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トマ作曲「ハムレット」 [オペラ映像]

今回テレビ放送されたのはメトロポリタン歌劇場のいわゆるライヴビュー公演の「ハムレット」このオペラは、有名なシェイクスピアの戯曲「ハムレット」がもとになっているけど、相当脚色があるようです。番組のインタビューで、ハムレット役のバリトン歌手、キーンリサイドも別物と考えたほうがいいと言ってます。それにしてもあの「ハムレット」だから興味を持つ人が多いのではないでしょうか。私もそうです・・

シェイクスピアの「ハムレット」は日本語訳ですが戯曲を読んだり、映画を見たりしていますけど、主人公のハムレットをはじめ、どの登場人物も、人物像がつかめない感じで、感情移入できた試しがありません。オペラ「ハムレット」でも、同様です。オペラはこれが多分2度目の舞台収録映像テレビ視聴です。残念ながら、このオペラが好きというふうにはなりませんでした。

トマ:ハムレット 
ルイ・ラングレ指揮
パトリス・コリエ演出
メトロポリタン歌劇場
NHK-BShi2011.2.23
 
ハムレット:サイモン・キーンリーサイド
オフィーリア:マルリース・ペテルセン
王妃:ジェニファー・ラーモア
王:ジェームズ・モリス
レアティーズ:トビー・スペンス

初めて視聴のこのオペラ↓

トマ:ハムレット 
video131.jpgミシェル・プラソン指揮
ツールーズ・キャピトル劇場管弦楽団&合唱団
ニコラス・ジョエル演出
パリ シャトレ座 2000年6月
NHK-BS2

ハムレット:トーマス・ハンプソン
オフィーリア:ナタリー・デッセー
王妃:ミシェル・ド・ユン
王:ジョゼ・ファン・ダム 

オペラの終わり方は複数あるそうです。メトのはオフィーリアの葬列の叔父を殺したハムレットもそこで死んで幕。前に見たパリのは、ハムレットが王であることを宣言して幕。

ハムレットに由来する曲としては、チャイコフスキーのものを二種類CDで聴いたことがあります。幻想序曲『ハムレット』作品67aと劇付随音楽作品67bです。後者には歌も入っていて、ハムレットはやはりバリトンです。

同じ作曲家(アンブロワーズ・トマ 1811-1896年 フランス)のオペラは、もうひとつ「ミニョン」の映像を見たことがあります。この中でミニョンが歌う「君よ知るや南の国」やガボットはけっこう有名かもしれません。私もオペラを知る前から知っていました。
過去記事:
http://euridiceneeds.blog.so-net.ne.jp/2005-03-01
http://euridiceneeds.blog.so-net.ne.jp/2005-09-05-1




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コメント 4

ななこ

今回のライヴビューイング、ようやく2本目「ハムレット」を見ました。
私もこのオペラが特に好きというわけではありませんが、ひたすらキーンリーサイドの表情、動きを見つめ歌に聴き惚れて一気に鑑賞できました。
役を深く理解し自分のものとして表現してるのが素晴らしいと思いました。
キーンリーサイドのハムレット!
今、キーンリーサイド以外にこの役を演じることが出来る歌手は思い当たりません。
キーンリーサイドがいるから上演できたのだと思いました。
ハンプソンのはつまらなかった・・・といういう記憶です。



by ななこ (2011-03-01 23:15) 

euridice

ななこさん
>キーンリーサイドのハムレット
そうでした。
まさにキーンリサイドの独断場ですね。
その姿だけが記憶に残っています。

墓場で、オフィーリアの兄と出会う場面は特に印象的でした。

このオペラが好きになれなかったのは、残念でした・・


by euridice (2011-03-02 20:17) 

Sardanapalus

映画館に行って見たときのほうが、当然ですが臨場感があって飽きずに見ていられました。私はシェークスピアの「ハムレット」がかなり好きなのですが、このオペラはテレビで見ると、やはり大したことの無い作品、という印象です。

キーンリーサイドのハムレットは流石でしたが、チョイ役レアティーズ以外の主な歌手にさほど納得させられるような役作りも感じられず、音楽的にも盛り上がりがあるような、ないような?それでも、ハンプソンの歌っていた真っ暗な演出(ほとんど寝てしまいました)よりはまだまし、とは思います。私みたいなキーンリーサイドのファンには必須ですが、オペラの「ハムレット」に興味がある人はこの映像をご覧になるのがいいんじゃないでしょうか、という程度の作品ですよね~。
by Sardanapalus (2011-03-03 23:14) 

euridice

Sardanapalusさん、こんにちは
劇場や映画館だと集中しやすいですけど、TV視聴はどうしても気が散りやすいですね。

シェイクスピアがもとになっているオペラでは、ファルスタッフ、オテロ、ついでマクベスが、どれも映像も実演も、おもしろいと思いました。換骨奪胎が巧いというか、やはり相当別物として、おもしろくなっているように思います。人それぞれでしょうけど、音楽として心に響くものがあることが重要なのだろうと思います。

ロメオとジュリエットは、映像をいくつか見ていますが、まだどうも響きません。


by euridice (2011-03-04 10:12) 

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