クリスティーネ・シェーファーの冬の旅 [オペラ歌手]
クリスティーネ・シェーファー（1965- ドイツ、ソプラノ）のホームページで鳴る、彼女の歌う歌曲、シューベルトの「冬の旅」から20曲目の道しるべ。とてもいいです。やっぱりシェーファーは、ええわぁ・・と再認識しました。これは是非とも全曲聴きたい・・ で、あったあった・・iTuneストアで、さっそくアルバム購入。１曲買いもできましたが、24曲ですからね、アルバム1500円がぐんと割安。ちなみに１曲、150円です。オニックス2006年。ピアノ、エリック・シュナイダー。聴きたいと思って、数分後にはもう堪能できる・・凄いというか、なんだか申し訳ないようなというか、わくわくするというか・・実に魅力的な冬の旅がひとつ増えました。
「冬の旅」は十代に好きになって以来、ずっと大好きです。女声の「冬の旅」はクリスタ・ルートヴィヒ、ブリギッテ・ファスベンダーに次いで三人目。前の二人は一応メゾ・ソプラノですから、ソプラノは初めて・・と思ったけど、考えてみたら、手当たり次第CDを聴いていたころに、イギリス人のソプラノ、マーガレット・プライスのを聴いたことがありました・・とっくに処分してしまいましたけど・・
シェーファーを知ったのは、グラインドボーン音楽祭の「ルル」の同時中継映像でした。NHK-BS2ですが、後で字幕付きで再放送されましたけど、その時は、ほんとに同時なので字幕もなしでした。それでも、引きつけられて見てしまったものです。
次に視聴したのが左の「後宮からの誘拐」ですけど、おもしろいと思いませんでした・・
非常に気に入ったのは、ロンドン、コヴェントガーデンの「リゴレット」（マクヴィガー演出）の映像でジルダ。とても印象的なジルダでした。この映像は、マルセロ・アルバレスのマントヴァ公爵もとても良かった。
最近では、ザルツブルグ音楽祭、ドンナ・アンナ＠ドン・ジョヴァンニ、ケルビーノ＠フィガロの結婚をテレビ視聴。演出のせいか、年齢のせいか、ちょっとぞっとしませんでしたが、やはり引きつけられざるを得ない吸引力があります・・またごく最近、ヴェルディの椿姫を複数、ネットで聴きました。
そのひとつは、エディット・ピアフをヴィオレッタに擬したような演出だったそうです。音だけなのが残念です。かなり個性的というか独特なヴィオレッタに聞こえました。アルフレートは売り出し中というか大活躍中のヨナス・カウフマン。この6月にはベルリン国立歌劇場のロッシーニ、イタリアのトルコ人に出演予定（ベルリンの公式サイト情報）ですが、ホームページのスケジュール、その時期は予定なしの空白なのは何故かしら・・
他には歌曲やコンサートアリアなどをいくつか聴いています。左のは、モーツァルトのコンサートアリアK418が聴きたくて買ったものです。K165も入っていて、これも好きです。関連記事：
ブリギッテ・ファスベンダーの冬の旅
今までに聴いた冬の旅
ルネ・コロの冬の旅
ヴェルディ「リゴレット」コヴェントガーデン2001年
モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」ザルツブルク2006年
モーツァルト「フィガロの結婚」ザルツブルク2006年
私もシェーファーのホームページは、この歌がずーっと静かに流れるので大好きで、時々行きます。ホームページで突然音が鳴るのは、大嫌いなんですけど、ここだけは別です。
彼女の最近のオペラのレパートリーは、？？ですけど、だからこそ話題にはなりますよね。6月末の《イタリアのトルコ人》のフィオリッラ....ほんとにやんのかなぁ....興味津々
by keyaki (2008-03-23 19:37)
先日ベルリンでばらの騎士のゾフィーを聴いてきました。
何というか、繊細で抜群のうまさを感じましたね。ああこういうのもありなんだなと。ガランチャのオクタヴィアンもあって、いい公演でした。
by gon (2008-03-23 23:34)
シェーファーを知ったのは、15年くらい前サンフランシスコ歌劇場で公演を鑑賞した時でした。
by サンフランシスコ人 (2008-03-24 04:32)
keyakiさん
いいなぁって聞き惚れるような歌声が流れるホームページ、はじめてです。
＞《イタリアのトルコ人》のフィオリッラ
このオペラは一度映像を見ました。RRとバルトリでとってもおもしろかったです。音楽は何にも覚えてません。彼女なら、聴いてみたいです。もちろん、見てもみたいです。
by euridice (2008-03-24 07:38)
gonさん
＞ベルリンでばらの騎士のゾフィーを聴いてきました。
それはそれは^^!。うらやましいです。
ガランチャがオクタヴィアンとは、またまた・・
さぞかし素敵な若い恋人同士だったことでしょう。
by euridice (2008-03-24 07:47)
サンフランシスコ人さん
そうですか。演目は何でしたか。
by euridice (2008-03-24 07:48)
新演出の《ばらの騎士》......
