R.シュトラウス「サロメ」新国立劇場 [劇場通い]
リヒャルト・シュトラウス:サロメ
ラルフ・ヴァイケルト指揮
アウグスト・エファーディング演出
東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場2011年10月
サロメ:エリカ・ズンネガルド
ヘロデ:スコット・マックアリスター
ヘロディアス:ハンナ・シュヴァルツ
ヨハナーン:ジョン・ヴェーグナー
ナラボート:望月哲也
ヘロディアスの小姓:山下牧子
新国立劇場で同じ演出で3度目の「サロメ」最初は新演出だったから、2度目はハインツ・ツェドニクがヘロデ王だったから、今回はハンナ・シュヴァルツがヘロディアスだから・・というのが主な理由。これ以外にヘロディアスがアニア・シリアだからという理由で、新日フィルの定期演奏会にでかけたことがあります。指揮がえらく若くてハンサムなアルミンクでした。もう一回、暇だし短くて割安だからという理由でドレスデン来日に行っていました。
今回は今までで最も舞台に近い席。舞台中央の井戸のふたが巨大に迫ってきました。後ろのテントも超巨大に見えました。そのせいか、サロメがヨカナーンの首を抱えて・・の場面では、なんだか気持ちが悪くなりました。音楽というものの力というかすさまじいエネルギーが襲いかかる、そんなオペラのひとつなんでしょうね。
ハンナ・シュヴァルツは、オペラ見始めのころに見たレーザーディスクの映画版「サロメ」で、いかにも美少年のお小姓役でした。きょうのヘロディアスは、映像でみたリザネクや新日フィルのときのアニア・シリアのヘロディアス、そして、新国「ジークフリート」のエルダのときのような突出した存在感は感じられませんでした。あいかわらずの美しさでしたが、やはり身体全体の、そこはかとない老いは隠せないという印象でした。関連記事
「サロメ」関連記事:
1976年映画版
サロメ&ベーレンス
1992年コヴェントガーデンの映像
1997年コヴェントガーデンの映像
1990年ベルリンドイツオペラの映像
ラルフ・ヴァイケルト指揮
アウグスト・エファーディング演出
東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場2011年10月
サロメ:エリカ・ズンネガルド
ヘロデ:スコット・マックアリスター
ヘロディアス:ハンナ・シュヴァルツ
ヨハナーン:ジョン・ヴェーグナー
ナラボート:望月哲也
ヘロディアスの小姓:山下牧子
新国立劇場で同じ演出で3度目の「サロメ」最初は新演出だったから、2度目はハインツ・ツェドニクがヘロデ王だったから、今回はハンナ・シュヴァルツがヘロディアスだから・・というのが主な理由。これ以外にヘロディアスがアニア・シリアだからという理由で、新日フィルの定期演奏会にでかけたことがあります。指揮がえらく若くてハンサムなアルミンクでした。もう一回、暇だし短くて割安だからという理由でドレスデン来日に行っていました。
今回は今までで最も舞台に近い席。舞台中央の井戸のふたが巨大に迫ってきました。後ろのテントも超巨大に見えました。そのせいか、サロメがヨカナーンの首を抱えて・・の場面では、なんだか気持ちが悪くなりました。音楽というものの力というかすさまじいエネルギーが襲いかかる、そんなオペラのひとつなんでしょうね。
ハンナ・シュヴァルツは、オペラ見始めのころに見たレーザーディスクの映画版「サロメ」で、いかにも美少年のお小姓役でした。きょうのヘロディアスは、映像でみたリザネクや新日フィルのときのアニア・シリアのヘロディアス、そして、新国「ジークフリート」のエルダのときのような突出した存在感は感じられませんでした。あいかわらずの美しさでしたが、やはり身体全体の、そこはかとない老いは隠せないという印象でした。関連記事
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1976年映画版
サロメ&ベーレンス
1992年コヴェントガーデンの映像
1997年コヴェントガーデンの映像
1990年ベルリンドイツオペラの映像
新国立で今シーズン観たいのはサロメと思っていましたが、うっかりしてました。
サロメは映像ではかなり強烈なものが揃っていますから実舞台は期待し過ぎないように・・・でも観たいと迷っていました。
