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ユリア・ヴァラディ [オペラ歌手2]

ユリア・ヴァラディ(1941.09.01- ルーマニア→ドイツ)も、ワルキューレの双子の妹役、ホフマンの共演者の一人です。1984年、ベルリン・ドイツ・オペラ、ゲッツ・フリードリヒ新演出「ニーベルングの指環」です。このプロダクション、いわゆる「トンネル・リング」は1987年に来日公演があったので大勢の方がご覧になっています。残念ながら、私は観てません。
1984年の公演については、いわゆるメイキングのテレビ放送があったようで、レーザーディスクで観ることができました。後に、クラシカ・ジャパンで放送されました。(ブリュンヒルデ、カタリーナ・リゲンツァ、ヴォータン、サイモン・エステス)

  彼女はNHKがハイビジョン録画してきたと自慢で、何度も放送した「ニーベルングの指環」(ミュンヘン1989年、レーンホフ演出)でも、ジークリンデです。この演出では、ジークムントは粗野で下品な男として描かれているようです。ジークリンデは苦労が身についちゃったみたいで、ひどく老け込んでいるようです。で、魅力を感じませんでした。

  でも、ベルリン・ドイツ・オペラのメイキング。同一人物?!と思うほど、可愛いし、生き生きとした印象でびっくりしました。ホフマンとの相性もとてもいい・・^^!  


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コメント 5

TARO

ヴァラディについては前にちっらと書きましたが、来日のトンネル・リングで見ました。
舞台で見ると少女のように見えるんですが、とても情熱的でいきいきとした役作りで、素敵でした。ジークムントのエルスワースも売り出しの頃で、若々しい声もスラッとした容姿も申し分なかったです。

ところでミュンヘンの「ワルキューレ」ですが、当時この映像収録にはジークムント役に別の歌手が予定されていたところ、『映像収録に耐えられない』状態だったため、急遽マンフレート・シェンクが呼ばれたという話を聞いたことがあります。
もしかして予定の歌手ってホフマンだったのでしょうか?ちょうどパーキンソンの徴候が出始めた頃かとも思いますし。ご存知ありませんか?
by TARO (2005-12-09 12:04) 

euridice

どこで目にしたのか,記憶が定かでないのですが、
>ミュンヘンの「ワルキューレ」
の予定歌手はヴァルター・ラファイナーだったそうです。
アバド指揮、ウィーンの「ヴォツェック」、鼓手長役の人です。

伝記にもこのミュンへンの「ワルキューレ」については、記述なしですから、関わっていなかったのだろうと思います。

1989年には、「ワルキューレ」には、バイロイトと、ウィーン、それから、記事のフリードリヒ演出、ベルリン・ドイツ・オペラでワシントンに出演したということです。
by euridice (2005-12-09 21:05) 

TARO

あ、そうでしたか。情報ありがとうございます。
アバドの「ヴォツェック」見ましたが、日本公演はラファイナーではありませんでした。
by TARO (2005-12-10 00:24) 

助六

ちょっとドラキュラみたいな趣もある特徴的な顔に対応するかのように、歌も独特の劇的個性のある素晴らしい歌い手さんでしたね!色々聴きましたが、何と言ってもジークリンデ、イタリアものでもアビガイーレが、声はやっぱりドイツ傾向だったけどフィオリートの技術も緊張感溢れる表現力も見事でした。その他バルトークの「青髭」のユーディットも良かった。カラヤン指揮ヴェルディのレクイエムで客席に来ていた旦那さんのフィッシャー=ディースカウが、演奏中眼で合図を送っていたのを思い出します。
好きな歌い手さんが並んでいたもので、つい続けて駄弁コメントをしてしまい、申し訳ありません。お読み捨て下さい。
by 助六 (2005-12-14 07:46) 

euridice

助六さん
とんでもないです。興味深いお話をたくさん、楽しませていただきました。ありがとうございます!!!^^!
by euridice (2005-12-14 08:32) 

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