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モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」@BShi [オペラ映像]

解説で言っていましたが、モーツァルトの主要オペラの中で、たしかに最近一番流行っているのかもしれません。

演出は一見ごく普通。歌手は私が一応名前を知っていたのは、全然印象に残らず記憶にない、フィガロ@フィガロの結婚(ヤーコプス指揮)だったピサローニひとり。有名な歌手はいないようです。このオペラで視覚的にいかにも人物からずれているのは見たことがないような気がしますが、これも全員見かけ的な問題はありません。

でも、思ったほどおもしろくないというか、なんというか一生懸命なんですけど、長丁場、いつしか単調、退屈に・・ 劇場で観れば、違うのでしょうけど。要するに映像にして、アップも楽しむには、相当魅力不足。

モーツァルト:コジ・ファン・トゥッテ
グラインドボーン音楽祭2006年

フィオルディリージ : ミア・ペション
ドラベルラ : アンケ・フォンドゥング
グリエルモ : ルーカ・ピサローニ
フェランド : トピ・レヘティプー
ドン・アルフォンソ : ニコラ・リヴェンク
デスピーナ : アインホア・ガルメンディア

合 唱 : グラインドボーン合唱団
管弦楽 : エイジ・オブ・エンライトンメント管弦楽団
指 揮 : イヴァン・フィッシャー
美術 : ヴィッキ・モーティマー
演出 : ニコラス・ハイトナー

ところが、フィナーレ。ものすごく嫌〜〜な感じ。人間関係、絶対戻るはずない!・・・って感じました。演出意図だかどうなのか..... 

某所に「男声陣はふてくされていたような印象が強かったです。」という感想があり、納得しました。そうそう、そういう感じだったと・・・自分達がやったことについて、自覚ゼロというか全然わかってないというか、反省なしという感じが、不可解というか、むかつくというか^^; 男はそういうものって言いたい?
対して女性は、内心は知らず、外面的にはひたすらゆるしをこうって感じが、痛々しい..... 

演出かもしれないけど、あの男たち二人ながら、まるで愛嬌がないような気がしないでもない・・・

これも、ピリオド楽器、すなわち、作曲当時の楽器を使っての演奏だそうです。 指揮者、イヴァン・フィッシャー、同じく指揮者アダム・フィッシャーとは兄弟だそうですが、双子かというほど似てます。ひょっとして双子? イヴァン・フィッシャーのほう、P.ホフマンのワーグナー・アリア集の指揮者でしょうか。同姓同名の他人ということはないですね?


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Sardanapalus

「コジ」は苦手な作品なので、途中で寝ちゃうと思って今回はスルー(^_^;)したんですけど、ヨーロッパで話題の若手歌手が揃っていて注目している公演です。私はハイトナーの演出がどうも好みに合わないので、最後まで眠らずに見れるか心配ですけど…舞台セットや衣装はグラインドボーンらしい整ったデザインですね。

>男はそういうものって言いたい?
うーん、ちょっと嫌~な解釈ですね。「女とはこういうもの」というタイトルだけど男の身勝手さを見せるというコンセプトなのでしょうか?後味が悪そうなのでますます見る気がそがれますけど、BS2で放送されるときにはチェックしたいと思います。
by Sardanapalus (2007-02-25 12:43) 

ななこ

私がひねくれ者だからか、コジは大好きなオペラです(^^
モーツァルトのオペラの中でこれ以上の悲劇はないと思うから。

で、この悲劇性を際だたせてる演出がポネルだと思います。

大詰め結婚式の場面でひとりグリエルモが「毒を飲んで死んでしまえ。雌狐ども」とつぶやいてるあたりからもうそれぞれの心はバラバラで独白のように終わってしまう、その虚しさがこの作品の醍醐味?

グラインドボーンのはあまり覚えていませんが、この作品は最後をどうまとめるかで好き嫌いが決まる感じがします。
元の莢におさまってめでたしはつまらないです。
by ななこ (2007-02-25 18:08) 

euridice

テレビ放送、今や録画視聴が前提だと思うんですけど、デジタル放送は逆行ですね。コピーワンスというのも納得できません。DVD-RWに録画すると画質が落ちるだけでなく、再生できるDVDプレーヤーが限定される。ハードディスクに置いておけば、運悪く初期化してくださいなんてことになったら見ないまま終わり。さっさと見ろって? 大きなお世話だわ。技術革新の恩恵にはあずからせないって感じですね。すべてデジタルに移行したら、ぜんぶこういう事態になるわけ?・・つまらなくなりますね。

>解説
長くて、つまらないですね。もったいつけずにさっさとやれ!って言いたいです。
>ゴールデンタイム
これもこれで、不都合な人も出るわけで...とにかく「録画視聴容易に可」の線で考えてもらいたいです。
by euridice (2007-02-26 10:43) 

keyaki

そう、そう、ウチは大画面の最新式テレビに買い替えた時に、せっかくだから、いつもきれいな画質でみたいな.....なんて、単純な考えで、全部デジタルに接続したので、録画は全部コピーワンスですよ。つなぎかえるのがめんどうなんで、そのままなんですけど。
で、ハードディスクからDVD-RWに移動させると、HDDのは、削除されますがいい?なんて聞いてきますが、YESっていうよりないわけじゃないですか。その時、ちゃんとコピーできてるの?と一瞬不安になりますし、実際に、最後の数分が欠けてたことがありますが、もう、どうしようもないわけですよ。こういうのって、誰が責任とってくれるのかしらね。
by keyaki (2007-02-26 10:54) 

わびすけ

画像をありがとうございます!
衣裳の色とか柄の合わせ方が好きだな、と思っていたのですが、
画像がないと上手く説明できないですね(笑)。
by わびすけ (2007-02-26 10:55) 

euridice

>画像
...というわけで、テレビ画面をデジカメで撮ったという代物です。
by euridice (2007-02-26 19:20) 

YASU47

えうりでぃーちぇさん、
「フィガロ」に続いてTBさせていただいた、コジ大好きの(スイマセン(^^;))YASU47です(何せblogタイトルもここから・・・)。
この物語は真面目に捉えればオトコにとってもとても辛いものがあります。何せ目の前で愛する恋人が変心していくのですから・・・。この作品ではユーモアと機知に満ちた演出や美しいハーモニーに触れることでとても幸せな気分になれるのです。
by YASU47 (2007-03-03 22:25) 

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