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ルネ・コロの冬の旅 [音楽]

 HMVに注文したところ、あっという間に届きました。
 2004年2月 ブランデンブルク・ベルリン放送第4スタジオでの録音
 ピアノはOliver Pohl オリヴァー・ポール(もちろん知りませんけど^^)

 Deutsche Kinderhilfe のチャリティー企画CDだそうです。

 最初の曲、Gute Nacht 仰天するほどのスピードですけど、
 耳が慣れてくるのか、実際ゆっくりになってくるのか、
 徐々にに落ち着きます・・
 (しばらくは、はやく仕事片付けたいのかな^^;なんて
 邪推しちゃいます〜〜^^;)
 いい声です。気に入りました。

なんというかかなり乱暴な歌い方に聞こえますが、声はいいし、かえってしんきくさくなくていいかもしれないと、感じました。歌曲は概して抑えた歌い方をするもののようですが、私はオペラ的というか、劇的な歌い方のほうが好きです。コロのは「劇的」ではないと思いますが、豪快に歌い飛ばしているのも、なかなかいいものです。
なんて思っていたら、HMVの注文ページにレビューと本人のコメントが載っていることをお友だちが教えてくれました。ここから注文したくせに、今まで気がつきませんでした。


HMV レビュー

あのルネ・コロが帰って来た! 演目はなんとびっくり『冬の旅』 この曲の通常のイメージを大きくくつがえす、ルネ・コロ独自解釈の世界! このアルバムについて、ルネ・コロ自身が以下のように語っています。

「私は、この曲について新しい観点からの解釈を皆様に提供します。私の考えは、この詩は「送別」とか「死への切望」ではありません。彼は階級格差の現実に悩まされ、そこから逃避しようとしているだけのことです。彼は謙遜で彼の運命に屈するより、むしろ大急ぎで逃れようとして、激怒を示しています。彼はこの詩の中で様々な自分の生き方について探っています。そして最後に彼と同様な旅をしてきたライアー廻しに出会い、彼と共に自分の歌を歌い上げます。その感情は非常に軽く、楽天主義的な傾向を感ずることができます。私は決して憂鬱な送別感として歌いません。基本的にテノールという声質は”悲しみ”ではありません。 私は、このCDの売上の一部が、ドイツの体の不自由な子供たちへの基金に当てられることに喜びを感じます。(私とピアノのオリバー・ポールは、チャリティーとしてこの録音に参加しています。) またリスナーの皆様に、私のこの”冬の旅”の解釈を聴き入れていただければ、私は更なる喜びを感じることができましょう。」

HMV Kollo Winterreise


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コメント 2

ユルシュール

えうりでぃちぇさん、コロの“冬の旅”、先日タワーレコードではじめの五曲だけ試聴しました。第一曲で吹き出しそうになってしまいました。実に個性的な“冬の旅”ですね。
真面目なリート・ファン(!?)の中には怒り出す人もいるかもなあ、と思いましたが、これはこれでとても面白そうです。お値段も手頃、ぜひとも近いうちに購入したいと思います。現在六十七歳のコロさんの声が意外にも(失礼)元気いっぱいだったのも嬉しかったです。
コロ自身のコメントも拝見いたしました。なるほど、こういう解釈は初めて目にしたかも……やはり早く全曲通して聴いてみないと。
by ユルシュール (2004-12-31 19:35) 

euridice

ユルシュール さん、こんにちは。
全曲、お聴きになっての感想、楽しみにしています。
by euridice (2005-01-04 09:07) 

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