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ラ・トラヴィアータ 椿姫 [オペラ映像]

ヴェルディ:ラ・トラヴィアータ 椿姫


1)指揮 ジェームズ・レヴァイン 演出 フランコ・ゼッフィレッリ オペラ映画1982年ヴェルディ:ラ・トラヴィアータ 椿姫
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最初に見たオペラの映像。オペラというものを試してみようというわけで、貸しビデオで。主役は、ヴィオレッタには違和感がなかったが、アルフレートは、やっぱりオペラ歌手って・・・と思いました。今をときめくドミンゴとは知りませんでした。それでも、全体的にかなりおもしろくて、以後、映画からかなりの部分オペラ映像に転向しました。

クラシカ・ジャパンで放送していたので、久しぶりに見ました。ストラータスのヴィオレッタはほんとうにそれらしく、歌手の余技的演技ではなく、立派な女優です。納得のヴィオレッタです。

video171.jpg2)ゲオルグ・ショルティ指揮 リチャード・アイル演出、コヴェントガーデン1994  TV LD DVD
ヴィオレッタ:アンジェラ・ゲオルギュー、アルフレート:フランク・レパード、ジェルモン:レオ・ヌッチ、ドゥフォール男爵:リチャード・ヴァン・アラン、アンニーナ:ジリアン・ナイト、ガストン子爵:ロビン・レッガーテ、フローラ・ベルヴォア:リー・マリアン・ジョーンズ
2幕が特にいいと思います。胸がいっぱいになります。

video172.jpg3)1973 NHK招聘イタリアオペラ TV
ヴィオレッタ:レナータ・スコット、アルフレート:ホセ・カレーラス、ジェルモン:セスト・ブルスカンティーニ
ヴィオレッタは、お芝居と歌で、容姿を超えている例でしょうか。薄命美人を納得させられます。アルフレートはほんとうに若いです。20代のカレーラス、初々しいです。

video173.jpg4)ジュセッペ・パターネ指揮、ローマ歌劇場管弦楽団1968 映画版 LD DVD(外国版)
ヴィオレッタ:アンナ・モッフォ、アルフレート:フランコ・ボニゾッリ、ジェルモン:ジーノ・ベッキ

5)ランベルト・ガルデッリ指揮 ベルリン国立歌劇場 映画版1973 LD
ヴィオレッタ:ミレッラ・フレーニ、アルフレート:フランコ・ボニゾッリ、ジェルモン:セスト・ブルスカンティーニ

6)ベルナルド・ハイティンク指揮 ピーター・ホール演出 グラインドボーン音楽祭1987年 TV
ヴィオレッタ:マリー・マクローリン、アルフレート:ウォルター・マクネール、ジェルモン:ブレント・エリスBrent Ellis

video174.jpg7)リッカルド・ムーティ指揮 リリアーナ・カヴァーニ演出 スカラ座1992年 TV
ヴィオレッタ:ファブリッツイーニ、アルフレート:アラーニャ、ジェルモン:パオロ・コーニ
ムーティが「美男美女でやるぞ!」と言ったとか、マリア・カラス・ファンに妨害されるので、ずっと上演がなかった、スカラ座での「椿姫」再開上演だそうです。

video175.jpg8)マウリッツイオ・ベニーニ指揮 フランチェスカ・ザンペルロ演出 フランス国立ボルドー歌劇場  TV
ヴィオレッタ:レオンティーナ・ヴァドーヴァ、アルフレート:アルフレード・ポルティラル、ジェルモン:エドワルド・トウマジアン

video176.jpg9)リッツイ指揮 ピッツイ演出 フェニーチェ座1992 TV
ヴィオレッタ:エディタ・グルベローヴァ、アルフレート:ニール・シコフ、ジェルモン:ジョルジュ・ザンカナロ



video1791.jpg10)スービン・メータ指揮 イタリア放送交響楽団 アンドレア・アンダーマン制作 映画2000 TV
ヴィオレッタ:エチェリ・クヴァザヴァ、アルフレート:ホセ・クーラ、ジェルモン:ローランド・パネライ
物語の時間通りに撮って同時中継するという企画。ジェルモン役は直前までルッジェーロ・ライモンディの予定だったとか。急病のためパネライが代役だったそうです。なんだか調子悪そうでした。慣れない映画撮影に急きょ出演で大変だったという話です。
 
