バイロイトのトリスタン 1986年と87年 [ムービー付き音声ファイル]
2010.12.20:2010/11シーズン、新国立劇場では年末年始(12月25日〜1月10日)に、バイロイトのイゾルデ、イレーネ・テオリンのイゾルデと、久しぶりの登場で楽しみな新国のアイドル、エレナ・ツィトコーワのブランゲーネで、上演されます。従者クルヴェナルもバイロイトと同じ、新国ヴォータンのユッカ・ラジライネン。トリスタンはスミスくんではなく、こちらもおなじみグールドの予定です。
2010.9.23更新:全曲 日本語字幕 動画は散歩で撮った写真です。☆バイロイトのトリスタン再生リスト☆
☆バイロイト1986のトリスタン再生リスト☆
1987年
1幕:1(前奏曲)/2/☆3/4/5/6/☆7/☆8/☆9
2幕:1/2/☆3密会/☆4/☆5/☆6/7/8/☆9
3幕:1/☆2/☆3/☆4 /5/6/7 全曲終了
1986年
1幕:1/2/☆3/4/5/6/☆7/☆8/☆9
2幕:1&2/☆3/☆4/☆5/☆6/☆7/8マルケ王/☆92幕フィナーレ
3幕:1/☆2/☆3/☆4/5/6/73幕フィナーレ全曲終了
参考:HP:WE NEED A HERO!より
関連記事:バーンスタイン指揮のトリスタンTV放送
今夏のバイロイト音楽祭では「トリスタンとイゾルデ」はプログラムにないそうですが、8月(14日BShi/23日BS2)NHKが昨年の公演を放映します。
関連記事:トリスタンとイゾルデ バイロイト2008
ペーター・ホフマンがトリスタンをオペラの舞台で初めて演じたのは1986年のバイロイト音楽祭でした。1981年、ジャン・ピエール・ポネル新演出の再演です。1983年の上演がテレビ放送用に収録され、レーザーディスクが発売されていました。現在、国内版DVDが出ています。バレンボイム指揮、トリスタン:ルネ・コロ、イゾルデ:ヨハンナ・マイアー ほか
1984年と85年にはトリスタンの上演はなかったので、久しぶりの再演への期待は大きかったということです。1981年の演出に手を入れ、より洗練されての再演でした。初日のイゾルデはジャニーヌ・アルトマイヤーでしたが、二回目は58歳の大ベテラン、イングリッド・ビョーナー、後はカタリーナ・リゲンツァに代わったとか。
P.ホフマンは、このころ、すでにポピュラー音楽の分野でも積極的な活動を展開し、成功をおさめてました。ヴォルフガング・ワーグナー氏は「個人的に、ホフマンに、クラシック以外の音楽とのかかわりに対して警告したことも忠告したこともない。常に陰から、彼のポップスへの寄り道を擁護して」いました。氏によれば「このレコード(ロック・クラシック1983年)の成功の波は、ホフマンを突然、3分の2のポップス活動へとひっさらっていき、専門分野であるクラシック活動は3分の1になったが、時期的にうまく配分すれば、問題はなかった」ということです。
しかし、クラシック歌手がポップスをやることを問題視する人の間では、歌手の「声」に関する「懸念」も大きかったようです。しかし、彼の調子は良く、バイロイトでの初トリスタンは成功で、観客もそれを喜び、満足したのでした。作曲家の三枝成彰氏も友人とともに、1986年か87年か不明ですが、この上演を観て、休憩時間にもすぐには立てないほど感動したとか。週刊朝日の連載で読みました(この連載、単行本になっています)
以下、伝記からの引用です。
********************************************************************
.........1986年5月には、ヴィスバーデンの五月祭でジークムントを歌った。その後、ニューヨークでローエングリン、それから、ジャニーヌ・アルトマイヤーのイゾルデ、ダニエル・バレンボイム指揮の『トリスタンとイゾルデ』の練習のために、バイロイトへ行った。これは、ジャン・ピエール・ポネルによる1981年の演出に手を入れ、より洗練されての再演というものだった。
「プレミエ以前にすでにいくつかの混乱があった。爆破予告があったため祝祭劇場の警備が強化されていたし、私の事務所には、ロックを歌ったという理由で、私に容赦ないブーイングを浴びせるという脅迫があった。陰鬱な『トリスタン』をやるには、全然ふさわしいとは言えないにぎやかな状況だった。
