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初録音「魔笛」LP→CD発売! [PH]

この録音、ファンがずっと要望を出していたのですが、いつまでたってもCD化されませんでした。ところが、知らぬが仏・・・ついに!CDが発売されてました! やっと!です〜びっくり仰天! もはや期待ゼロ、忘れてました〜

散歩兼バードウォッチングが趣味に加わって、野鳥や草花の写真や動画をユーチューブにアップするようになりました。その時、この録音をBGMに時々使っていました。著作権侵害とかも言われなかったのですが、少し前、著作権侵害で見られなくされました。
まあ、問題なかったものが、突如著作権侵害ですとなることはあったので、だれかが著作権主張したのだろうぐらいに思っていました。でも、見られなくされたのは初めてで、ちょっと疑問ではあったのですが、放置。

突如、ふと、もしかしたらCD化されたのかもしれないと思いついて、検索したら、なんとやっぱりCDが発売されていました!めでたいことです^o^)/

LP持ってますけど、やっぱりCDが扱いやすいですよね〜さっそく注文しました!
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モーツァルト:歌劇『魔笛』

モーツァルト:歌劇『魔笛』

  • アーティスト: Kiri Te Kanawa, Edita Gruberova
  • 出版社/メーカー: Decca
  • 発売日: 2020/11/20
  • メディア: CD

関連記事:2005.2.32006.2.222008.8.22 ユーチューブで見られなくなってます・・・つい最近まで、ずっと大丈夫だったんですよ〜 ユーチューブで聴けなくなっても、CDになって、たくさんの方が買って聴いてくれれば、うれしいです! 著作権の扱いについては疑問もありますが、こういうことなら、よかった、よかったです。調べてみたら、CD発売の頃、ブロックされてました〜「動画についてなんらかの対応や削除の必要はありません。」とありますが、見られないのでは意味がないので、削除しました。
※ ※ ※ ※ ※

追記:2007年4月2日:レコードの初録音ではあったようですが、映画版ルサルカのための吹き替え録音を1976年やっていました。

ペーター・ホフマンの録音はとても少ない。同じワーグナー・テノールのルネ・コロもジークフリート・イェルザレムも、録音に熱心な歌手のようですが、どうもホフマンは違っていたようです。舞台出演との関連性なしのオペラ録音は三つ、魔笛を二つと数えれば、四つしかありません。魔笛、さまよえるオランダ人、オルフェオとエウリディーチェです。

オペラの舞台デビューは、モーツァルトの「魔笛」で、役は架空の国の王子タミーノでしたが、初スタジオ録音も同じ役でした。これは、あの事故の後、完治というわけではなかった時期(1978年)に、客演よりは録音のほうがいいということもあって、引き受けたようです。
バークレイ・レコードの企画で、
アラン・ロンバール指揮、ストラスブール・オーケストラ
合唱、ライン・オペラ
タミーノ:ペーター・ホフマン
パミーナ:キリ・テ・カナワ
パパゲーノ:フィリップ・フッテンロッハー
パパゲーナ:キャスリーン・バトル
夜の女王:エディタ・グルベローヴァ
ザラストロ:クルト・モル
弁者:ジョセ・ヴァン・ダム
モノスタトス:ノルベルト・オールト
侍女:ヘレン・ドーゼ、アン・マレー、伊原直子
童子:チューリッヒ少年合唱団員

この役はリューベック市立歌劇場のデビューで歌って以来、この劇場でも、他の劇場でも頻繁に歌ったということです。

歌手はこの役について「初仕事が、テノール、しかも、やすやすと高音を出す本物のリリック・テノール、とりあえず申し分のないタミーノだったことに、驚いている。タミーノは高いドを朗々と歌うことができたし、よさそうに見えた」が、このタイプの役で真の意味の成功は得られなかったと感じていたようです。その一因は、常に悲し気で、陰鬱で、意気消沈している、弱々しい人物というイメージで描かれることが多いという役の性格付けによるのではないかと述べています。

歌手が声楽の勉強をエミー・ザイバーリッヒについて始めたとき、先生も本人もバリトンかバスだと思っていました。私には専門的なことは皆目わかりませんが、次第にバスの響きが失われ、テノールの声質が認められるようになり、本人もジェス・トーマスとの出会い以来、彼のようになりたい、テノールになりたいという希望を持つようになります。ジェス・トーマスもそのように助言し、エミー・ザイバーリッヒも同意、歌手の願いをかなえたいと思ったそうです。そこで、徐々に高い声域を勉強し、テノールになったのでした。

