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カヴァレリア・ルスティカーナと道化師 スカラ座2011年 [オペラ映像]

マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ
トゥリッドゥ:サルヴァトーレ・リチートラ
サントゥッツァ:ルチアーナ・ディンティーノ
アルフィオ:クラウディオ・スグーラ
ローラ:ジュゼッピーナ・ピウンティ
ルチア:エレナ・ジーリオ

レオンカヴァッロ:道化師
カニオ:ホセ・クーラ
ネッダ:オクサナ・ディカ
トニオ:アンブロジオ・マエストリ
シルヴィオ:マリオ・カッシ
ペッペ:セレソ・アルベロ

NHK-BSプレミアム 2011.12.30 午前1:00〜
ダニエル・ハーディング指揮
マリオ・マルトーネ演出
スカラ座2011年

カヴァレリア・ルスティカーナ
復活祭の合唱が美しかった。この録画を見た日の夜、NHKのニューイヤーオペラコンサートでも歌ってましたが、大きな落差を感じてしまいました。サントゥッツァの台詞通り、ローラがとても美人でした。

道化師
まさしく問答無用の単細胞道化師クーラが迫力でした。
舞台上を自動車が走る演出でしたが、違和感無しでした。
新国のシルヴィオは確か自転車でやってきましたけど、今回のシルヴィオは
派手な車で登場ですけど、薮の中を通ってやってきたそうです。

年始スペシャルのTVドラマ「相棒」はこのオペラを上演中の劇場から始まったのでした。
「相棒」のプロデューサー氏はオペラを頻繁に引用しますね。

スカラ座のを放送したばかりなのに、チューリッヒの「道化師」この14日、土曜日に再放送したようです。知らなかったです。それにしてもテレビドラマの「相棒」も「道化師」絡みだったし、どうして「道化師」が流行るのでしょう?? あのアリアで泣くのはマフィアの親分ぐらいじゃないかしら。あの親方は自分勝手な男、裁判判決好み?の表現にすると、身勝手。スカラ座のカニオはまさしくそういう男に見えた。同情の余地なしという感じ。

ほかの映像 マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ

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ワルキューレ スカラ座2010年シーズン開幕 [オペラ映像]

2011.12.29 NHK BSプレミアム で放送。
音だけよりはおもしろいかな。マイアーのジークリンデはけっこう若く見えるし、まだまだ美しい。ジークムントはいわゆるテノールらしいテノール体型で、マイアー・ジークリンデが相手では、その無表情ぶりと大根っぽさが目立つ。ヴォータンのメイクと衣装はなんなんだか。新国「ドン・カルロ」では立派な王様だったけど、面影なし。影と映像多用の舞台装置は疲れる。とりあえずよそ見しながら見たが、2幕までが限界。3幕は多分見ない。2幕冒頭、シュテンメ・ブリュンヒルデの雄叫びのところで、心臓がぱくぱくした。

ワーグナー:ワルキューレ
ミラノ スカラ座2010.12.7
ダニエル・バレンボイム指揮
wa_scala.jpg(演出:ギー・カシアスGuy Cassiers)

ジークムント:サイモン・オニール
ジークリンデ:ワルトラウト・マイアー
フンディング:ジョン・トムリンソン
ブリュンヒルデ:ニナ・シュテンメ
ヴォータン:ヴィタリ・コワリョフ(ルネ・パーペの代役)
フリッカ:エカチェリーナ・グバノーヴァ

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ラインの黄金 スカラ座2010年 [オペラ映像]

ワーグナー:ラインの黄金
BSプレミアム 2011.12.28 0:20~
rein.jpg
ダニエル・バレンボイム指揮
ギー・カシアス演出

ヴォータン:ルネ・パーペ
フリッカ:ドリス・ゾッフェル
フライア:アンナ・サムイル

配役は一応知ってる名前だけ。

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ドン・ジョヴァンニ スカラ座2011年シーズン開幕公演 [オペラ映像]

