So-net無料ブログ作成

虫の世界の蝶々夫人 [オペラ映像]

 うわさに聞いていた舞台、もちろん映像でですが、見てしまいました。チョウチョウ夫人だから、虫でいくかといった気楽な発想でしょうか。でも、あれだけの衣装を考え、仕立てるのは相当な想像力と創造力、縫製技術が必要でしょうね。主要な役は、甲虫の種類に見えました。蝶々夫人、1幕はよくわかりませんでした。チョウチョウのようでもありましたが。2幕は地味な感じのこがね虫系のやつのような。背中に「幼虫」と漢字で大書してあるのは意味不明。スズキもこがね虫の一種でしょう。ピンカートンは「さそり」という話も聞きましたが、あれは、カミキリ虫じゃないかしら。触覚がないのがちょっと問題ですが。シャープレスもそんな感じ。ゴローはよくわからないけど、みの虫みたい。胸に「吾路」と漢字で書いてあるけど、「路」というのがユニーク。蝶々さんの子どもはてんとう虫。脇役とその他大勢は、なぜか、いも虫系。みなさん、ちょっと憮然とした表情に見えました。舞台は森ではなくて、荒れ地系。演出がどうというよりは衣装が・・の世界でしょう。
虫との関係は詮索しても意味不明なので、それこそ無視すれば、演技も歌も感動ものです。殊にこんなに個性的で生き生きした存在感のあるピンカートンはめったにいないと思います。とても魅力的です。蝶々夫人との二重唱も、心にしみます。蝶々夫人もすばらしい。八千草薫蝶々さんに優るとも劣らない雰囲気です。虫だからと下手物扱いするのはもったいないです。
蝶々さん:ダニエラ・デッシー、ピンカートン:ファビオ・アルミリアート 、スズキ:ロザンナ・リナルディ 、シャープレス:ホアン・ポンス  

      


nice!(0)  コメント(12)  トラックバック(1) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 12

TARO

この虫版は見ていないのですが、写真を見る限りでは面白そうじゃないですか。

そういえばカラヤン=ポンネルの映像版も、なにか小動物の世界のような印象を受けました。
ポンネル版はピンカートンがわけのわからない異界に入っていったという解釈だと思うのですが(だから最後は『破って』逃げ出す)、その異界がエイリアンか小動物のような。(ハミングコーラスで家の二つの灯りとフレーニの目がオーヴァーラップするところなど)

でもこの演出は、アメリカ人組も含めてすべてが虫の世界なんですね。写真中央のでっかい芋虫みたいなのは、どの役なんでしょう?
by TARO (2005-03-28 13:44) 

euridice

虫がオペラを演じているというところかしら。面白いですし、歌がいいからかな?感動します^^; (演技というか、雰囲気も合っていると思います)
>写真中央のでっかい芋虫みたいなの
ヤマドリ大尽です。蝶々さんの親戚とかも巨大芋虫様です。
カブトムシのようなのはボンゾです。

写真、クリックすると大きい画像が見られます。

>カラヤン=ポンネルの映像版
気に入ってます・・・
by euridice (2005-03-28 14:14) 

keyaki

昆虫の種類になんの意味もないとはおもいますが、イタリア人から見ると、
ピンカートン:さそり
子供:てんとう虫
シャープレス:こおろぎ
すずき:せみ(イタリア語ではcicalaだって)
ゴロー:芋虫
親戚一同:おかいこさん
に見えるようです。
それにしてもへたくそな漢字ですね。

これと同じプロダクションが、NHKホールで引っ越し公演してますので、ご覧になった方も多いとおもいます。

この時の公演はCSでも放送されてますし、4月27日にはDVDもリリースされるそうです。
TORRE DEL LAGOのはオペラの重要なところで頻繁にドミンゴを写して、オペラが台無しになっている!と怒りのコメントもありました。(そうでしたか?euridice さん)
by keyaki (2005-03-28 20:33) 

euridice

肝心の蝶々さんは何でしょうか。
1幕、花嫁のベールをつけた細身のおかいこさん
2幕、蛾になったおかいこさん かな?
背中の「幼虫」は「成虫」の間違いだったりして・・・
シャープレス:こおろぎ、すずき:せみ ←それもそうですね。
ゴローはやっぱり「みの虫」のほうがぴったり。

