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アラベラ [オペラ映像]

TARO's CAFEの興味深い連載に連動させていただきます。

なんだか自分の身の丈に合わないというか落ち着かない物語です。オペラ作品のひとつというだけでショルティ指揮、オットー・シェンク演出の映画版LDを見たのが初めです。

P.ホフマンと「アラベラ」は全然接点はないようですが、上記映画版「アラベラ」の男の子として育てられた妹役を演じているソーナ・ガザリアンはホフマンがフロレスタン役のショルティの「フィデリオ」ではマルツェリーネ役ですが、ウィーンでのコンクールの参加者だったということです。
...............評論家のカール・レーベルは、当時、ウィーンの新聞にこう書いている。『将来のためにいくつかの名前を覚えておくべきである。最終審査から除外されたシルビア・シャシュ、ソーナ・ガザリアン、ペーター・ホフマンである........................』
このコンクールの優勝者はだれだったのかしら?

指揮:ショルティ/演出 :オットー・シェンク/ウイーン・フィル 映画 LD
arabera.jpg
しゃれたお話という感じ。オペラ的うそっぽさを感じない映像です。
娘の結婚に家庭経済の回復を期待する、貴族の精神構造というか、貴族社会の構造やひたすら理想の結婚相手の出現を夢見る女性の心理と生活は、理解の外であり、貴族という存在は、徹底的に不可解ですが、それが、あくまでも物語として、美しい音楽と共に楽しめる所以なのかもしれません。

ほかの映像
video781.jpgクリスティアン・ティーレマン指揮 オッtー・シェンク演出 メトロポリタン歌劇場1994 DG DVD
アラベラ:キリ・テ・カナワ、ズデンカ:マリー・マクローリン、フィアケルミリ:ナタリー・デッセイ、マンドリーカ:ヴォルフガング・ブレンデル、マッテオ:デヴィッド・キューブラー、伯爵夫人:ヘルガ・デルネシュ、伯爵:ドナルド・マッキンタイヤー
演出が同じなので、オペラ映画でみたショルティ指揮のと、舞台装置が同じ。ブレンデルのマンドリーカとマッキンタイヤーの賭け事にはまってる伯爵が、これは喜劇だ!と思わせてくれます。

グラインドボーン音楽祭 TV
なぜか耐え難くつまらなかったです。

video782.jpgサヴァリッシュ指揮 バイエルン国立歌劇場来日公演1988  TV
アラベラ:ルチア・ポップ、ズデンカ:ジュリー・カウフマン、マンドリーカ:ベルント・ヴァイクル、マッテオ:ペーター・ザイフェルト、伯爵:アルフレート・クーン、伯爵夫人:ゲルトルーデ・ヤーン、エレメール:ホプファーヴィーザー、フィアカーミリ:シンディア・シーデン
非常に説得力のある公演だと思います。実際に見た方々の感動はすごかっただろう思います。

録音
cd781.jpgジョセフ・カイルベルト指揮 バイエルン国立歌劇場1988 DG
アラベラ:リーザ・デル・カーザ、ズデンカ:アンネリーゼ・ローテンベルガー、フィアケルミリ:Eva Maria Rogner、マンドリーカ:ディートリッヒ・フィッシャーディースカウ、マッテオ:Georg Pakuda、伯爵夫人:Ira Malaniuk、伯爵:Karl Christian Kohn

cd782.jpgサバリシュ指揮 バイエルン国立歌劇場1977 GLDEN Meledram
アラベラ:ユリア・デル・ヴァラディ、ズデンカ:エディット・マティス、フィアケルミリ:Hildegar Uhrmacher、マンドリーカ:ディートリッヒ・フィッシャーディースカウ、マッテオ:Georg Pakuda、伯爵夫人:Herta Toepper、伯爵:クルト・ベーメ、占い師:マルタ・メードル

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コメント 1

TARO

>euridiceさん

TB&コメントありがとうございました。こちらからもTBさせていただきました。

それにしても気になる。すごく気になる。いったい誰が優勝したコンクールなんでしょうか。この3人が最終審査に残れないなんて・・・審査員の顔ぶれから行くと、かなりビッグなコンクールですよね。

そういえばショパン・コンクールに先立つミュンヘンのコンクールで、ポリーニが本選のブラームスのコンチェルトで一部分をまるまるとばしてしまい、一位なしの2位に終わったというエピソードを思い出しました。
by TARO (2005-03-29 23:59) 

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