P.ホフマンのプロフィール [PH]
光陰矢の如し、時間の進み方が年々スピードを増しているような気さえします。このブログをはじめてまる三年です。この一年、訪れてくださった皆さん、コメントをくださった皆さん、ありがとうございます。良い年をお迎えください。
昨年と同じですが、こちらをのぞいてくださる方々、ペーター・ホフマンなんて知らないよという人が多いと思いますから、ここで、簡単なプロフィールを載せます。ブログの記事をまとめたホームページにリンクしていますので、どうぞいらしてください。
プロフィール
1944年8月22日マリエンバート(現チェコ共和国、マリアンスケラズネ)で誕生。生まれてまもなく、ダルムシュタット近郊に移動、4歳からダルムシュタット(旧西ドイツ)で育った。
1963年(18歳) | 義務兵役でドイツ国防軍入隊、1969年までパラシュート部隊に所属 |
1965年(21歳) | 個人教授で声楽の勉強開始 |
1969年(25歳) | 除隊し、カールスルーエ音楽大学の正規学生に |
1972年(28歳) | リューベック市立劇場でデビュー、タミーノ@魔笛 1973/74シーズンまで専属 |
1974年(30歳) | ヴッパータール歌劇場専属 |
1975年(31歳) | シュツットガルト歌劇場と5年の専属契約 |
1976年(31歳) | バイロイト音楽祭デビュー、1989年まで毎年出演(1977年を除く) |
1984年(40歳) | ポピュラー活動を本格的に開始 |
1990年(46歳) | ミュージカル「オペラ座の怪人」のドイツ初演に出演 |
1992年(47歳) | 最後のオペラ出演(パルジファル) |
1994年(50歳) | パーキンソン病発症(病院巡り) |
1999年(55歳) | パーキンソン病を公表 |
2004年(60歳) | 完全な引退を表明 |
☆出演、録音リスト☆
タミーノ | モーツァルト「魔笛」録音Barcley |
イドメネオ | モーツァルト「イドメネオ」 |
ファウスト | グノー「ファウスト」 |
ネローネ | モンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」 |
アルフレート | J.シュトラウス「こうもり」 |
鼓手長 | ベルク「ヴォツェック」 |
フロレスタン | ベートーベン「フィデリオ」録音DECCA、ラジオ放送 |
ラダメス | ヴェルディ「アイーダ」 |
アルフレート | ヴェルディ「椿姫」 |
マックス | ウェーバー「魔弾の射手」 |
ドン・ホセ | ビゼー「カルメン」 |
ハンス(イェニーク) | スメタナ「売られた花嫁」 |
王子 | ドヴォルザーク「ルサルカ」録音 |
クリスティ | クレーベ「真の勇者」 |
ジークムント | ワーグナー「ワルキューレ」録音PHILIPS・映像、ラジオ放送 |
ローゲ | ワーグナー「ラインの黄金」ラジオ放送 |
パルジファル | ワーグナー「パルジファル」録音DG/PHILIPS、ラジオ放送 |
ローエングリン | ワーグナー「ローエングリン」録音SONY・映像、ラジオ放送 |
バッカス | R.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」ラジオ放送 |
トリスタン | ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」録音PHILIPS、ラジオ放送 |
武装した男 | モーツァルト「魔笛」録音EMI |
オルフェオ | グルック「オルフェオとエウリディーチェ」録音Metronom |
エリック | ワーグナー「さまよえるオランダ人」録音EMI |
アイゼンシュタイン | J.シュトラウス「こうもり」 |
シュトルツィング | ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」ラジオ放送 |
ブログをはじめられてまるまる3年・・・4年目突入ですね!
おめでとうございます。
euridiceさんのおかげでペーター・ホフマンを意識するようになりました。
もちろん私が声楽を始めた頃に購入したオペラ本で知っていましたが。
以前からとても経歴が気になる歌手でした。
私も米良さんのことをいろいろ書いていると他のファンの方から情報をいただけたり・・・とうれしいことが多いです。
「蛍の光」・・・とても豪華な演奏ですね!
年末にふさわしい演奏ですね。
私が先日クリスマスのCDで記事にしたスウィングル・シンガーズは日本語で歌っている(クリスマスのCDなのにあの歌詞なんです!)のですが、とても笑えました。(演奏は真面目なのですが、ガイジンの日本語が・・・!試聴できます。)
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2007-12-08-1
良いお年をお迎えください♪
by Cecilia (2007-12-30 11:48)
ホフマンを知らない人達がいる時代になったのですね・・・初めてNHKで彼のローエングリンを観たときの衝撃。トリスタンのLPが出た時の嬉しさ!早くバイロイトで歌ってくれないかなと思いFM放送を楽しみに待ちました。舞台姿はなおの事でしたがTVの映像はコロでがっかり。久しぶりにトリスタンを聴こうとCDを探し回ってもバーンスタイン盤以外は見つからず、何故?と検索している時euridiceさんのブログを見つけました。病気を知ったときは随分ショックでしたが、彼について沢山の事を知ることが出来、彼の歌はもちろん生き方にもとても感銘を受けました。euridiceさんに感謝を込めて。来年も良いお年でありますように!
by momo (2007-12-30 21:15)
Ceciliaさん
ありがとうございます。
>スウィングル・シンガーズ
試聴しました。笑うしかないというか・・^^;;
by euridice (2007-12-31 07:37)
momoさん
私もmomoさんに見つけていただいてとてもうれしいです。
活字時代、情報は絶対的に少ないうえ、
奥歯の物がはさまったような記述にはがゆい思いでした。
インターネット時代になってから、情報は増えましたが、
やはり毀誉褒貶が激しく唖然とする内容もすくなくありませんでした。
でも、ホフマンの声と歌に心を引きつけられている人たちの
存在もわかってきたり、そういう方たちと出会えるのが
インターネットの一番の楽しみです。
by euridice (2007-12-31 07:50)
遅ればせながらこちらで明けましておめでとうございます。
プロフィールとレパートリーを眺めてて少なくとも10年早く、オペラの世界は偉大なワーグナーテノールを失ってしまったと痛感します。
病気にならなかったら、ジークムントやローエングリン同様唯一無二のパルジファルやシュトルツィングやトリスタンの映像も残されたであろうになどと考えてしまいます。
でも数少ないホフマンの映像があるから、私のような素人でも彼以上のテノールを求めて飽くことなく長大なワーグナーの作品を聴き続けることができるのだとも思います。
by ななこ (2008-01-03 00:30)
ななこさん
ありがとうございます。
>少なくとも10年早く....
ほんとうにそう思います。
惜しいとか残念とかの域を超えてます。
頭では仕方がない現実だということはわかりますが、
心はやはりどうしてこういうことに
ならなくちゃいけないのかって・・・
by euridice (2008-01-03 07:49)