>頻繁にドミンゴを
ソノトオリデス
by euridice (2005-03-28 21:31) 

TARO

そういえば。私も雑誌の記事でしか読んだことがありませんが、リューバ・ヴェーリッチがタイトルロールを歌って、ダリが衣裳と装置を担当した「サロメ」は、鳥の世界だったんじゃなかったかと。サロメは孔雀だったとか。
by TARO (2005-03-29 02:59) 

euridice

理解困難の異世界を表現するのに「虫」とか「鳥」を持ってくるのって、けっこう常套手段かも・・・キリスト教って(必死で)人間とその他の生物を峻別するじゃないですか。 高尚な倫理規範からはずれているらしい魔笛のパパゲーノも「鳥人間」みたいですし^^; まあね、日本人は「虫」には、支配されてるようですけど・・・・ 本邦でもその昔、都の人々は関東を形容するのに「鳥が鳴く」と言ったとか? 
by euridice (2005-03-29 08:18) 

keyaki

>肝心の蝶々さんは何でしょうか。
蝶々さん:さなぎ&蝶々
これを考えた演出家が言った訳ではないですから、ディズニーの世界? 荒涼とした舞台は、核戦争後? よくわからんヨ、ヘヘヘみたいです。まあ、上演されたのが、イベント会場で、劇場とは違いますからね。
でもよくみると、足袋に草履というのがなんともねぇ。凝ってますね。

日本の引っ越し公演でブーがでないどころか、拍手が十数分も続いた・・ということで、本場にも受け入れられたとおもっているふしもあるような・・・???
by keyaki (2005-03-29 09:25) 

euridice

では、ここらで配役をまとめましょう(異論、受け付けます^^)
蝶々さん:1幕 かいこ(幼虫)、2幕 かいこ蛾(成虫)
息子:てんとう虫
スズキ:ミンミンゼミ(または、ツクツクホーシ)
ピンカートン&ケート:クロサソリ
シャープレス:オオコウロギ(ピノッキオにも登場するやつ)
ヤマドリ:いも虫
蝶々さんの親戚一同:いも虫
ボンゾ:カブトムシ(または、コクゾウムシ)
ゴロ:みの虫
その他:アリ(ヤマドリの取り巻きや、召使い)、クモ(蝶々さんの子どもをからかってます)、甲虫目コガネムシ科の虫(結婚式に登場する神主さんとか)

>足袋に草履
なのよね〜〜 やっぱりニッポンはムシできないってこと?!
舞台にははじめ富士山らしきものがそびえておりまして、
音楽がはじまると倒れて床になります。
by euridice (2005-03-29 10:33) 

Orfeo

はじめまして。Orfeoといいます。
keyakiさんに教えられて、遊びにきました。euridiceさんとおっしゃるんですね。なんだか、初対面のような気がしません(笑)。

こちらも素敵なブログですね。読み応えがありそうです。私のほうはオペラのDVDレヴューを中心にやっています。今日たまたま、この『蝶々夫人』のNHKホールでの公演に関する記事をアップしたところです。せっかくですから(?)TBさせていただきます。

今後とも、よろしくお願いします。
by Orfeo (2005-08-03 18:08) 

euridice

Orfeoさん、いらっしゃいませ。
三途の川、無事渡れたようですね^^;
冗談はともかく、某歌手のことしかほとんど書いてないという
偏ったブログですが、こちらこそよろしくお願いします。

TB、どうも。これから、そちらに飛んでいきます。
by euridice (2005-08-03 20:51) 

TARO

euridiceさん、後ろを振り向かないようにね!
by TARO (2005-08-03 23:16) 

euridice

しっかり振り向いて、確認。
ここ居心地がいいし・・・
by euridice (2005-08-04 07:30) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1