video177.jpg11)Ed Spanjaad指揮 ネーデルランド バレー オーケストラ2000 ビデオ
ヴィオレッタ:ステファニア・ボンファデッリ、アルフレート:Vicente Ombuena、ジェルモン:Ettore Kim Dong-Kyu
屋外競技場のような場所での上演。映像だとマイクとコードが見えてしまうのが興醒めです。

video178.jpg12)プラシド・ドミンゴ指揮 ゼッフィレッリ演出 ブッセート2002 アルトウーロ・トスカニーニ財団管弦楽団、合唱団 TV  DVD 2004.10.30 クラシカ・ジャパン
ヴィオレッタ:ステファニア・ボンファデッリ、アルフレート:スコット・パイパー、ジェルモン:レナート・ブルゾン
ゼッフィレッリ監督の映画の舞台版という感じです。ボンファデッリはメイクなど、ストラータスに似せているようで、非常によく似てます。外見的に似ているだけでなく、演技的にも同じようにまさしくヴィオレッタです。

video179.jpg13)イサーク・カラプチェフスキー指揮 アルベルト・ファッシーニ演出 フェニーチェ座来日2001文化村オーチャードホール  DVD
ヴィオレッタ:ディミトラ・テオドッシュウ、アルフレート:チェーザレ・カターニ、ジェルモン:アンブロージョ・マエストリ
ヴィオレッタが病院の大部屋のベッドで死ぬのが、ユニークかしら。2幕、ジェルモン父さんのおひげがとれかけて歌うのにじゃまという状態に。パーティ場面に登場したお父さん、ひげがありませんでした。

14)カルロ・リッツィ指揮 ジュゼッペ・ベルトリッチ演出 パルマ王立歌劇場2001 TV
ヴィオレッタ:ダリーナ・タコーヴァ、アルフレート:ジュゼッペ・サバティーニ

video1710.jpg15)ロリン・マゼール指揮 ロバート・カーセン演出 フェニーチェ座2004.11.18 初演版 DVD ヴィオレッタ:パトリツィア・チョーフィー、アルフレート:ロベルト・サッカ、ジェルモン:ディミトリ・フヴォロストフスキー
2005年5月来日公演。その紹介、感想などから興味を持ってみてみました。ヴィオレッタ役、三幕が一番よかったです。可愛らしさのない、かなりきつい感じが、私のイメージのヴィオレッタではないというところかしら。特に高音を振り絞るという感じで、表情がもの凄くなるのが嫌です。舞台ならあまり気にならないのでしょうけど。見ないで聞くほうがいい歌手だと思います。演技も巧いのでしょうが、やりすぎという感じ。それでも、二幕の、「死にます!」ところと、三幕の「過ぎ去った日よ、さようならAddio,del passato」のところは、胸がジーンとなりました。前奏曲のときから舞台では金銭の授受が明示されます。二幕で父ジェルモンは別れ際、ヴィオレッタに札束を渡し、二幕は舞台装置は森で、終始、落ち葉ならぬ紙幣が舞い、積もっているのもヴェルディの肖像とフェニーチェ座が描かれた紙幣です。拝金主義批判が演出意図らしいですが、ヴィオレッタの悲劇が拝金主義の産物だとは、私には思えません。
時代変更、いわゆる普通じゃない演出、拒否しないし、嫌いではありません。大いに納得、感動するものもあります。でも、これは、そうはならなかったようで、残念です。

16)カルロ・リッツィ指揮 ウィリー・デッカー演出 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団 ザルツブルク音楽祭2005年 TV
ヴィオレッタ::アンナ・ネトレプコ、アルフレート:ロランド・ビリャソン、ジェルモン:トマス・ハンプソン

17)オランジュ 2009年

18)エクサンプロヴァンス 2003年

19)パリ 2007年

20)スカラ座 2007年
録音

録音もいろいろ聴きました。きちんと記録していないので、ほんの一部、特に気にいってよく聴いたものを紹介します。
cd171.jpg1)C.クライバー指揮 バイエルン国立歌劇場 DG
ヴィオレッタ:イレイアナ・コトルバシュ、アルフレート:プラシド・ドミンゴ、ジェルモン:シェリル・ミルンズ


cd172.jpg2)カルロ・マリア・ジュリーニ指揮1955 スカラ座 ライブ EMI
ヴィオレッタ:マリア・カラス、アルフレート:ジュゼッペ・ディ・ステファノ、ジェルモン:エットーレ・バスティアニーニ



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