみようかなぁ?^^;
by ヴァラリン (2005-09-02 22:34) 

TARO

TBありがとうございました。

驚きましたねえ、この歌。もう思い切り「どカントリー」じゃないですか!
ジョン・デンヴァーはどちらかというとフォーク寄りで、あくまでも明るくさわやかにカラッと歌ってますが、ホフマンのはいくぶんか湿り気を帯びた、もう完全にカントリー&ウェスタンの味わいそのものですね。
まさかこんな感じとは思いませんでした。ビックリ。
by TARO (2005-09-03 00:36) 

わびすけ

出だしのところとか、少しプレスリー思い出しました(^^♪

低音の魅力が。
by わびすけ (2005-09-03 05:33) 

euridice

みなさん、コメント、ありがとうございます。

TAROさん
>もう思い切り「どカントリー」
そうなんですか・・ 

ヴァラリンさん、
>地元のアメリカンに
自信をもってきかせられそうですね^^!

わびすけさん
>少しプレスリー思い出しました
ホフマンはプレスリーには、思春期からはまったそうで、
1992年にプレスリーの歌を集めたCDを発売しています。

http://blog.so-net.ne.jp/euridiceneeds/2005-07-25-1
by euridice (2005-09-03 08:07) 

Sardanapalus

おお~素敵な演奏&歌ですね!ほんと、書いてなきゃホフマン氏とは分からない…。早速論文書きのBGMにさせていただいてます♪この曲、ちょっと切ない歌詞も大好きです。
by Sardanapalus (2005-09-03 23:58) 

euridice

Sardanapalusさんの
>論文書きのBGMで、
鳴ってる^^! うれしいです。
by euridice (2005-09-04 06:14) 

みみみみたくろう

わたしはカントリーロードがむちゃくちゃスキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
by みみみみたくろう (2007-04-19 17:58) 

ななこ

カントリーミュージックはシェーンとかクリントイーストウッドの古い映画が描くような西部開拓時代の音楽と思い込んでいました。
どうもそう単純なものではないようですね。
でもそう難しく考えなくともホフマンの歌うカントリーミュージックはほんとにいいですね~
中声域の地声が(これがその歌手本来の声だと思うのですが)誰がなんと言おうとホフマンの声そのもので、オペラ的に彩られていないのが何とものどかで心地いいです。

ホフマンのちらちらのぞくアメリカかぶれの話しぶりを読んでなるほどと頷ける部分がありますね。
そこのところがカチンコチンのワーグナー信奉者には許せないわけで、反感持つ人も多かったのでしょうね。
逆に広くいろいろなジャンルに興味があったホフマンだから、様式感を保ちながらもその中に本当に人間味あふれる最高の表現力でワーグナーの諸役を歌うことが出来たと思うのですが。

10月のスズメ・・・もう子育ては終わっていますよね?
ウロの中から何かくわえて出てきたりするのは何をしてるのでしょう??
by ななこ (2009-10-22 15:20) 

euridice

このCD、最初のTake Me Home, Country Roads 以外は、ほとんど聴いていませんでした。ライブ86に数曲入っていますが、それらも含めて、ここへきて改めて聴いていますが、なかなか魅力的です。歌詞にも注目すると一段とおもしろいと思います。まだ新鮮な驚きをもって聴けるものがあって幸せです。

>10月のスズメ・・・
あのウロ、何なんでしょう? あそこで子育していたようでもないです。
くわえて出てくるのは木屑のようです。
中に虫でもいるのでしょうか。わかりません・・

by euridice (2009-10-23 08:12) 

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