モーツァルト:ドン・ジョヴァンニ
スカラ座2011年シーズン開幕公演
NHK BSプレミアムでの放送

ダニエル・バレンボイム指揮
ロバート・カーセン演出

ドン・ジョヴァンニ:ペーター・マッテイ
ドンナ・エルヴィーラ:バルバラ・フリットリ
ドンナ・アンナ:アンナ・ネトレプコ
ドン・オッターヴィオ:ジュゼッペ・フィリアノーティ
レポレロ:ブリン・ターフェル
ツェルリーナ:アンナ・プロハスカ
マゼット:ステファン・コツァン
騎士長:クワンチュル・ユン

テレビ放送のオペラを見るのも、「ドン・ジョヴァンニ」も、とっても久しぶりです。
すべてに精彩がないというか、おもしろくもおかしくもなかった・・

ペーター・マッテイのドン・ジョヴァンニに、はじめて映像で接したときは、新鮮でおもしろかったけど、生舞台も含めて、今回は何回目でしょうか、マンネリって感じかな。

ネトレプコはうわさ通り、ふくよかになって、普通のおばさん化が著しいし、ドンナ・アンナってああいう人でしたっけ?の違和感あり。ドンナ・エルヴィラも精彩に欠けるというか、ぱっとしない。

もう言うのもばかばかしいけど、現代風舞台ですから、台詞と見えるもののずれも、けっこう気になりました。

ちょっと違うかもしれない例ですが、ひとつ。冒頭、ベッドシーンのまま騎士長殺害までいっちゃってるのに、後のアンナの回想台詞は、外まで追いかけてとかなんとか。うそつくなって言いたくなっちゃいます。そういうのも織り込み済みなのでしょうか。

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バイロイト音楽祭2011年「ローエングリン」TV放送 [オペラ映像]

ワーグナー:ローエングリン
Neuenfels-Lohengrin-Bayreuth-2011-Vogt-Dasch.jpgハンス・ノイエンフェルス演出
アンドリス・ネルソンズ指揮
バイロイト音楽祭2011年

ローエングリン:クラウス・フロリアン・フォークト
エルザ:アネッテ・ダッシュ
テルラムント:トマス・トマソン
オルトルート:ペトラ・ラング
国王:ゲオルク・ツェッペンフェルト
伝令:サミュエル・ユン

NHKオンデマンドで8月29日まで、210円/幕/1日見放題です。

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マスネ「ウェルテル」パリ2010年 [オペラ映像]

マスネ:ウェルテル
ミシェル・プラッソン指揮
パリ・オペラ座管弦楽団、オー・ド・セーヌ聖歌隊、パリ・オペラ座児童合唱団
ブノワ・ジャコ演出
2010年1月パリ・オペラ座バスティーユ

この映像、録画を再生して、ちょっとよそ見をしてたら、いきなりリラックスムードのカウフマンが目に飛びこんで戸惑いました。いきなり終わっちゃったのかと一瞬勘違い。最初に戻してちゃんと見たら、↓こういう風に始まっていたのでした。



ウェルテル:ヨナス・カウフマン
シャルロット:ソフィー・コッシュ
アルベール:リュドヴィク・テジエ
ソフィー:アンヌ=カトリーヌ・ジレ
全4幕/約2時間50分
クラシカジャパン2011年6月

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ワーグナー「リエンツィ 最後の護民官」 [オペラ映像]

ワーグナー:リエンツィ、最後の護民官[DVD]ワーグナー:リエンツィ 最後の護民官
ベルリン・ドイツ・オペラ2010年
セバスチャン・レッシング指揮
フィリップ・シュテルツル演出

リエンツィ:トルステン・ケルル
イレーネ(リエンツィの妹):カミラ・ニールント
アドリアーノ・コロンナ(イレーネの恋人):ケイト・オルドリッチ

関連記事:リエンツィの祈り

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ポッペアの戴冠 [オペラ映像]