この録音は、CDになっていませんし、入手困難ですから、珍しいレコードの部類でしょう。ほとんどあきらめていましたが、インターネットのおかげで、レコードを譲ってもらうことができました。

この役のペーター・ホフマンにも十分満足できたので、ほんとに感激でした。ファンだからと言われてしまえばそれまでですが、とても説得力のある演奏だと思います。

それまで、個々に好きな歌はあったのですが、全体としてはなんとなく違和感がぬぐえなかったこのオペラを自分なりに納得、心から楽しむことができるようになりました。
なんといってもそれまで一番人物像がつかめないというか、退屈でしかなかった、タミーノとパミーナが生きた人間になり、そのメロディーが心に響くようになりました。

ペーター・ホフマンと魔笛と言えば、もうひとつ録音があります。買ったまま放置していて、ふと配役をながめてびっくりしたのですが、武装した男を担当しているのです。
EMI1981年のCDで、ハイティンク指揮、バイエルン放送交響楽団、パパゲーノ:ヴォルフガング・ブレンデル、パミーナ:ルチア・ポップ、タミーノ:ジークフリート・イェルザレム、夜の女王:エディタ・グルベローヴァです。
モーツァルト:「魔笛」全曲

モーツァルト:「魔笛」全曲

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/01/27
  • メディア: CD



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コメント 5

Sardanapalus

>常に悲し気で、陰鬱で、意気消沈している、弱々しい人物というイメージで描かれることが多いという役の性格付けによるのではないか
このイメージがあるからコヴェント・ガーデンのDVDの常に強気なタミーノもたたかれちゃう訳ですね。私はタミーノのアリア(特に'Wie stark ist nicht dein Zauberton')は力強く希望を持って歌ってくれたほうが個人的なイメージに合っているのですけど。大体そんななよっとした王子が一人旅して見知らぬ土地に来るか?って思いますし(笑)

話題のレコードは、そうそうたるキャストですね!録音の10年後とかだったら正にオールスターでしょう。CDになっていたらぜひ買ってみたい録音なんですけど。
by Sardanapalus (2005-07-02 10:13) 

keyaki

>ペーター・ホフマンの録音はとても少ない。同じワーグナー・テノールのルネ・コロもジークフリート・イェルザレムも、録音に熱心な歌手のようですが、どうもホフマンは違っていたようです。
ライモンディも「録音嫌い」と公言してます。若い時にはそこそこレコーディングもしてますが、舞台で演じることが好きですからね。
私自身、CDもライブのほうが臨場感があって、好きですね。

一昔前の正規録音は、舞台では不可能な最高のキャスティングが売りでしたが、今はなんだかなぁーーという感じがします。
by keyaki (2005-07-02 10:26) 

euridice

Sardanapalusさん
>強気 なタミーノもたたかれちゃう
今もそうなんですね・・ ちょっとびっくりです。
各アリア、変化に富んだ表情で歌ってもらいたいと思います。
>'Wie stark ist nicht dein Zauberton'
も、録音リスト・ページにmp3アップしましたので、よろしかっ たらどうぞ。

keyakiさん
ホフマンの場合、
>「録音嫌い」と公言して
いるわけではないみたいですが、積極的でなかったのではないかと想像しちゃいます。まあね、依頼がなかったのかもしれませんけど・・・ネ?!^^;
by euridice (2005-07-02 22:57) 

Sardanapalus

>各アリア、変化に富んだ表情で
本当にその通りですね。いわゆる一般的なイメージのタミーノだと 、どのアリアもソフトに歌ってしまう歌手が多いので、なよなよし くて感情移入できないんですよ、私(^_^;)ロマンチックに恋 に落ちて、試練を恐れず挑戦する強さもあって…結構難しい役です よね、タミーノって。

>>'Wie stark ist nicht dein Zauberton'
も、録音リスト・ページにmp3アップ
ありがとうございます~m(_ _)m初めは曲のテンポの遅さに驚きましたが、さすがホフマン、 かっこいいタミーノですね!特にアリアの後半部分、パパゲーノの 笛の音を聞いてからの"Vielleicht..."の盛り上がり部分なんかは理想的でした♪貴重なものをあり がとうございます。
by Sardanapalus (2005-07-03 06:05) 

euridice

Sardanapalusさん
聴いてくださってありがとうございます。

>結構難しい役です よね、タミーノって。
同感です。
by euridice (2005-07-03 09:09) 

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