>すさまじいエネルギーが襲いかかる
そうなのですね・・・
私はやっぱり「○○のサロメ!」という舞台が見たいです。
by ななこ (2011-10-20 22:32)
早速、ベームの映像版(1974年)をチェックしてみたところ、小姓役でのハンナ・シュヴァルツを確認しました。小姓からユダヤの女王とは大変な玉の輿に乗ったものですね(違うか・・・)。
この映像版はサロメ入門として繰り返し視聴しました。ストラータスの美貌と歌唱(スタジオ録音なのでよく録れている)もさることながら、ベーム・VPOの管弦楽がとりわけ素晴らしいですね。私にとっては、すっかりシュトラウス・オペラにハマる切っ掛けとなった記念盤です。
by YASU47 (2011-10-20 23:15)
ななこさん
>「○○のサロメ!」という舞台
これは難しそうですね・・
サロメに限らず、まさしく役そのものというのは
めったに出会えるものではないでしょう。
とにかくオペラとしては短いし、あの音楽が嫌いでなければ
退屈することはないですね。
あしたの土曜日が最終日ですから
ぜひお出かけください。
1階サイドはごそっと空席でした。
by euridice (2011-10-21 07:38)
YASU47さん
>この映像版
レーザーディスク時代の映像は繰り返し視聴したものです。
この映像も音楽としての
この曲への興味を継続させてくれました。
でも、映像の作り方がアップが多くて、
特にヨカナーンの取り方が残念でした。
お小姓もですが、
ナラボートが台本の通りの美形なのも説得力がありましたね。
TB、ありがとうございます!
by euridice (2011-10-21 07:45)
≪サロメ≫ は美しく流れる様に終ってしまう、凝縮された曲ですネ。
今迄、観た中で一番印象に強く残り好きなのは、ヘロデ&ヘロディア
両人がクリムトを思わせる衣装のウィーンの≪サロメ≫で聴いた、
H・ベーレンスが見事でした。
カリタ・Mはちょっと大柄で心配した巴里:バスティーユの≪サロメ≫
演出が彼女にぴったりで~??!! 大柄が気にならず、思い出に残る
好きな≪サロメ≫です。
バリトン、シュトルックマンのヨハナーンは、音域が広く非常に美しい声で、
色々聴いたヨハナーンの中で、一番ロマンティックでした。
クリスメリットのヘロデ~、コミカルな姿を見た時は『エッ~』と云う驚き。
仁王立ちの姿で真面目に歌う姿しか、印象が無かった為,年取って、
若い頃に挑戦出来なかった役を楽しんで居た様です。
*そう言えば国劇のサロメに云った友人の話~と云うのを聞きましたが
ペーター&ハンナの息子さんが見えて居たそうですね。
『金髪で余りにもペーターそっくりで~驚いた~』 と伺いましたが~?!
ハンナも、ブランド持つ感覚でペーターの息子は、ご自慢でしょう。
欧州は、未婚の母の流行と云うより、昔から結婚願望無く、男性と
お付合いする事は普通です。 日本の様に、結婚したら家庭に入る
感覚など皆無。 40年前に仏の学校で『日本女性は結婚後家庭に~』
と話したら『私は絶対嫌だ~』と仏女性の先生始め、他の欧州女性から
大反発され、認識させられました。
男女の付合いも50/50、出来ちゃった婚とか、子供の為に結婚~と
云う認識も一切有りません。 お互いの同意で共同生活~と云うのが
殆ど~ 子供が居ても籍が入って居るとは限らない、のが普通です。
ですからハンナの場合は、何としてもペーター・ブランドが欲しかった!!
責任感の強いペーター、女性にせがまれて、やむを得ず合意~~
だったのでしょう。 簡単に子供を作る方とは考え難いです。
euridiceさんの翻訳全て読ませて頂いて~~ペーターを知る限り…
長々と話が横道にそれましたが~
国劇の≪サロメ≫よりペーターの息子の話で、先日友人と盛り上がり、
その勢いで失礼致しました。
最終日辺りに又、顔出すかも~~~ですネ。
by Alouette (2011-10-21 21:50)
Alouetteさん
良い舞台をいろいろ見ていらっしゃるのですね。
>ペーター&ハンナの息子さんが
そうなんですか。
私の行った日だったのかどうかわかりませんけど
もっときょろきょろすればよかった・・
思いもしなくて・・
by euridice (2011-10-28 08:18)