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「さまよえるオランダ人」バイロイト音楽祭2012年 [オペラ]

予定の主役、バイロイトデビューのロシア人バリトン、エウゲニー・ニキーチンのナチスのシンボル、カギジュウジ刺青事件で開幕直前主役交替(→サミュエル・ユン)のバイロイト音楽祭開幕新演出演目。とりあえず流してみました。ひさしぶりに聞く「さまよえるオランダ人」です。

ワーグナー:さまよえるオランダ人
クリスティアン・ティーレマン指揮 
(ジャン・フィリップ・グローガー演出)
バイロイト音楽祭 2012.7.25

オランダ人:サミュエル・ユン
ゼンタ:アドリアーネ・ピエチョンカ 
ダーラント:フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ 
エリック:ミハエル・ケーニヒ
マリー:キリスタ・マイヤー   
舵手:ベンヤミン・ブルーンス 
      
舞台は、ダンボール、衣装はセビロの、「超安上がり」だそうです。ダンボールのメインは、ゼンタが作った血のしたたるダンボール製幽霊船。オランダ人は頭に大小の黒いシミみたいな舞台用化粧の刺青がある。こちら、「さまよえるクラヲタ人」さんのブログをご覧ください。


この曲、一番頻繁に聴いたのはカラヤン指揮の録音です。ザルツブルグ音楽祭の準備として行われた1983年の録音です。こちらに関連記事。この録音には、今年のバイロイトの指揮者ティーレマンも関係していたらしく、こんな写真があります。

ph120208.jpg


後ろ向きの人は、ジョゼ・ヴァン・ダムでしょう。 カラヤンとティーレマンの後に立っているのがEMIのクラシック部門のトップを務めていたピーター・アルワードという人。ティーレマンの右がカラヤンの信頼の厚かったレコーディング・プロデューサー、ミシェル・グロッツという人だそうです。向かって左端はエリック役だったペーター・ホフマン。





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コメント 3

yokochan

こんばんは。
刺激されて、カラヤンのオランダ人、久々に聴いてみました。
こんなエリック、ほかじゃありません。
もったいなさすぎるくらいのエリックのカヴァティーナでした。
ダムのオランダ人も美声でした。
いい時代でしたね。

今年の代役のユン氏の柔らかな声も捨てがたく思いました。
変な演出とのレッテルを勝手に貼ってしまいましたが、はやく映像なりで確認していたいところです。
by yokochan (2012-07-31 23:51) 

euridice

yokochanさん、こんにちは。

私もカラヤンのも合わせて聴いてしまいました。

今年のバイロイトオランダ人、違和感がなく楽しめました。
しばらく離れていたせいか、それとも、この写真を思い出して、
ひょっとしたら、指揮者が自覚するとしないとにかかわらず
深層でカラヤンの影響を受けていたからなのかもしれないなんて思いました。

ダンボールと言えば、新国のフィガロや西部の娘の舞台を思い出します。ダンボールはともかく、男性の背広姿は興ざめだと思います・・
現代劇にしちゃったらそうなるのは仕方ないのかもしれませんけど。
>映像
見たいですね。

by euridice (2012-08-01 09:04) 

履歴書

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 履歴書 (2012-10-15 20:37) 

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