by サンフランシスコ人 (2008-03-24 08:09)
サンフランシスコ人さん
さっそくの回答、ありがとうございます。
ばらの騎士ですか・・
なんだか奇遇ですね。
by euridice (2008-03-24 08:38)
NAXOS MUSIC LIBRARYで聴けるのでずっと前から気になっていたCDです！
近いうちに聴いて記事にしたいですね～。
シェーファー、私も好きです。
by Cecilia (2008-03-24 09:22)
Ceciliaさん
＞前から気になっていたCDです！
そうですか。ほんとに魅力的な冬の旅です。
ぜひ聴いてみてください。
記事、待ってます。
by euridice (2008-03-24 14:25)
クリスティーネ・シーファーは名前だけは前から知っていましたが、彼女の歌はedcさんが紹介して下さっている彼女のサイトで初めて聴きました。(^_^)
優しい雰囲気の歌声が魅力的な歌手ですねぇ！(^o^)
彼女のリートを聴いているとドイツリート歌手って雰囲気を感じましたが、ヴィオレッタやジルダも歌っているのですねぇ？！
何となく心地良いって感じでした！(^o^)
by YUKI (2008-03-24 15:49)
シェーファーは硬質で中性的な声という印象です。
こちらで見せていただいて､いろいろ歌ってるのに驚きました。
私はいくつかのオペラの他にはバッハとフランス歌曲しか聴いていません。
冬の旅は女性が歌うのは基本的にはちょっと？ という感じですが、シェーファーの声なら聴いてみたい気もします。
でも、その前にやっぱりジルダを聴かなくては＾＾・・・です。
by ななこ (2008-03-24 22:58)
YUKIさん、ななこさん
オペラのシェーファーに関しては
ルルもジルダも独特な雰囲気でした。私は好きでしたけど・・
他のはあまり好みではなかったというか・・
どちらかと言うとコンサート歌手じゃないかと思います。
by euridice (2008-03-25 07:52)
「ばらの騎士ですか・・」
協演者: フォン・シュターデとフェリシティ・ロット
by サンフランシスコ人 (2008-03-26 05:00)
素敵な共演者ですね。
by euridice (2008-03-26 08:44)
来月、フェリシティ・ロットがサンフランシスコでリサイタルをするみたいです。
http://www.performances.org/performances/performances.asp?PerformanceID=647
by サンフランシスコ人 (2008-04-03 03:09)
edcさん、
シェーファーの話題となれば、遅れ馳せながらもコメントせねば・・・。
彼女を初めて体験したのは丁度10年前のベルリンでBPOのマーラー４番を聴いた時でした。一撃でファンになり、HP（更新していないが）やblogでもたびたび採り上げてきました。（http://www.d1.dion.ne.jp/~kawaiys/sub32.htm）
フランクフルトでは最前列で聴いたリサイタルでのシューベルトやウォルフが今でも耳に焼き付いています。
オペラも楽しめますが、やはり彼女にはリートが似合いますね。巧さに加えて、知性と温かみを併せ持った稀有の存在だと思います。
by YASU47 (2008-04-07 22:37)
最近のシェーファー関連記事を二つTBさせていただきました。
METライブビューイングでは何とローティーン少女役（グレーテル）にぴったりとはまっていました(^^;)。コメディエンヌぶりも発揮し、不思議なキャラです。
一方、「四つの最後の歌」ではシェーファーには珍しくスケール感に溢れた素晴らしい歌唱を聴かせてくれています。
by YASU47 (2008-04-07 23:10)
YASU47さん
TB、ありがとうございます。
シェーファーファン、多いですね^^+
＞不思議なキャラ
そうですね・・
＞「四つの最後の歌」
ちゃんと聴いたことがありません。YASU47さんの記事を読んだら、
ぜひ聴いてみたくなりました、シェーファーで・・。
メトのヘンゼルとグレーテルはネットでちょっとだけ見ました。
英語上演なんですね・・ドイツ語じゃないなぁ・・と、
字幕の英語を見たら、なるほどそう聞こえました・・
by euridice (2008-04-08 07:39)
全曲聴いたので記事を書きました。
TBさせていただきましたのでよろしくお願いいたします。
ななこさんがおっしゃるように中性的な感じがしますね。
by Cecilia (2008-05-25 07:48)