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エディタ・グルベローヴァ [オペラ歌手2]

まだまだ現役、大活躍の今や大御所エディタ・グルベローヴァ(スロヴァキア、ブラチスラヴァ1946.12.23-   )、いわゆる相手役とは言えないと思いますが、同じ録音、舞台に登場しています。一番古いのは、1978年録音のホフマンがタミーノの「魔笛」「魔笛」はもうひとつあって、1981年EMIの録音で、ホフマン、武装した男のひとりを担当しています。グルベローヴァはどちらでも夜の女王。そして、1979年ハンブルクの「ナクソス島のアリアドネ」で一緒だったことがわかりました。ホフマンはバッカス、グルベローヴァはツェルビネッタ。

私がグルベローヴァを初めて視聴したのは、ポネル演出映画版「リゴレット」のジルダでした。雰囲気ずれとの評も目にしますが、私はこのジルダ、好きです。この映像で「リゴレット」がとてもおもしろいオペラだと思いました。

夜の女王はザルツブルク音楽祭1982年の映像も見ましたが、バイエルン歌劇場の映像が美しいです。ツェルビネッタはベーム指揮の映画版がいいですが、DVDが出ていないようで残念です。私が視聴したのは、他にはやはり映画版ショルティ指揮のアラベラ、フィアケルミリ役、フェニーチェ座での椿姫、割と最近のが、チューリヒでのシャモニーのリンダ(ドニゼッティ作曲)。忘れてました、バイエルン歌劇場の映像、後宮からの逃走(モーツァルト)もありました。

フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル
ゲオルグ・ショルティ指揮、ウイーン・フィル
アウグスト・エヴァーディング演出
グレーテル:エディタ・グルベローヴァ
ハンス:ブリギッテ・ファースベンダー
母親:ヘルガ・デルネシュ
父親:ヘルマン・プライ
魔女:セーナ・ユリナッチ


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コメント 8

ななこ

今日はグルベローヴァですか!!!

ホフマンとグルベローヴァはどうもしっくりくる感じではありませんが、ベームのアリアドネの時のツェルビネッタはぴかいちですので、ホフマンのバッカスなら素敵だったでしょうね。


どちらも私にとって大切な歌手ですが、この2人の組み合わせによるオペラはイメージしにくいですね・・・
直接絡むのではなくて同じ舞台にメイン歌手として登場する魔笛は最適かも知れませんね?



グルベローヴァの日本での実演舞台はある期間はすべて見たと思いますが、印象に残ってるのは「ルチア」「シャモニーのリンダ」、そして何度かのコンサート。
(ルチアは2回見に行きました^^)

演奏会形式の「ノルマ」は前から2列目のグルベローヴァの真ん前という好位置で、ホールに響く声というより、彼女の口元から発せられる声をそのまま聴いたという感じでした。

変な表現ですが、彼女の鼻の穴から体ごと自分が吸い込まれそうでした。
しなやかで強靱な声でした。

昔、スカラ座の引っ越し公演でベッリーニの「カプレーティとモンテッキ」が上演されたときCDがグルベローヴァだったから期待しましたが残念ながら彼女ではなくてちょっとがっかりした記憶があります。
バルツァの絶頂期とグルベローヴァの声は鳥肌ものだったと思いますが一緒の舞台は見る機会がありませんでした。
不思議と声質が似てると思う時があります。
by ななこ (2007-04-02 13:39) 

TARO

>雰囲気ずれとの評も目にしますが、

私は、この「雰囲気ずれ」派ですね。パヴァロッティもちょっと学生に間違われる若い美男の公爵にはとても見えないし。
グルベローヴァの映像だと、見た中ではベームの「後宮」が一番美人に写ってるような。
by TARO (2007-04-02 15:07) 

euridice

TAROさん
>「雰囲気ずれ」派
そうそう、そうでしたねぇ〜〜

>ベームの「後宮」が一番美人に写ってる
忘れてました。確かに美人、大人の貴婦人という雰囲気でした。

>若い美男の公爵にはとても見えない
厳しいですね。まるこめ公爵その他に比べれば、許容範囲じゃない?^^*
アルバレス公爵が登場してからは、やっぱりこっちだよなぁです。
by euridice (2007-04-02 17:48) 

euridice

ななこさん
グルベローヴァ豊富な実演体験がおありなんですね。
うらやましいわ。

実演なんてだれであれほとんどないんですけど、
>カプレーティとモンテッキ
>ルチア
幸いどちらもデヴィーアで、とても良い公演を鑑賞することができました。
by euridice (2007-04-02 17:56) 

YUKI

グルヴェローヴァはソプラノ歌手の中では最も好きな歌手の一人ですねぇ!
彼女はモーツァルトのオペラやベルカントオペラを歌うと物凄く力を発揮していると思います。
by YUKI (2007-04-03 12:10) 

euridice

>モーツァルトのオペラやベルカントオペラ
最近はベルカントオペラをよく歌っているみたいですね。全然知らないオペラですが、今月はクラシカ・ジャパンで彼女の「ロベルト・デヴィリュー」が放送されます。
by euridice (2007-04-03 21:48) 

ななこ

ショルティのヘンゼルとグレーテル たかが子供向けの公演と思えない豪華さですね!
もともとワーグナーばりの壮大なオーケストレーションですし。
私のある意味オペラの原点ともいえる「Rosenkavalier」のオクタヴィアン歌手セーナユリナッチの魔女、ヘルマンプライのお父さんとか。
グルベローヴァはかわいいのか怖いのかよく分からないところがあって、最高に好きな歌手なのに役柄としてぴったりというのが未だにわかりません。
(オペラアリアコンサートが一番好きだったりして^^)

メトのジュディスブレゲン、フレデリカフォンシュターデのヘンゼルとグレーテルが視覚的には好きです。
by ななこ (2007-04-04 14:03) 

euridice

>役柄としてぴったりというのが未だにわかりません。
そう言えばそんな雰囲気のある歌手かもしれません。
なんというか声と技巧が最重要の分野って、役との一体感が希薄なのかも・・

>メトの...ヘンゼルとグレーテル
一度は見たいと思いながら、なかなか機会がありません。英語歌唱というので、最初に敬遠したら、そのうちに店頭から消えて、テレビ放送もないようだし、... DVD化されてませんよね? 
by euridice (2007-04-05 07:07) 

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