ポネルの演出にはまえまえからとても興味があった。評論家は、ポネルの演出は確かに『イメージに耽溺しすぎている』し、心理的洞察より視覚的表現のほうを、演劇的な感覚より美しいイメージを追求していると、非難していたが、しかし、トリスタンの死に際して、イゾルデの幻覚だけが現れるというのは、それでもワーグナーの意図に近いものは保たれており、舞台上でもとりあえず表現されていた。私としてはそれなりに魅力的な演出だった。あとで公演の写真を見たとき、想像した通り、トリスタンの放心状態、高熱による幻覚が同じようにはっきりと伝わってきた。私としては大きな満足感を味わった上演だった」(ペーター・ホフマン)
ペーター・ホフマンは声の調子も良かった。ミュンヘンの新聞は次のように書いた。
「ペーター・ホフマンは、あらゆる悲観的な予測にもかかわらず、上演の夜を粉砕しかねないほどに懸念された役を、驚嘆に値する調子の良さで乗り切った。彼は実に美しく叙情的な方向を示しており、三幕における安定した声には、唖然とさせられた」
それでも、観客の中の、あの一派はペーター・ホフマンがポップスをやるという「逸脱行為」を断念しようとしないことで、気分を害していることを表明した。
「二、三人がブーイングをした。それよりもたくさんの、足を踏みならし『ブラボー』と叫んでの拍手喝采がそれに応じたが、例のグループは、脅迫をやめなかった。ロック・ミュージックが好きじゃない人は、それを聴く必要はないのだが、脅しによって、私に何か強制しようという試みは、どう見積もっても私に対しては逆効果でしかないと思う。
『ブーイング』がすばらしい間奏曲になることもありうるのだが、あの時はそうは思えなかった。それは、1987年に、再びバイロイトでトリスタン役を歌ったときのことだが、初日には、胃の具合が相当悪かった。しかし、身体をコントロールすることはスポーツマン時代にすでに重要な事だったし、歌手にとっても不可欠である。私は自分の職業を実際このようにとらえていた。だから、完全に気分の悪い状態だったにもかかわらずトリスタン役をやり通した。とは言え、なかなか良い出来だったと思う。しかし、最後の音が消えたときはさすがにもう我慢できず、何も考えずに舞台から駆け去ったので、終わりのカーテンコールには出なかった。ヴォルフガング・ワーグナーが幕の前に出て、私に代わって観客に謝罪してくれた結果、私には大きな拍手がおくられた。ところが、おそらくその説明を信じなかったのだろうが、ブーイングも多少あった。相当に奇妙なことだった。......」(ペーター・ホフマン)
一部のマスコミは、言うまでもなく1987年のペーター・ホフマンの初日の不運についてセンセーショナルに報道した。ロックを歌った結果、もうすぐ声がだめになるだろうというせっかちな予測がなされた。彼は何度もこういう主張に基づいたインタビューに直面させられた。かなり挑発的なやり方で行われることも全然めずらしいことではなかった。次の公演で彼が絶好調を示したことには、ゴシップ記者たちはまったく興味を示さなかった。
********************************************************************
私も、親切な同好の方のおかげで、1987年の上演のNHK-FM放送を聴くことができました。NHKの放送はこの「相当体調が悪かった初日」ではなく、別の日の上演だそうです。初日の上演を放送した国もあるという話です。バーンスタインとのトリスタンも大好きですが、これもとても感動的です。実際の舞台の高揚感が伝わってくるようです。トリスタンはより狂おしく、その苦悩の激しさがより強く感じられます。
参考:HP:WE NEED A HERO!より
3幕より バイロイト音楽祭1987年&1986年
2010.9.23更新:全曲 日本語字幕 動画は散歩で撮った写真です。
1987年
1幕:1(前奏曲)/2/☆3/4/5/6/☆7/☆8/☆9
2幕:1/2/☆3密会/☆4/☆5/☆6/7/8/☆9
3幕:1/☆2/☆3/☆4 /5/6/7 全曲終了
1986年
1幕:1/2/☆3/4/5/6/☆7/☆8/☆9
2幕:1&2/☆3/☆4/☆5/☆6/☆7/8マルケ王/☆92幕フィナーレ
3幕:1/☆2/☆3/☆4/5/6/73幕フィナーレ全曲終了
参考:HP:WE NEED A HERO!より
関連記事:バーンスタイン指揮のトリスタンTV放送
今夏のバイロイト音楽祭では「トリスタンとイゾルデ」はプログラムにないそうですが、8月(14日BShi/23日BS2)NHKが昨年の公演を放映します。