たまたまテレビで見て、気に入ってしまったオペラ映像のひとつです。録画を繰り返し視聴、あげくに音声だけウォークマンに入れて、通勤時間にもさんざん聞いたものです。もちろん主役テノールには当然興味を持ったので、以後、映像を各種視聴。でも、そこそこのものばかりの上、キャリアもなんとなくそこそこの感じで、いつとなく忘れて、最近は名前さえ思い出せない有様。

2010年、ニューヨーク、メトロポリタン・オペラで、新演出の「ニーベルングの指環」が始まったとのこと。1986年からの新演出と違って、ちゃんと「ラインの黄金」からです。目下映画館で上映中。明日(2010.11.12金)でとりあえず終了だそうです。この映像でとても印象的なネローネだったリチャード・クロフトがローゲだということで、久しぶりに思い出しました。でも、彼のローゲはやっぱり魅力的ではなかった・・のですけど、「ポッペア」の旧記事を上げます。

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トマ作曲「ハムレット」 [オペラ映像]

今回テレビ放送されたのはメトロポリタン歌劇場のいわゆるライヴビュー公演の「ハムレット」このオペラは、有名なシェイクスピアの戯曲「ハムレット」がもとになっているけど、相当脚色があるようです。番組のインタビューで、ハムレット役のバリトン歌手、キーンリサイドも別物と考えたほうがいいと言ってます。それにしてもあの「ハムレット」だから興味を持つ人が多いのではないでしょうか。私もそうです・・

シェイクスピアの「ハムレット」は日本語訳ですが戯曲を読んだり、映画を見たりしていますけど、主人公のハムレットをはじめ、どの登場人物も、人物像がつかめない感じで、感情移入できた試しがありません。オペラ「ハムレット」でも、同様です。オペラはこれが多分2度目の舞台収録映像テレビ視聴です。残念ながら、このオペラが好きというふうにはなりませんでした。

トマ:ハムレット 
ルイ・ラングレ指揮
パトリス・コリエ演出
メトロポリタン歌劇場
NHK-BShi2011.2.23
 
ハムレット:サイモン・キーンリーサイド
オフィーリア:マルリース・ペテルセン
王妃:ジェニファー・ラーモア
王:ジェームズ・モリス
レアティーズ:トビー・スペンス

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プッチーニ:ボエーム [オペラ映像]

「ラ・ボエーム:1982年 メトロポリタン歌劇場」の映像をとても久しぶりに観ました。前に観たときの記事はこちら、2005年です。懐かしさだけでなく、ほぼ同じ感動が味わえました。きっかけは、ニューヨークはメトロポリタン歌劇場では今も同じ演出での上演が続いているそうですが、今シーズンの映像をユーチューブで観たこと。全曲ではなかったので、全部観たくなったわけです。

今シーズンの映像は抜粋とは言え、要所、聴きどころ、見どころをおさえたもので、見応え聴き応え十分。しかも、デジタル技術の進歩を思い知らされました。おそらくデジカメでのこっそり録画なのにもかかわらず、1982年のレーザーディスク映像に、画像も音もまさるともおとらぬは大げさにしても、視聴するのが苦しいという感じはなし。

プッチーニ作曲 ラ・ボエーム
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ指揮
bohem.jpgフランコ・ゼッフィレッリ演出 
メトロポリタン歌劇場 2010年

ミミ:マイヤ・コヴァレヴスカ
ロドルフォ:ヴィットリオ・グリゴーロ
マルチェロ:ファビオ・カピタヌッチ
ムゼッタ:タケシャ・メセ・キザール

1幕の2重唱は、若い二人があっという間に恋におちる様子が微笑ましく
終幕:"Sono andati? Fingevo di dormire" からは、泣けました。

新国「フィガロの結婚」で若くておきゃんな伯爵夫人だったコヴァレヴスカ、全然違う雰囲気。
薄幸の内気な貧しい娘ミミにぴったりに変身。気に入りました。

ムゼッタ役のソプラノは来シーズン「トロヴァトーレ」のレオノーレの予定です。