牛太郎さん、ご難・・ [オペラ]
12月2日、ウィーン国立歌劇場の「ワルキューレ」ラジオ放送。新国立劇場でなかなか良いオランダ人@さまよえるオランダ人だったユハ・ウーシタロのヴォータンだというので、聴いてみました。2幕で登場のヴォータン、あれれの酷さ。こちらの耳が慣れてきたのか、次第に落ち着きそうな気もしましたが、やはりほとんど声が出ない状態で、2幕終了後は、大きなブーイング。3幕からは歌手交代。舞台でのお芝居はウーシタロが続け、これまた新国立劇場でとても印象的だったアルベリッヒ@ニーベルングの指環、私はジークフリートと神々の黄昏で出会ったオスカー・ヒッレブラントが舞台袖で歌ったということです。けっこう好みのタイプのヴォータンでした。
彼は駅でピザを食べていたところを、劇場監督のホレンダー氏から携帯に電話で、急きょ登場する羽目に。ウィーン国立劇場出演は7年振りとか。しかも、その7年前の出演も、ジェームズ・モリス@ヴォータンの最後のちょっとだけの急な代役だったのだそうです。生年がわかりませんが、1966年から勉強をはじめ、デビューが1969年らしいですから、60代後半というところでしょうか。ドイツ人。こちらのサイトを眺めるに、とっても愉快な方のようです・・^^!
ブリュンヒルデも新国で迫力のサロメだったエヴァ・ヨハンソン。魅力的なブリュンヒルデでした。ジークリンデ、フリッカも好きな声と歌い方で、よかったです。フンディングはちょっと・・で、ジークムントは見えなくても好みじゃないです。特に1幕終わりのほうはちょっといただけませんでした。
ワーグナー:ワルキューレ
フランツ・ウェルザーメスト指揮
ウィーン国立歌劇場2007年12月2日
ジークムント:ヨハン・ボータ
ジークリンデ:ニナ・シュテンメ
フンディング:アイン・アンガー
ブリュンヒルデ:エヴァ・ヨハンソン
ヴォータン:ユハ・ウーシタロ&オスカー・ヒッレブラント
フリッカ:ミカエラ・シュスター
ウーシタロさんは残念でしたが、全体的に心地よく聴けて、ハプニングも含めてとても楽しめたワルキューレでした。
牛太郎さん、残念でしたが、あっちこっちで大活躍ですね。
by keyaki (2007-12-06 00:35)
めげずに(当然めげないでしょうけど^^!)活躍!を祈りましょう。
by euridice (2007-12-06 07:40)
サイドバーのクリスマスの歌~side2も聴かせていただきました。
ジャケットを初めて見ましたが、グリーティングカードの会社ですよね?
一番最後の"Here We Come a Wassailingは絵本「ちいさなもみの木」に出てくるキャロルですね!(私がこれからご紹介予定のもののどれかにも入っていたはずなのですが・・・)
http://blog.so-net.ne.jp/santa-cecilia/2006-11-09-1
(一番下の楽譜です。)
サイドバーの録音のフィナーレを締めくくる華やかな音楽に仕上がっていますね。
絵本を読む前にこういう録音を聴いていたらもっとよく歌えたのですが、伴奏のない楽譜で雰囲気を感じて歌う・・・というのは難しいものがありました。(そもそも楽譜を見て歌える人ばかりではないのでしょうから、他の日本の家庭で読まれる時、どんな風にしているのか気になっています。原作者の国では当たり前に歌っているのでしょうね。)
Carol of the Bellsも大好きな曲です。
牛太郎さん、気になります。
by Cecilia (2007-12-06 12:50)
実際に聴いた感じだと、ヒッレブラントは声が全然通らなくて、もどかしい感じがしました。経緯が経緯なだけに、少しさしひいて考えないといけないとは思いますが……。
ちなみにStaatsoperのサイトをみると、6日はまた別の人で、その次から牛太郎に戻るみたいですね。
by (2007-12-07 01:36)
gon さん
>ヒッレブラントは
劇場で実際に演技者と声が別というのはまだ経験したことがないのですが、慣れるまでは相当めんくらうと思うし、目と耳を統一するのに手間取るのでは? 映画の吹き替えでも違和感が消えないことがあります。ヒッレブラント、放送録音、大声でも、威力のある声でもなかったですけど、その存在感が好みでした。
>牛太郎に戻るみたい
一時的な不調なら問題なしですね^^!
by euridice (2007-12-07 08:34)
Cecilia さん、ありがとうございます。
>一番最後の
わたしはあまりなじみのない歌ですが、キャロルを歌いながら、近所を回るという、そういう歌なんですね・・可愛い絵本、改めて見せていただきました。そういえば、学生時代に学内の寮や校宅を回って庭先で歌っていたグループがありました。ほんわかとした気持ちになる行事ですね。
楽譜付きの絵本も素敵ですね。見てすぐ歌える人もいるのでしょうけど、私の場合は、歌いたければやはり楽器で弾いてみなくちゃ・・
by euridice (2007-12-07 08:40)
2008年02月13日のニューヨークタイムズを読みました。メトロポリタン歌劇場の ヨハン・ボータのオテロは「major disappointment」とありました。
by サンフランシスコ人 (2008-02-14 03:07)
サンフランシスコ人さん
あらら〜〜の情報、
ありがとうございます^^+
by euridice (2008-02-14 07:19)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団 女性のコンサートマスター採用
http://news.yahoo.com/s/afp/20080508/ennew_afp/entertainmentaustriamusicoperawomen_080508160330
"The Vienna State Opera has appointed a woman as as leader, or concertmaster, for the first time, the prestigious opera house announced on Thursday."
by サンフランシスコ人 (2008-05-09 07:59)
ついに、やっと、とうとう・・ですか。
時代の流れには逆らえないってことですね・・
by euridice (2008-05-10 22:56)
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団のコンサートマスターも女性です。
http://sfopera.com/p/?mID=121
by サンフランシスコ人 (2008-05-11 03:24)
>コンサートマスター
気にしたことはありませんが、ウィーン以外では
少なくとも規則上は、とっくの昔に
性別は全然問題ではなくなっていたのでは
ないでしょうか。
by euridice (2008-05-11 07:27)