関連記事:トリスタンとイゾルデ バイロイト2008
ペーター・ホフマンがトリスタンをオペラの舞台で初めて演じたのは1986年のバイロイト音楽祭でした。1981年、ジャン・ピエール・ポネル新演出の再演です。1983年の上演がテレビ放送用に収録され、レーザーディスクが発売されていました。現在、国内版DVDが出ています。バレンボイム指揮、トリスタン:ルネ・コロ、イゾルデ:ヨハンナ・マイアー ほか
1984年と85年にはトリスタンの上演はなかったので、久しぶりの再演への期待は大きかったということです。1981年の演出に手を入れ、より洗練されての再演でした。初日のイゾルデはジャニーヌ・アルトマイヤーでしたが、二回目は58歳の大ベテラン、イングリッド・ビョーナー、後はカタリーナ・リゲンツァに代わったとか。
P.ホフマンは、このころ、すでにポピュラー音楽の分野でも積極的な活動を展開し、成功をおさめてました。ヴォルフガング・ワーグナー氏は「個人的に、ホフマンに、クラシック以外の音楽とのかかわりに対して警告したことも忠告したこともない。常に陰から、彼のポップスへの寄り道を擁護して」いました。氏によれば「このレコード(ロック・クラシック1983年)の成功の波は、ホフマンを突然、3分の2のポップス活動へとひっさらっていき、専門分野であるクラシック活動は3分の1になったが、時期的にうまく配分すれば、問題はなかった」ということです。
しかし、クラシック歌手がポップスをやることを問題視する人の間では、歌手の「声」に関する「懸念」も大きかったようです。しかし、彼の調子は良く、バイロイトでの初トリスタンは成功で、観客もそれを喜び、満足したのでした。作曲家の三枝成彰氏も友人とともに、1986年か87年か不明ですが、この上演を観て、休憩時間にもすぐには立てないほど感動したとか。週刊朝日の連載で読みました(この連載、単行本になっています)
以下、伝記からの引用です。
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.........1986年5月には、ヴィスバーデンの五月祭でジークムントを歌った。その後、ニューヨークでローエングリン、それから、ジャニーヌ・アルトマイヤーのイゾルデ、ダニエル・バレンボイム指揮の『トリスタンとイゾルデ』の練習のために、バイロイトへ行った。これは、ジャン・ピエール・ポネルによる1981年の演出に手を入れ、より洗練されての再演というものだった。
「プレミエ以前にすでにいくつかの混乱があった。爆破予告があったため祝祭劇場の警備が強化されていたし、私の事務所には、ロックを歌ったという理由で、私に容赦ないブーイングを浴びせるという脅迫があった。陰鬱な『トリスタン』をやるには、全然ふさわしいとは言えないにぎやかな状況だった。
ポネルの演出にはまえまえからとても興味があった。評論家は、ポネルの演出は確かに『イメージに耽溺しすぎている』し、心理的洞察より視覚的表現のほうを、演劇的な感覚より美しいイメージを追求していると、非難していたが、しかし、トリスタンの死に際して、イゾルデの幻覚だけが現れるというのは、それでもワーグナーの意図に近いものは保たれており、舞台上でもとりあえず表現されていた。私としてはそれなりに魅力的な演出だった。あとで公演の写真を見たとき、想像した通り、トリスタンの放心状態、高熱による幻覚が同じようにはっきりと伝わってきた。私としては大きな満足感を味わった上演だった」(ペーター・ホフマン)
ペーター・ホフマンは声の調子も良かった。ミュンヘンの新聞は次のように書いた。
「ペーター・ホフマンは、あらゆる悲観的な予測にもかかわらず、上演の夜を粉砕しかねないほどに懸念された役を、驚嘆に値する調子の良さで乗り切った。彼は実に美しく叙情的な方向を示しており、三幕における安定した声には、唖然とさせられた」
それでも、観客の中の、あの一派はペーター・ホフマンがポップスをやるという「逸脱行為」を断念しようとしないことで、気分を害していることを表明した。
「二、三人がブーイングをした。それよりもたくさんの、足を踏みならし『ブラボー』と叫んでの拍手喝采がそれに応じたが、例のグループは、脅迫をやめなかった。ロック・ミュージックが好きじゃない人は、それを聴く必要はないのだが、脅しによって、私に何か強制しようという試みは、どう見積もっても私に対しては逆効果でしかないと思う。
