SSブログ

聖金曜日の音楽 [季節]

今年(2013年)の復活祭は3月31日。聖金曜日は3月29日。
早いです・・

今年(2012年)の復活祭は4月8日。聖金曜日は6日。

コヴェントガーデンでの「パルジファル(1979.4.17)」のラジオ放送録音が手に入ったので、
聖金曜日の音楽を。YTに字幕付きで聖金曜日の音楽 Mein erstes Amt ...(最初の方の写真はバイロイト音楽祭1982年の舞台写真)ついでに
フィナーレ
3幕 Heil dir, mein Gast!(挿入した舞台写真はバイロイト音楽祭1982年)
1幕
パルジファル登場〜
2幕
はじめから〜花の乙女登場前まで
2幕花の乙女登場〜幕
(挿入した舞台写真はバイロイト音楽祭1982年、1983年とコヴェントガーデン1980年?)


バイロイト1976年 5月10日、全曲になりました・・
1幕_1 1幕_2 1幕_3
2幕_1 2幕_2
3幕_1 3幕_2 3幕_3

久しぶりにじっくり聴きました。字幕を、しかも原語+日本語で眺めながらははじめて。
なんというかある意味怖いほど心に響く曲だと改めて思いました。

パルジファルYT再生リスト

関連記事:
パルジファル1979年ロンドン
パルジファル1976年バイロイト

ワーグナー:パルジファル
ロンドン、コヴェントガーデン1979.4.17 
ラジオ放送BBC 1979.4.17
指揮:モーリツ・シレム(ショルティの病気降板による)
演出:テリー・ハンズ
グルネマンツ:クルト・モル
パルジファル:ペーター・ホフマン
アンフォルタス:ノーマン・ベーリー
クンドリー:イヴォンヌ・ミントン
クリングゾール:フランツ・マツーラ
ティトゥレル:グウェン・ハウエル

今現在のパルジファルで
YTに字幕付きで
ジョン・フィオーレ指揮、スイス・ロマンドオーケストラ、ジュネーブ歌劇場2010.3.27
グルネマンツ:アルバート・ドーメン
パルジファル:クラウス・フローリアン・フォークト

YTに字幕付きで
チューリヒ歌劇場2006.4.23、指揮:ハンス・グラーフ
グルネマンツ:マッティ・サルミネン
パルジファル:ヨナス・カウフマン

パルジファルYT再生リスト
きょうは野原が何と美しく見えることか
かつて私は不思議な花に出会いその花が情欲をもって
頭にまといついたことがあったが
きょうのようにやさしい花を
見たことがない
無邪気にやさしく香り
親しげに語りかけている

これこそ、聖金曜日の奇蹟

ああ この最高の苦痛の日の悲しみ
ここで花が咲き 息づき
よみがえるすべてのものは
嘆き悲しむべきだと、私は思うのです

いや、ご覧の通り、そうではない
罪人の悔やみの涙が
きょうは神聖な露とともに
野原をうるおして
このように茂らせる
そこで生きとし生けるものは
救世主のやさしい恵みを喜び
祈りを捧げようとしている
彼らは十字架の主を見ることはできないので
救われた人を仰ぎ見る
その人は、罪の重荷から解放され
神の愛の犠牲によって、清らかになった
きょうは人間の足で踏みつぶされることがないことを
野の草や花も感じている
神が無限の忍耐で人間をあわれみ
人間のために苦しまれたように
きょうは人間も敬虔な心で
足取りも静かに草花をいたわる
ここに咲くものも、やがて枯れるものも
生きとし生けるものが感謝している
こうして罪から解放された自然は
きょう罪のない日を獲得する

かつて草花がしぼみゆくのを見た
私に微笑みかけた草花が・・・
彼らも救いにあこがれるのではあるまいか
あなたの涙も恵みの露となった
あなたは泣いている
ご覧なさい、野原は微笑んでいます






nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 4

ななこ

こんにちは
パソコンのスピーカーの故障でいらいらの日々でした。
>コヴェントガーデンでの「パルジファル(1979.4.17)
若い声ですね!
カラヤンとの録音がこの後すぐですよね?
バイロイトのレヴァインとの録音が私は一番好きなのですが、経験を重ねる毎に完成度高くなるのがよく分かりますね。

パルジファルはもう生の舞台を鑑賞する機会はないだろうなと思う昨今です。
初体験がウィーン国立の日本公演でルネコロでしたが、全然分かってなくて猫に小判状態、次が時差呆けでうつらうつらのメトでのドミンゴ。
今なら集中力保って聞けるのにと悔しいです。
フォークトはやっぱりちょっと弱過ぎですねぇ・・・
カウフマンがどこかの引っ越し公演で歌ってくれれば聞きたいです・・


by ななこ (2012-04-21 17:29) 

euridice

>生の舞台
東京文化会館で一度見たことがあります。
パルジファル役はエルミングだったかな?

新国がまだですから、もう一度ぐらいはいつか見ることになるかも・・

>フォークトは
正直、もの足りないです・・
カウフマンも別の意味でもの足りない・・








by euridice (2012-04-22 20:55) 

ななこ

こんにちは
GWも後半ですが、お天気次第、気分次第のつもりで特別の予定は組んでなかったので、結局雨続きで遠出なしで終わりそうです。
パルジファル聞かせていただいています。
バラがたくさんアップされていますね。
みんなeuridice さんのベランダのバラでしょうか?
花の乙女が歌い始めるとカモ(?)が蜘蛛の子を散らすようにヒョコヒョコ歩く様が何とも言えず(合ってるような合わないような^^)滑稽で笑ってしまいました。

こうしてホフマンのパルジファルを聞かせていただいてると、やっぱりeuridiceさんおっしゃる誰が歌っても物足りないのは当然で致し方ないですね。
ところどころに出てくる舞台写真のホフマンを見るたびに「動いて!」と叫びたくなります。


by ななこ (2012-05-04 15:29) 

euridice

ほんとにお天気の悪い連休でした。聖金曜日以来、なんとなくパルジファルにはまってます。なぜか写真の整理?に合うんです・・

バラは大概はベランダのものですが、一部公園のバラ園のがあるかもしれません。今年のベランダは今のところまだつぼみです。もうすぐ咲きそうつぼみは数個というところ・・ちゃんと咲いてほしいものです。

カモ(たぶんヒドリガモ)は、陸上で群れで何か一生懸命食べていることが多いです。その姿、愛嬌があります。鳴き声もヒューヒューと高い声で笛をならすみたいでおもしろいです。

>「動いて!」と
ですよね・・
仕方ないので舞台写真で想像をふくらませましょう。

ポートレートのヴェネチアは画質が悪過ぎで利用する気になりません・・
1976年バイロイト、ついでなので全曲あげちゃおうかなと思ってますので、お暇なときにのぞいてください。1幕前半の延々はちょっときついかもしれませんけど・・









by euridice (2012-05-05 18:06) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0