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マリオ・ランツァ [映画]

「学生王子」の映画化で、主人公の歌を担当したというマリオ・ランツァ。Lord of the Rings のピーター・ジャクソン監督の映画「乙女の祈り Heavenly Creatures」にも登場。主人公である二人の高校生の女の子が夢中で、もちろん「学生王子」からの曲も出てきます。

この映画、ニュージーランドで実際におこった母親殺しの話。「タイタニック」でヒロインだったケイト・ウィンスレットが主人公のひとりとして出演しています。プッチーニのオペラからの曲がいくつか使われていますが、効果的です。中でも、ケイト・ウィンスレットが、事件の前日、自宅のバルコニーで素人っぽく歌うボエームからの『私、眠ったふりを・・』は、鳥肌が立ちそうです。殺人の場面は蝶々夫人の間奏曲です。トスカからの「星はきらめき」も印象的です。

P.ホフマンの伝記にも、マリオ・ランツァの名前が登場します。
『......マリオ・ランツァのような、大学での専門教育なしでの魔法のようなキャリアはそうそうあるものではない。...』参照(1)
『.......インタービューの中で、専門教育に関することが、話題になったとき、訓練する必要がない、いわゆる自然の声に対する疑問が浮上した。最近の歌手の中でも、数例を挙げられる。たとえば、マリオ・ランツァは声楽のレッスンを受けたことが全くないそうだ。....』
参照(2) 参照(3)
この「いわゆる自然の声」と「大衆的人気と成功」について興味深い記事を見つけました。
参照(4)


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コメント 8

ふくろう

ランツァはハリウッドへ行ってしまったので、
北米では誰もが知っています。
でも本人は一緒に「ベルカントトリオ」で仕事をしたジョージ・ロンドンみたいに、
オペラハウスで歌いたかったんですよ。
でもルドルフ・ビングはハリウッドとか浮ついたものを嫌っていて、
絶対にどこにも出演させなかったのです。
ドミンゴもランツァが大好きで特版にでましたし、
「ランツァプロジェクト」で声を担当したのはカナダのマージソン、
ランツァは彼のヒーローだそうです。
このプロジェクト担当の人の話を聞く機会があったんですが、
なぜランツァがあんなに早死したのか
口外しないほうが無難なケースでもあるんです・・・(^^;;;
by ふくろう (2005-04-03 13:14) 

euridice

>マリオ・ランツァ
38歳で亡くなったんですねぇ〜〜 
心臓麻痺ということみたいですけど・・・
>口外しないほうが無難なケース
ってどんなケース?(好奇心、刺激されちゃいます・・)
by euridice (2005-04-04 10:40) 

ふくろう

昨日までぴんぴんしていたランツァが急死した理由は、
表向きは心臓麻痺ですね。
ところがこのドキュメンタリーを作った親子はシチリアまで行って、
いろいろ調べていたんですね。
シチリアといえば出てくるのはマフィア(^^;
ランツァはそこの大親分のパーティだったか、
結婚式だったかへの出席を断ったんです。
有名なイタリア系のオペラ歌手ということで眼をかけていたのに、
付き合いを断られたこの「顔を潰された」マフィアの親分が、
どうするかは言わずが花というもの(^^;;;

その親子はある日、凄みのある老人にランツァのことでと言いかけた途端、
「you don't want to know…」とアッサリ、
しかし背筋がぞっとする言い方をされて、
大慌てでホテルへ戻り、荷造りして一番の飛行機に飛び乗って、
カナダへ帰って来たのですよ。
by ふくろう (2005-04-04 13:05) 

おさかな♪

なんかこわいですね~。
>トスカからの「星はきらめき」も印象的です。
わ~、どんなシーンですか♪♪♪
コワイシーンだったりして。。。(涙)
by おさかな♪ (2005-04-04 13:48) 

euridice

ゾ〜〜〜〜ッ~~~〜〜〜{{{{(+_+)}}}}

>どんなシーンですか♪♪♪
親密すぎるのは・・ってことで、親友との交際を止められて、
死んだほうがましと思い詰めている・・というところです。
by euridice (2005-04-04 20:26) 

おさかな♪

>親密すぎるのは・・ってことで、親友との交際を止められて、
死んだほうがましと思い詰めている・・というところです。
う・・・、び、微妙ですね。。。
しんじゃだめ~っ☆(夜でちょっとハイテンションなおさかな♪でした。)
また、明日もよろしくお願いいたします。おやすみなさい。
by おさかな♪ (2005-04-04 23:27) 

ふくろう

蝶々夫人」といえば、
あの怖い不倫映画「危険な情事」で、
捨てられそうになっているアレックスがずっと聴いていたオペラが、
「蝶々夫人」!(^^;;;
by ふくろう (2005-04-05 01:42) 

euridice

>「蝶々夫人」!
って怖いというか、緊迫した場面とか心理に合うようですね。緊張感を煽るみたい・・
「ベーブ 都会へ行く」という映画でも、子豚のベーブが恐ろしい猟犬に追われて命からがら逃げ回るところの音楽が、この間奏曲でした。
by euridice (2005-04-05 23:15) 

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