『ブーイング』がすばらしい間奏曲になることもありうるのだが、あの時はそうは思えなかった。それは、1987年に、再びバイロイトでトリスタン役を歌ったときのことだが、初日には、胃の具合が相当悪かった。しかし、身体をコントロールすることはスポーツマン時代にすでに重要な事だったし、歌手にとっても不可欠である。私は自分の職業を実際このようにとらえていた。だから、完全に気分の悪い状態だったにもかかわらずトリスタン役をやり通した。とは言え、なかなか良い出来だったと思う。しかし、最後の音が消えたときはさすがにもう我慢できず、何も考えずに舞台から駆け去ったので、終わりのカーテンコールには出なかった。ヴォルフガング・ワーグナーが幕の前に出て、私に代わって観客に謝罪してくれた結果、私には大きな拍手がおくられた。ところが、おそらくその説明を信じなかったのだろうが、ブーイングも多少あった。相当に奇妙なことだった。......」(ペーター・ホフマン)
一部のマスコミは、言うまでもなく1987年のペーター・ホフマンの初日の不運についてセンセーショナルに報道した。ロックを歌った結果、もうすぐ声がだめになるだろうというせっかちな予測がなされた。彼は何度もこういう主張に基づいたインタビューに直面させられた。かなり挑発的なやり方で行われることも全然めずらしいことではなかった。次の公演で彼が絶好調を示したことには、ゴシップ記者たちはまったく興味を示さなかった。
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私も、親切な同好の方のおかげで、1987年の上演のNHK-FM放送を聴くことができました。NHKの放送はこの「相当体調が悪かった初日」ではなく、別の日の上演だそうです。初日の上演を放送した国もあるという話です。バーンスタインとのトリスタンも大好きですが、これもとても感動的です。実際の舞台の高揚感が伝わってくるようです。トリスタンはより狂おしく、その苦悩の激しさがより強く感じられます。
参考:HP:WE NEED A HERO!より
3幕より バイロイト音楽祭1987年&1986年
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ビョーナーは最終的にイゾルデまで声を重くするんですね!最近ケンペのリングで彼女のリリックな歌声にとても惹かれまして、ぜひ聞いてみたくなりました。 リゲンツァもいいですね。
ポネルのDVDは見たことがなかったと思います。
いずれ機会があれば、こちらも見たいです。
by わびすけ (2005-07-14 12:08)
わびすけさん、こんばんは。
初日のジャニーヌ・アルトマイヤーもよかったそうですよ^^;
この年(1986年)の放送も聴きたいんですけど、
なかなかご縁がありません。
>ポネルのDVD
これはレーザーディスクもビデオも出てましたから、図書館などで見られると思います。
by euridice (2005-07-14 20:13)
8月のトリスタン放映の情報ありがとうございます。
新国ブリュンヒルデが素晴らしかったのでテオリンイゾルデ楽しみです。
(イゾルデに関してはあまりいい印象を持たなかった覚えがあるのですが)
年末年始は大野さん指揮のトリスタンなのですね^^
1987年のホフマンのトリスタン、やっぱりいいですねえ~~~
ポネルの舞台はLDで何度も見ました。
コロはかなり衰えてからですが生のトリスタンも聞いて、歌、容姿、演技全てにおいて優れていたと思いますが、ホフマンと聞き比べると悲劇性において10歩も100歩も譲らざるを得ませんね。
声そのものがコロは明るくて。
容姿に至っては比べるべくもない・・・
それでも、それ以後コロ以上のトリスタンは現れていないというか、聞くに堪えないものばかり。
だるまさんみたいなフランツがまあ聞けるかなという寂しい現実。
それにしても3年ぶりの再演というのにバイロイトは映像を残さなかったのですね;;
せめてバイロイトライブCDが出ないものでしょうか。
NHKのFM放送をこうして euridice さんのブログで聞かせていただけることが奇跡みたいなことと感謝です。
by ななこ (2010-07-14 23:20)
ななこさん、どういたしまして。
ワルキューレは生放送。ということは字幕はどうなのかしら・・ 以前、グラインドボーンだったかのルルは、生のときは字幕なしでしたから・・それにジークムント、あまり見たくないテノール・・ カウフマンのローエングリンは放送なし。
