プッチーニ:ボエーム [オペラ映像]
「ラ・ボエーム:1982年 メトロポリタン歌劇場」の映像をとても久しぶりに観ました。前に観たときの記事はこちら、2005年です。懐かしさだけでなく、ほぼ同じ感動が味わえました。きっかけは、ニューヨークはメトロポリタン歌劇場では今も同じ演出での上演が続いているそうですが、今シーズンの映像をユーチューブで観たこと。全曲ではなかったので、全部観たくなったわけです。
今シーズンの映像は抜粋とは言え、要所、聴きどころ、見どころをおさえたもので、見応え聴き応え十分。しかも、デジタル技術の進歩を思い知らされました。おそらくデジカメでのこっそり録画なのにもかかわらず、1982年のレーザーディスク映像に、画像も音もまさるともおとらぬは大げさにしても、視聴するのが苦しいという感じはなし。
プッチーニ作曲 ラ・ボエーム
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ指揮
フランコ・ゼッフィレッリ演出
メトロポリタン歌劇場 2010年
ミミ:マイヤ・コヴァレヴスカ
ロドルフォ:ヴィットリオ・グリゴーロ
マルチェロ:ファビオ・カピタヌッチ
ムゼッタ:タケシャ・メセ・キザール
1幕の2重唱は、若い二人があっという間に恋におちる様子が微笑ましく
終幕:"Sono andati? Fingevo di dormire" からは、泣けました。
新国「フィガロの結婚」で若くておきゃんな伯爵夫人だったコヴァレヴスカ、全然違う雰囲気。
薄幸の内気な貧しい娘ミミにぴったりに変身。気に入りました。
ムゼッタ役のソプラノは来シーズン「トロヴァトーレ」のレオノーレの予定です。
今シーズンの映像は抜粋とは言え、要所、聴きどころ、見どころをおさえたもので、見応え聴き応え十分。しかも、デジタル技術の進歩を思い知らされました。おそらくデジカメでのこっそり録画なのにもかかわらず、1982年のレーザーディスク映像に、画像も音もまさるともおとらぬは大げさにしても、視聴するのが苦しいという感じはなし。
プッチーニ作曲 ラ・ボエーム
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ指揮
フランコ・ゼッフィレッリ演出
メトロポリタン歌劇場 2010年
ミミ:マイヤ・コヴァレヴスカ
ロドルフォ:ヴィットリオ・グリゴーロ
マルチェロ:ファビオ・カピタヌッチ
ムゼッタ:タケシャ・メセ・キザール
1幕の2重唱は、若い二人があっという間に恋におちる様子が微笑ましく
終幕:"Sono andati? Fingevo di dormire" からは、泣けました。
新国「フィガロの結婚」で若くておきゃんな伯爵夫人だったコヴァレヴスカ、全然違う雰囲気。
薄幸の内気な貧しい娘ミミにぴったりに変身。気に入りました。
ムゼッタ役のソプラノは来シーズン「トロヴァトーレ」のレオノーレの予定です。
オペラにはめずらしく、それらしいボエームですね。
この二人の舞台写真も写真とはいえ、とてもいきいきしていていいんですけど、こうして動いているのは更にいい、観客もとても楽しんでいる様子が伝わってきます。
ネトレプコとかゲオルギューは、どうしてもミミをやってますって感じがしますが、マイヤちゃんのミミはいいですね。
この演出のロドルフォとミミの一覧表をTBしますので承認お願いします。
by keyaki (2011-02-15 11:29)
ゼッフィレッリのこの舞台はいいですね。
カレーラスはこのロドルフォ役が一番好きです。
1982年というとロイヤルオペラのコプリィのシコフとコトルバシュの舞台と同じ年なのですね!
両方ともセピア色ですが、その魅力はちっとも古びていませんね。
実舞台ではスカラ座のゼッフィレッリ&クライバーの日本公演を観ましたが、紗幕を使ったとても雰囲気のある舞台でした。
でも、ヴェリズモということでボエームは歌手の見た目の雰囲気が大切で,私はフレーニよりストラータスやコトルバシュの方が好きです。
それとメトのを見直してたら、モリスが歌う外套のうたでしたたり落ちる汗が画質の悪さのおかげでまるで涙のように見えることに気がつきました。
メトも若い歌手に世代交代ですね。
このミミはベンヴェヌートチェッリーニに出てた妖精みたいだったソプラノさんですね!
正規映像で全幕通して観たいです。
by ななこ (2011-02-16 15:14)
keyakiさん、TB、承認しました。すごいリストですね。オペラ歌手ならきっと必ず歌うのでしょう。
>それらしい
熟年ボエームは別として、このオペラはいわゆるオペラ的配役は思い当たらないですし、特に演劇的それらしさを追求した舞台もけっこうありますが、だからと言って、それだけでひきつけられるものではないのが、オペラの難しいところでしょうね。例えば、シドニーの映像とか
http://euridiceneeds.blog.so-net.ne.jp/2005-11-27
http://euridiceneeds.blog.so-net.ne.jp/2004-12-05
↑リストを眺めるに映像は山ほど視聴していますね。記録もれもあるでしょうし・・
やはり、総合的な何かが感動を呼ぶのでしょう。
音だけなら、要所のアリアと重唱。
by euridice (2011-02-17 08:16)
ななこさん
>カレーラスはこのロドルフォ役が
>ストラータスやコトルバシュの方が
私もです。
コトルバシュはコヴェントガーデンの映像より、C.クライバー指揮のぼけぼけ映像のほうがなぜか好きです。これのパヴァロッティもサンフランシスコの超熟年ロドルフォよりはるかにいいですし・・
>モリス
ヴォータンで有名になってから、これにも出てたんだ〜と・・
>このミミはベンヴェヌートチェッリーニに出てた
あの映像で初めて知ったソプラノですが、とても印象的で、
すぐ覚えちゃいました。
by euridice (2011-02-17 08:27)
>これにも出てたんだ〜と・・
私なんてeuridice さんのこちらの記事を見てLDを見直して「あれ?これだれだっけ。どこかで見た人だけどと今頃気がつきました;;
膨大な映像を見直したら意外なところで意外な人を見つけるかも知れないですね。
マリインスキー歌劇場の「ランスへの旅」を何年か前に見に行ったとき古いベルリンフィル定期のボケボケ映像を見直しててフリットリがちょい役で出てて驚きました。
私はデータを何も整理してないので結構こういうことは多いです。
by ななこ (2011-02-18 14:38)