以前のネットからのダウンロードを聴いてみても
スミス君もテオリン・イゾルデも劇場ならともかく、
録音や映像で耽溺できるものではないと思います。
by euridice (2010-07-16 10:43)
バーンスタインの「トリイゾ」もいいですが、バレンボイムとの「トリイゾ」もいいですね~~~。
>トリスタンはより狂おしく、その苦悩の激しさがより強く感じられます。
本当に・・・今時いくら「トリイゾ」を実演で聴いてもなかなか満足とまではいかないのは仕方ないです。
ペーター・ホフマンのトリスタンがあってこそ、この演目の本当の美しさ、良さが分かるのだと実感します。
1986年の公演もやがて全曲アップなさいますよね・・・と相変わらず甘えてばかりで申し訳ございません^^;
>観客の中の、あの一派
現代感覚ではちょっと理解に苦しむところではありますが、ドイツというお国柄もあって当時はロックに対する偏見は相当なものだったのですね。
でもこういった人達はクラシック界のホフマンの熱烈なファンだったとも思えます。
いずれにせよホフマンを傷つけることになったわけですから本当のファンとは言えませんが・・・。
by kametaro07 (2010-09-13 15:00)
kametaroさん
1986年の2幕もアップしようと思ったところです。
どうぞお楽しみください。
録音という点からは、パーンスタインのCDが一番良いのでしょうけど、
やはり本格的舞台こそホフマンの本領でしょう。「劇場の照明の下でこそ、ホフマンは、より刺激的に光り輝き、歌唱と演技が融合して、まばゆいほどの白熱した人物像を具現する」とのこと。こんな歌手で「トリスタンとイゾルデ」を劇場鑑賞したいものです。
by euridice (2010-09-13 21:59)
初めまして。
keyakiさんのところなどにお邪魔しておりますsoraと申します。
今回トリイゾは初めてなのですが、自分で持っている音源がいまいちぴんと来ず、‘ホフマンさんがやっぱり良い’という評判をききまして、こちらにたどりつきました。もちろんeuridiceさんのブログはもう何度も拝見させて頂いております。
大変素敵な音源をupして下さり本当に有難うございます。
とりあえず1987をDLして聴いております。ホフマンさんはもちろんなのですがリゲンツァさんがとても私には良い感じですんなり入っていけます。
音質はさすがに‘ざー’っというのがありますが、もともと録音音源にあまりこだわらない(こだわれない)やつなのであまり気にならず聴けます。
ざっとネットを見た感じですが、普通にホフマンさんのトリイゾを入手するのは難しそうなので、本当に有難いです。
有難うございます!!
by sora (2010-12-23 11:19)
soraさん
はじめまして。
新国にいらっしゃるのですか。
ユーチューブのには日本語字幕をつけたので、
役に立つと思います。
予習に使っていただければ、うれしいです。
ホフマンのトリスタンは、正規録音はバーンスタイン指揮のCDだけです。これも品切れ中みたいですね。
by euridice (2010-12-23 13:13)
euridiceさんがアップして下さってるこちらの音源を年末の大騒ぎの中で息子に音楽CDにしてもらいました。
オーディオスピーカーで聞けるようになって嬉しくてたまりません。
86年と87年のホフマンのトリスタンを聞き比べる!
なんという贅沢でしょう!
全曲通しては来年ゆっくりと・・・なのですが、ちょっとつまみ聞きした感じでは結構違うのですね。
相手によるのか、ホフマン自身の変化なのか・・・
とてもわくわくしております。
ほんとうにありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎え下さいますよう。
来年もよろしくお願いいたします。
by ななこ (2010-12-29 22:58)
そうですか。それはよかったです。
ゆっくりお楽しみください。
>結構違う
そうなんですね。
表現はもちろんなんですけど、テンポ相当違います。
字幕をつけたとき、つくづく思いました。
一致するところなんてないんですもの・・
演奏って、一回性のものなのでしょう。
大人数のそれを合わせてひとつに創り上げる指揮者って
やはり偉大なんだと思います。
ななこさんも良い年をお迎えください。
こちらこそ、来年もよろしくお願いします。
by euridice (2010-12-29 23:24)